A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
by golden_bear
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MBAの成績の使い方 - 出揃った成績を見ての所感

少し前の話ですが、卒業式から1ヶ月ほど経ってようやくすべての成績が出揃い、無事卒業が確定しました。今まで授業の話は書いてきましたが、成績については書いてこなかったので、改めて眺めてみて面白いと思ったところや、高い成績が必要な人へ参考になりそうな話を書いてみます。(ちなみに、本ブログは当然ここのリンク先にあるHaasのルールを元に考察していますが、大学ごとに成績のつけ方は相当違うようですので、ご注意願います)

まず、そもそもMBAにおいて成績って何の役に立つのでしょうか。学部生の成績は、ある意味日本以上に学歴社会の米国では、結構その後の就職や転職・進学に大きく関わります。しかし、MBAの場合、成績が役に立つのかどうかは、完全に人次第のようです。たとえばMBAの成績を利用しそうな場面を思いつくままに並べると、下記のようになります。

○ 卒業要件:Haasの場合は、必要単位数の制限とともに、GPA(注1)が3.0以上無いと卒業できない。
○ 米国の一部の就職先で、GPAが脚切りに使われる、または、選考で重視される場合がある: (例) 金融関係、コンサルティングファーム、Google、一部のスタートアップなど。3.7が目安とされるっぽい。ちなみに、日本ではGoogleは米国と同じ基準ですが、金融・コンサルは米国ほど重視しない模様です。
○ ビジネススクールでPh.D(博士課程)への進学に重視される場合がある: (例) トップ5%の成績が必須、など
○ 社費派遣で問われる場合: (例)「最低3.5くらいのGPAは取って戻って来いよ」、と言われて送り出されるなど。年間、あるいは、昔からMBAを多く派遣している企業では、何かで人事考課に使われる可能性もあるのかもしれません。一方、社費でもこのような条件が全く無いケースもあるようです。
○ 超優秀な場合に、肩書きとして使いたければ使える: (例)ハーバードで上位5%に入ると、そういう人は日本人でまだ数人しか居ないので、肩書きとしてアピールできるでしょう。Haasでも成績優秀者は同様に表彰され公表されるが、使うか使わないかは自分次第でしょう。
○ ネタとして使いたければ使える: (例)ブッシュ元大統領(ハーバードビジネススクール卒)が、「成績がCでも大統領になれる」、と言っている、など

これらは私の場合は卒業要件以外意味が無いものでした。従って私にとっての成績の意味は、下記2つのみとなりました。
(1) 個別の1つ1つの評価: 卒業できそうな限りにおいては、「頑張って良くするもの」、ではなく、「自然体で学んだ結果、その日その時点で、将来使いそうな知識が身についたかどうかを確認する1つの指標」
(2) 全て出揃った時: 「全体を俯瞰して何が言えるか」の意味合いを抽出し、今後の人生に生かす(本日のブログ)

この(1)(2)を考察する前に、「成績は本当に(1)(2)を見る指標として役に立つの?」という疑問があります。そこで、先に成績のつけ方を確認してみます。まずは、成績の分布ですが、ここのHaasのルールによると、
○ 必修科目(卒業に最低必要な51単位中21単位分-Waiveした分)は、相対評価で、A = 15%, A- = 20%, B+ = 30%, B = 20%, B- or below = 15%、となっているらしく、平均が3.3程度になるように厳密に設計されているようです。
○ 選択科目(最低30単位分。Haasの場合は、上限なくいくらでも履修可能)は、明確なルールが無く、教授によりけり。多くの場合、特に答えが1つに定まらない定性的なレポートやチームワークをさせるような場合は、必修科目と同様の分布で平均が3.3になるようにバラけさせているようです。一方、特に資格試験に直結したり「○×」や定量的な点数がはっきりつきやすい授業の場合、絶対評価のみを基準にするケースもあるようです。

