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A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
by golden_bear
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忘年会シーズン到来!

本日全ての期末試験が終わり、大変有意義だった2年生の秋学期もほぼ無事終了となりました。 まずは打ち上げ気分に浸りたく、3つ前の記事でネットワークの意義の1つに"理屈じゃ語れない良さ"がある、と書いたことも踏まえて、ここ最近のパーティーの数々(参加したものだけで10日で5回->2日に1回ペース)を紹介します。

12月4日(金) International Consumption Function
中国語の期末試験が終わって一息ついたこの日は、各国の留学生が屋台を出してお国自慢をしあう、International Consumption Funcionでした。昨年我々1年生は日本のアピール: International Consumption Functionに述べたような屋台を出したのですが、今年の1年生はたこ焼き1本に絞って、気合を入れて準備をしました。

2年生としてサポートするため、ということで、たこを調達しに行く手伝いに行きました。今回は、True World Foodsという、全米や欧州の最高級レストランに日韓中から輸入した最高級の食材(主に海産物)を提供している商社の方に、たこを提供していただくことに。
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オークランドの港近くにある事務所でたこを受取りがてら、どんなビジネスをしているかの御話を聞きました。すると、なんと30年前に日本人の方が米国で立ち上げたスタートアップ。競合他社は日本で既に大企業になっていて米国に拠点を持っているところがほとんどだそうですが、こちらは日本人の方がはじめから米国で、それこそ道端の魚行商や露天商のような商売からスタート。それが、今や、生魚を扱う業者としては全米初!HACCPとGRADE Aという、日本でいう経産省と農水省の双方からの品質保証の御墨付きをもらうまでに成長した、立志伝中の企業なのだそうです。

この他にも、「乱獲すべきでない魚の取り扱いをやめてイメージアップを宣伝したレストランが、大幅に売上を落としてしまった:人気のあるマグロやサーモンなどを置けなくなってしまったから」、といった話が聞けました。たまたまこの前日にWalmartのCSRの話を聞いていたので、改めて「環境保護やCSRなど社会的利益の訴求を第一の目的とするのは難しい」と身近に感じることが出来ました。

さて、本番ですが、下記のように日本のたこ焼き屋台は大変存在感のある立派なものでした。
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他にも、1年生の奥様の方で、抹茶クッキーを焼いていた方がいらしたり、
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日本酒は結構好きな外国人が多く、飲みまくって酔っ払っている方がいっぱいいました。
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我々今の2年生が留学生比率39%:約92人に対して、今の1年生は31%:約73人、ということで、当日も何となく(必修試験直前の)1年生よりも(働かなくて良い)2年生が結構好き勝手酔っ払っている印象がありました。各国の1年生の皆様、御疲れ様でした。


12月5日(土) (Holiday Party) Filoli → 元同僚との忘年会
続いて、この土曜日はHoliday PartyというHaasの学生が200人規模で集まるパーティーがあったのですが、私は前職の企業出身者でベイエリア在住の日本人の方々を集めて、忘年会を企画していたため、そちらの方に参加しました。

それに先立って、妻がボランティアをやっているFiloliというナショナル・トラスト(注1)を見に行ってきました。バークレーからは南、サンフランシスコ国際空港とスタンフォード大学の丁度中間地点くらいの山の中にあるこの御屋敷は、150年前のゴールド・ラッシュで一財産築いたイギリスの富豪の方の所有物だったそうで、英国風の大庭園に、まるで欧州の古城のような調度品がいっぱい並べられています。そして、クリスマスのシーズンになると、巨大な屋敷中がクリスマスツリーやその飾り付けで一杯に。この飾り1つ1つが商品で、ボランティアの方々が全てを2ヶ月前から飾り付けているそうです。12月前半の限定期間のみチケット制で公開されているようで、敷地内は多くの子供連れの方々で賑わっていました。
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その後は、忘年会。今回はバークレーとサンノゼ近辺の両方から出席者がいる、ということで、中間のサンフランシスコにある、Fringaleというフランス料理店へ。事前に確認したところ、参加者は10名程度だったのですが、実はこの時期、米国でこの人数の予約を取るのは、ものすごく大変でした。OpenTableという、日本でぐるなびに相当するようなレストラン予約サイトで見たのですが、そもそも10名を受け入れてくれるレストランが全体の1-2割程度しかない。そして、その1-2割がほとんど埋まってしまっている、という大変な状況でしたが、時間を6時開始と早めにして、あとはZagat Surveyでリーズナブルかつ高評価の順に電話を掛けまくる(たとえOpenTable上で埋まっていたとしても)ことで、何とか対応してもらえました。実際、店内は狭めでしたが、値段の割りにとても美味しいフレンチをいただきつつ、非常に個性的なメンバーの面白い話を楽しめました。


