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A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
by golden_bear
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No Shave November- ひげをそらない1ヶ月

我々のビジネススクールは、チャリティーや非営利活動、CSR(企業の社会的責任)といった分野に強いと言われています。これは、関連する授業の数や教授陣の多さ、活発な学生団体の存在、そして将来の進路に希望する在校生の割合が非常に高いことが裏づけになっていると思います。この現状は、州立大学の公共性や独自性を出そうとした結果なのか、はたまた昔からヒッピーなどのリベラルな文化が残っているためなのか、よくわかりませんが、とにかく風土として根付いている、と思われるイベントがありましたので、1つ紹介します。

その名も、”No Shave November”。これは、11月の1ヶ月間ひげを伸ばし続け、12月1日に他人が好きなように剃ることができる代わりに、剃った人は募金しなければならない、というイベントです。「これは、アメリカでは一般的なことなのか?」と聞いてみたところ、「いや、バークレーでしか見たことが無い」との答えでした。

No Shave November- ひげをそらない1ヶ月_c0174160_18211342.jpg


というわけで、ノミネートした約25名の猛者たち。就職活動が活発になり、イベントや会議などの社交的イベントが目白押しのこの時期にも関わらず、そんなことはお構い無しに伸ばし続けて、ちゃんと一般の方に「このひげは1ヵ月後に剃ってもらうことで、募金するんだ」と説明して回っていました。とはいえ、丸1ヶ月ともなると、流石に脱落する人も多く、この写真のすぐ右に「脱落者リスト」「復活者リスト」の写真ボードも飾られていて、半分くらいの人が行ったり来たりしていました。

ちなみに、自分も含めたアジア系の人は「お互いひげが薄くて参加できないねえ」と言い合っていて、観客に徹していました。また、写真の右上2名は女性ですが、足の毛で参加していたようです。

No Shave November- ひげをそらない1ヶ月_c0174160_1822029.jpg


そして、これが本日の授業直後に取った写真。見て分かるように、何人か生き残った方、既に変な形に剃られている方が同居しながら授業を受けています。残念ながら私は本日の髭剃りパーティーには不参加でしたが、明日皆がどんな顔に剃りあがったのか、楽しみです。

こんな感じで毎日様々な形でチャリティーや公共性を思い出す(?!)工夫が自然となされているのが、うちの学校の一つの特色なのだと思います。
by golden_bear | 2008-12-01 21:11 | 社会・風土
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