従って、必修の成績は絶対的には母集団(Haas)の質次第となりますが、少なくとも異なる科目間で何が良くて何が悪いのか、を見る基準としては使えそうです。逆に選択科目の成績では、他科目同士を比較するよりは、絶対的な評価点を見たほうが良さそうです。そして、どちらのケースでも、指標として下記の問題を含むことは、考慮しておく必要がありそうです。
○ 自他で求める品質精度の違い: 自分の将来にとっては99.9%の点が必要な知識でも、95%できてればAがついてしまうような場合は、たとえAでも今後注意が必要
○ フリーライダーの問題: MBAの授業では多くの場合チームワークとなるので、自分の仕事ができなくても、チームメンバーが良ければ、自分の実力が無くてもよい成績となってしまう可能性が結構ある。この問題はもちろん現実社会でも発生するが、社会人になっても再現性を持って良いチームを形成するスキルをつけられたのか、あるいはチームが悪くても自分に実力があるのか、を切り分けて考える必要があり。
○ 受講生の偏りの問題: たとえば10名以下しか受講しないケースでは、教授も受講生のレベルに講義内容を修正していく。従って、その全員がエキスパートの場合と、その全員が初学者の場合とでは、絶対評価となっていても相対的に良し悪しが出る可能性がある
○ 教授が恣意的すぎる場合: 情に脆い教授は、数十時間かけてものすごい分厚いレポートを出すことで、内容はともかく成績が良くなるケースがある。また、選択科目では、人によって鬼(B-以下の成績を乱発)や仏(Aを乱発)しているケースも、ごくまれにありそうです。

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これらを頭に入れて、改めて私の成績を全て俯瞰してみると、まず一見して、下記のような気づきがありました。

○ そもそも、「このくらいだろう」、と思っていた成績の事前予想(期末試験/レポート後)は、ほとんど外れている
当たったのは、10個に1個くらいで、良くも、悪くも、成績は全然期待通りにならないのです。その理由は、下記に続きます。

○ 自分にとって学びが深いものほど成績は悪く、何にも学んでいないものほど成績が高い
 このブログでも過去に「これは素晴らしい」、「面白い」と書いたような、学びの多い課目ほど、成績は酷いのです。Aだと思っていたものはB+となり、A-かB+位だろう、と思っていたものはBやB-になってしまっています。これは「倫理」の授業のような特殊事情(注2)もありますが、一般に新しい知識を教室内で吸収できたばかりの状態では、実務でやっていた人には全然立ち向かえない、ということを示している気がします。

 反対に、「つまらない」、「期待はずれ」、「聞くだけ時間の無駄」、と思っていた授業は、AやA-になっている傾向が強いです。これは、単純に元々知っていた、ということもありますが、「授業がつまらないとチーム課題で頑張って理解しようとして、実はチームワークの配点が高かったりして楽しんでいるうちに成績が良くなる」、ということも大きい気がしています。やはり元々自分が知っていたり実務で経験していないと、こんな芸当はできないことから、MBAの成績そのものには実務経験の方が反映されやすい気がします。あるいは、私の努力不足が、こういう結果を招いたのでしょう。

○ 選択科目のほうが、必修より成績が良くなりやすい
 多分この一番の理由は厳密に成績のランク付けを管理していないからだと思います。が、周りの学生も、選択科目より必修科目のほうが頑張っていたように見えます。これは、就職活動時期の影響が大きく、最初の1学期目のGPAでインターンで良い所に行けるかどうかは全て決まってしまい、いいインターンができたかどうかが卒業後の就職に大きく響くことを考えれば当然です。逆に、最終学期の成績は、就職活動中に表に出てこない(卒業後の最終GPAを就職に使うような時点では、GPAを重視する就職先はそれほど多くない)。

○ 努力の有無は±1個程度影響する
 今までの記事でも結構、「友人に学んだ」、「チームに学んだ」、と書いていましたが、自分が学んでいるだけでチームメンバーに大して貢献できないような場合では、結局成績は悪く、逆にチームをリードできたような場合には成績は良い。「フリーライダー戦略」は結構見破られてしまうようなのです。また、教授の合意の下で他の人がやらないような難しい企業をあえて選んで分析したケースなど、頑張ったものは報われている印象がある。要は、手抜きは結構見られているし、地道な努力は案外効果的、というイメージです。

○ 英語力の無さは確かに成績を+0.5~1個程度(例:A-⇒B+)押し下げる
 これは致し方ないのですが、やはり数字が入らない組織論やリーダーシップなど、全て文章によるレポートを書く場合など、教授も留学生ということを多少考慮してくれているとはいえ、苦しいケースが多く見えます。さらに、数字が入っていても、授業の発言や議論構成が重視される授業では、AやA-にはなりにくい印象があります。ただし、この影響はあってせいぜい±1段階程度。実際に内容を学べているかどうかの方が、成績に大きな影響を与えるようです。