12月6日(日) Pac Rim Club Alumni Party
Pac Rim Clubというのは、太平洋に面した国々にゆかりのある人々が年に数回集まるクラブ。中国、台湾、シンガポール出身の留学生ないしは二世三世の米国人の方々が大半を占める、中国語を実践で試す絶好の機会です。場所は、サンフランシスコ空港すぐそばのMillbrae市にある、Hong Kong Flower Lounge。数年前にミシュランの星を取った格安レストラン、ということで、中国人の方でごった返していました。

学生20名程度と卒業生6-7名程度が参加。参加した卒業生の方々は皆、元々東アジア(日本含む)からの留学生だったのに、現在カリフォルニアで働いていて、わざわざ後輩に会いに来ていただけるだけあって、皆様すばらしく面白い方々ばかり。数年後の私も先輩方のように輝いていたい、と凄くやる気の出たランチでした。
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12月9日(水) MPH生の卒業パーティー
バークレーMBAには、MBA/MPHコースという、MBAに加えてPublic Health(公衆衛生)の修士過程を同時に履修する、2年半のコースがあります。このコースは卒業に必要な単位数が大幅に増加して非常に大変ですが、特にここシリコンバレーで医薬バイオ関係を思う存分学べる数少ない大学院として、全世界からとりわけやる気に充ちた優秀な方々が集まっています。

8月に入学し2年半後の12月に卒業する、ということで、この日に日本人でMBA/MPHを卒業される先輩のパーティーが開催されました。大変残念ながら、私自身は6:00-9:30pmの最終授業と丁度重なってしまい、授業後に合流しようとしたものの、うまくタイミングがあわずに、欠席になってしまいました。一方で、私自身もあと半年後には卒業ですので、今後は卒業生同士でずっと交流を続けていきたいと考えています。


12月11日(金) JGRB 忘年会
バークレー日本人大学院生・研究者の会も、今年1月から準備して立ち上げた時から数えて、もうすぐ1年間が経つことになります。今回も師走の忙しい中、しゃぶしゃぶ屋Zabu Zabuにて、41名の方にお集まり頂き、和風の忘年会を開催することができました。
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それにしても、この研究者会、3-4ヶ月の短期滞在しかない方との一期一会あり、半年前に出会った方が以前から進歩を遂げていたり、と、毎回毎回本当に新たな出会い・発見があり、大変驚きます。バークレーという土地およびそこに集まって来る日本人の面白さに本当に感激です。今回も2次会に良い店が確保できなかったり、とまだまだ会運営自体に改善すべき点が一杯ありますので、益々良い会になるよう、在校生に引き継いで行きたい所存です。


12月13日(日) ペルー人の誕生日会
私の住む家族向け学生寮、UC Villege構内の集会場で、同級生のチリ人が誕生日パーティーを開いていました。参加者はなんと50名。うち、6-7割はスペイン語圏の留学生、2-3割は他の地域からの留学生で、非常に多国籍なパーティーになっていました。この集会場は、事前予約をして御酒を飲む申請を警察に届け出れば、夜中12時まで居住者は無料で利用可能。というわけで、特に週末は数ヶ月前から予約で埋まってることもおかしくないのですが、彼は相当気合を入れて準備していたようです。
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なんと、中の軽食やビールにワイン、サングリアなどは全て、彼自身が用意して振舞っていたので、50人の参加者は全員無料。とはいっても、こちらではCOSTCOやTrader Joe'sといった小売店を駆使すれば、ビールは350mlで$1以下、ワインは720mlボトル1本$2-4程度、パンは32個入りで$4以下など、とても安く手に入るので、恐らく彼自身のコストは7-8千円ですんでいる様なイメージです。
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皆残りの試験が1つか2つのみ、あるいは既に試験が終わり帰省や旅行準備をしている状況で、かつ南米人中心でしたので、本当に陽気。明るくなりたい時には、ラテン系の友人とつるむに限ります。


12月14日(月) Walk Off
この日は1年生の必修試験が全て終了した日。そして、それは秋学期の間一緒に過ごしていた1年生のクラスがばらばらになってしまう日。というわけで、クラス対抗で出し物をする大掛かりな飲み会が開かれていました。2年生の私は今回は試験が忙しくパスしましたが、参考までに去年の写真のうち、差し障りのなさそうなものを一部掲載してみます。
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こうして、今週からは冬休み。まわりも皆、続々と帰省に旅行、就職活動に専念する方など、思い思いの冬休みを過ごしていっています。私は、というと、今週後半より10日間ほどマイアミ経由でカリブ海へと旅行、1月頭に1週間ほど日本に帰省し、残りの時間はバークレーで学生最後の冬休みを過ごす予定です。

(注1) SPACE ALCの訳によると、「住民から集められた資金や寄進により、自治体や非営利団体が自然保護や歴史的建造物維持目的で土地や建物の取得をし、管理すること。」だそうです
by golden_bear | 2009-12-15 22:17 | 学校のイベント
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