このような傾向から、日本人の方でどれだけ居るのかどうかわかりませんが、成績を上げる必要がある方は、下記のような方法は有効なのかもしれません。

○ 就職活動のため、最初の学期のGPAが重要な場合: 相対評価の中で人に勝つ、とはどういうことかの基本に立ち返る。敵を知り、己を知った上で、最低人一倍努力をした上で、真っ先にチームに貢献してチームの力を自分のため(英語力不足を補うなど)に使えるようにする。
○ 社費の方等で最終的なGPAを気にする場合: それまでがどんなに酷かろうと、最終学期に自分が元から得意な分野で仏の先生を取り捲ることで、挽回できる可能性がある、

そしてもちろん、成績が必要ではない人は、むしろ上記の逆をして成績を気にしすぎない方が、チームワークの中にも自分の目標を立てて、より有意義なMBA生活を送ることができるように思います。

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最後に、全体を俯瞰しての私自身に対する意味合いです。結局、前職で実務で経験したような内容は、どんなに手を抜いてもAかA-になる傾向が強く、全く面白くないか、面白くても物足りない感じでした。一方、まだ仕事で未経験の分野、それも短期ではなく3年~10年後にやりたくなりそうな分野は、ことごとくB+以下の成績となっていましたが、そちらのほうが大変面白く、学ぶ価値があったと考えています。そして、そもそもこうなったのは、キャリアチェンジャーの最終学期考(前編):興味の無いものこそやるキャリアチェンジャーの最終学期考(後編): 学生のうちの経験で書いたように、自分の転職をイメージした時に、将来有用となるはずの授業ばかりを選択した結果です。このことから、下記が私自身に対するメッセージとなります。

○ 自分が次の就職先に選んだ道は、今後数年の面白さ、やりがいを考えて、正しかったのだと安心して前へ進むことができる。もし前職を続ける前提でMBAに来ていたら、取った授業が物足りない授業ばかり、かつ、良い成績ばかりとなってしまい、ここまで面白いという気分になれなかった気がする。後付ではあるが、MBAに来て転職をするという決断を2-3年前にできたことは、私が今後新たなモチベーションを持って働くために丁度良いタイミングだったと今、心底思えることは、とても幸せなことだと思う。

○ また、もともと必要だが興味の無かった知識や業界・業種への転職に対して、上記のようなことを思えるように自分が変化してきたことも含め、MBAは転職をする心構えのために、自分に十分すぎる時間と題材を与えてくれた。もしMBAに来ないですぐ転職していた場合、何を目標にできただろうか、と想像すると、3年後の将来は全然違うものになってしまうように思える。

○ 一方で、次の就職先に行くにあたっては、現時点の私のスキルは、恐ろしいくらい使い物にならない。絶対評価でA+++位が必要な所でB+以下が並んでいるこの状況は、仮に前職を続けていて同様の成績のMBA生が私の下に入ってきた状況を考えれば、本当にぞっとする。MBAは卒業後の方が全然大変とは、本当に色々な方に言われるが、一刻も早くキャッチアップできるように、スタートダッシュの準備を整えなければならない。ただし、そのキャッチアップは、実務経験に入ってからの方がMBA内でやるより効果的、というか実務経験でなければできない部分も多いので、そうスムーズにできるための準備が重要。

(注1) Graduate Point Average。米国で一般的に用いられる成績の平均点の計算方法で、A=4.0, A-=3.7, B+=3.3, B=3.0, B-=2.7, C+=2.3 などとして、単位数の加重平均を合計したもの

(注2) 一説によると、今後学生に倫理の問題を深刻に考えてもらうために、全員にヒドイ成績をつけた、といううわさもある。
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# by golden_bear | 2010-06-14 23:08 | 学業

加州卒業旅行(6:最終回) LA西側のPacific Coast Highwayドライブ

ディズニーランドまで見たことで、あとはBerkeleyに帰るのみ。ここでは、ロサンゼルスから西にPCH(Pacific Coast Highway)と呼ばれる州道1号線を、国道101号線との分岐点にある街、サン・ルイス・オビスポまでに立ち寄った街や施設について、記録に残しておきます。
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6月7日(月)
○ Getty Villa(地図B)
宿泊させていただいた友人宅を出発し、まず「時間があれば寄ってみたら」と勧められた、Getty Villaと呼ばれる美術館に行ってみる。これは、冬の西海岸ドライブ(2/5) Los Angels観光の記事の時に訪れた、Getty Centerという巨大な美術館の別館に相当します。こちらは、場所が小さいこともあるのか、入場するには予め公式ホームページから会員登録をして、事前予約をしなければなりません。このとき、見学自体は無料で嬉しいのですが、駐車場代が$15かかることに後から気づかされるので、ちょっと損した気分になります。

我々は、開店時間の10amに予約をした後、友人に薦められたとおり、渓谷の美しい道、Topanga Canyon Blvd(地図B)を南下し、PCHと呼ばれる州道1号線に到着。
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左折しLA側に戻ろうとするとすぐ、Getty Villaが見えてきます。入り口がわからずしばらくさまよった挙句、単純にPCHをロスからサンタバーバラに向かう道沿いに入り口があることをようやく発見し、25分遅れで無事に入りました。
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中は、本当にGetty Centerの縮小版という感じで、こちらは館と庭園が綺麗な分、絵画がほとんど無く、彫刻中心の展示となっていました。Getty Centerと比べて小さく、急いでいたこともあって、何が見所かもわからずとりあえず20分くらいで一周して次の目的地に行きました。各種説明ツアーが無料で開かれているので、時間がある方は飛び入りでも参加されると良いのかもしれません。
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○ Camarillo Premium Outlet(地図D)
日本帰国前に、買い忘れたものがあったので、道中のアウトレットモールに寄ってみます。珍しく、ゴルフ専門店のアウトレットなどもそろっていて、充実しています。
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驚いたのは、Giorgio Armaniのアウトレットがあったこと。中を見ると、最低5割引は当たり前、なんと8割引から9割引(!)のコーナーもあります。
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さすがに9割引になるような服は、アルマーニといえどもかなりデザインがしょぼく、誰も買わないような感じでしたが、それにしても定価が20-30万円のものは9割引でも2-3万円だし、8割引だと4-6万円。アウトレットはもちろん、RossやらMarshallsやらの在庫処分専門の店でも、数千円で一流ブランドの服が買えてお釣りが来てしまうここアメリカ。ましてやビバリーヒルズの方たちなど一部の方を除けば、誰もファッションに気を使わない西海岸で、欧州の高級ブランドを売るのは大変なのだなあ、と改めて実感しました。

○ Santa Barbara(地図E)
ここが本日のメイン目的地。小さな高級港町のイメージがある、サンタバーバラの街です。

- ランチ
まずは、一目散にランチに、とても評判の高いFresco Cafeへ。月曜日の昼だというのに、このFresco Cafeのあるショッピングモールは車で一杯だ、と思っていたら、どうやら車を停めている人のほとんどがこのカフェを目的にしていた模様。ほかのお店が可愛そうになってくるくらい、大繁盛していました。
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こんな状況なので、アメリカの店にしては珍しく、早い、旨い、安いの3拍子がそろっていました。ピザやサンドイッチ、スープの味そのものも1つ1つ素晴らしいのですが、店員さんの対応の速さや料理が出てくるまでの時間に、最も感動したカフェでした。
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- ワイナリーめぐり
次に、サンタバーバラと言えば、ワインのラベルにも良く見る地名なので、いくつかワイナリーに寄る事を試みます。と思ったら、月曜日は殆どのワイナリーが休館日で、必然的に3つくらいしか寄ることができなかったのですが。

まず最初に、Carrというワイナリーに寄ると、女性1人で店を仕切る中に、近所のおばちゃんが数名井戸端会議をしている感じ。店員さんにとっては井戸端会議のほうが大事なのか、我々は$10払ってテイスティングしたものの、あまり相手にされず感じ悪し。しかも、1つ1つのワインが、個性が強すぎる味。もちろんほかのワインとは違う、という自己主張が強いのは悪いことではないのでしょうが、個人的には癖が強すぎて飲みたいと思わない味でした。
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次に、サンタバーバラワインの代名詞、Santa Barbara Wineryへ。ここは歴史が古く最大手ということで、対応もしっかりしていましたし、$5で6杯テイスティングできる上にグラスを持って帰ってよい、という大盤振る舞い。白ワイン、特にシャルドネが、美味しかったです。
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最後にすぐその目の前にある、Oreana Wineryにも、立ち寄って見ます。既に相当飲んでいたので、ここではテイスティングはせず見るだけでした。スーパーでよく見る、ニコチャンマークのワイナリーは、ここで作られていたことがわかりました。
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- State Streetと群庁舎
アメリカにはおしゃれな通りが一杯あるのですが、サンタバーバラの海岸から内陸に向かう中心街、State Streetは、とても雰囲気のある素晴らしい道。どこの町にもあるデパートや銀行、チェーン店のファーストフードまでもが、まるでヨーロッパの港町にでも来たかのように、古い独特の建物でいつもと違う外観で出迎えてくれます。
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このState Streetを上りきったところにある群庁舎の時計塔の頂上から、町全体を見下ろせます。景色と空気の良さが、とても気持ち良い空間でした。
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- 大聖堂
さらに、サンタバーバラに初めて宣教師の方が来た頃からある、大聖堂にも行ってみます。古い建物の目の前の芝生にバラ園、そして、丘の上からの海岸線の眺め、という、まさに絵になる景色でした。
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- 海岸
最後にState Streetを逆戻りして、海岸線を少し走ります。このビーチもとても綺麗で、高級リゾートという感じでした。実際、サンタバーバラは何もかも物価が高く、ガソリンも他地域に比べて15%増、ホテルもニューヨークのマンハッタン並みに高かったので、ここでの宿泊を諦めた位です。
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○ UC Santa Barbara
サンタバーバラの中心地から、車で5マイルほど西に行ったところにある、UCSBのキャンパス。カリフォルニアに全部で10個あるUCのキャンパスにも、これでUC Berkeley, UC Davis, UC San Francisco, UCLA, UC Riversideに続き、6つ目の訪問になります。この大学は、青色発光ダイオードを発明した中村修二さんが教鞭を取られている他、Community Collegeという2年制大学が近くにあり、日本人留学生も多い地域なのだそうです。

昨年からここでポスドクをしている友人に、2年ぶりに再開し、キャンパスを案内してもらいました。海岸のすぐ目の前にあり、自然保護区の中にあるキャンパスだそうで、まさに南国の自然に囲まれた、幸せな環境です。1944年に、教育大学(日本でいう学芸大学)がUCに編入されてできた、とのことで、教育全般や、理論物理学、西海岸のIT企業と共同して作ったコンピューターサイエンスの研究所、そして自然を生かした環境工学などが、有名な大学なのだそうです。それにしても、日本が太平洋戦争で悲惨なことになっている1944年に、海の向こうではこんなに幸せな大学が設立されていたなど、当時のアメリカの強さを改めて考えさせられました。
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この大学のすぐそばにあるカフェ、Beach side cafeで、サンタバーバラ名物のシーフードを堪能します。スープ、サラダにパエリアと、地中海料理風の味もさることながら、夕日が海岸に沈んでいく景色が最高のレストラン。初めてお会いした奥様と4人で、お互いの研究分野について熱く語りながらのディナーでした。
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○ Pismo Beach(地図F)
夕食後、地元の人には愛されているらしいPismo Beachという海岸までドライブし、宿泊。旅行最後の夜、ということで、奮発してPismo Lighthouse Suitesという3つ星ホテルの、一番高い部屋を予約(それでもサンタバーバラの一番安い宿より安いのですが)。どんな部屋かと思ったら、ベランダから海岸線が見下ろせる最高の立地、かつ、ベッドルームとバスルームがそれぞれ2つずつあるスイート仕様。しかし、内装はモーテルに毛が生えたくらい程度のものでした。

翌朝、起きたばかりは、どんより曇っていました。これを見て、我々は夜到着で朝出発かつ2人なので、こんなに広々とした景色の良いホテルにしなくても、もっと内装のしっかりしたホテルを選ぶべきだったか、と反省。
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チェックアウトして海岸に出てみます。あまり人は多くないですが、サーフィンをする人、釣りをする人、それぞれ素晴らしいビーチを楽しんでいるようです。
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ここの海岸で有名なSprash Cafeにてブランチを。ここでもパンの中に入ったクラムチャウダーが名物とのことで、3日連続でクラムチャウダーになってしまったのですが、パンはいらないので普通のボウルに入ったものを頼むことに。さすがに専門店かつ名物、と言うことで、3日間に食べた中では、ここのクラムチャウダーが一番美味しかった。値段が安いのもGoodでした。
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○ Sycamore Mineral Springs(地図G)
その後、今回の旅で最後の観光地、シカモア温泉へ。ここは前日の夜に、全く何も予定を立てていなかった最終日に何しようかと考えながら、サン・ルイス・オビスポのワイナリー以外の名物を調べていて、偶然発見したのです。LAの友人から、"Big Surのあたりに良い温泉がある"、と聞いていたその温泉とは別のものですが、この州道1号線の海岸沿いには、実は温泉が一杯出るのかもしれません。
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平日は予約なしでも1人$12.50、休日は要予約で1人$17.50で1時間入れるこの温泉。山の中に20個のブースのようになっている、貸切の家族風呂のスタイル。安全上、1人では入れず、必ず2人以上で入る必要があります。ここはアメリカには珍しく水着を着用しなくてもそのまま日本の温泉のように入ることができます。韓国語での説明が併記されているので、韓国人の方が経営しているのかもしれません。
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湯温度は38度程度とちょっとぬるめですが、森林のなかでそよ風に当たりながら30分ほど漬かっていられるので、とても心地よいです。いまさらながら、米国でこんな風呂に入る幸せを味わい、1週間の疲れを吹き飛ばして、一気にBerkeleyまで帰還しました。
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最後の卒業旅行を無事終えて、感想を下記に。

まず、ブログ内であまり詳細は触れませんでしたが、このカリフォルニアで今頑張っている友人たちの近況に、多大なる刺激を受けたことは、言うまでもありません。貴重な時間を割いていただいて、ガイドや食事、アドバイスや議論をさせて頂いた友人たち、そしてそれに付き合ってくれた私の妻と友人の奥様方にも、この場を借りて本当に感謝します。

次に、テクノロジーの進歩が旅行スタイルに与えた影響について、箇条書きに
- 旅行中毎日デジタル一眼レフが至る所に見られて、これがブログや写真サービスはもちろん、Facebook等のSNSの発展に大きな影響を与えているのだろう、と実感。
- IphoneやGoogle Map, Yelp(日本なら食べログが一番近いが、レストラン以外にもゴルフ場や観光地など、何でも評価とTips(コツ)が載っている)があるこの時代は、予想通り事前に周到な計画をしなくても、行き当たりばったりで柔軟な計画を立てたほうが、いろいろな予期せぬ発見があって面白い。モバイル・インターネットという言葉が叫ばれて久しいが、一番のメリットはやはり旅行中や移動中の人間行動を変えることにあるのでしょう。
- 一方、最近流行の位置情報アプリなども各種入れて試してみたのですが、自分が発信する情報以上にメリットが感じられない現時点では、あまり利用機会も無く、今後どれだけ発展するのかは現時点ではまだわからない、という印象。
- また、Yelpなど「大衆の知」を利用したフィルターがあっても、やはり信頼できる地元の友人からの推薦は、無味乾燥な機械による推薦より、格段に良いことにも気づきました。もちろん、今回のDisneylandのような極端な例を除けば、その友人も元々ネット等の調査をしているケースも多いと思いますが、最終的に「自分に対して友人からフィルターが入る」、ということには、インターネットや機械だけでは絶対に達成できない、人同士の信頼関係のような要素がプラスされるのだろうな、という印象を持ちました。

最後に、とにかく自然・人工にかかわらず、カリフォルニア州のもつ膨大な資産の凄さに圧倒されました。こうして、カリフォルニア州が自分の何番目かの故郷と感じられるようになったことはとても嬉しいことです。今からここカリフォルニアを離れて社会復帰をするにあたり、気力体力ともに充実した状態で望む、良い準備を整えることができたと思います。
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# by golden_bear | 2010-06-08 23:00 | 旅行

加州卒業旅行(5) 玄人が極めたDisneyland

6月6日(日)
この日は1日中ディズニーランドでした。友人がたまたまDisneyに勤めていたため、彼に同行してもらうことで、なんと当日の入場料(1人$100位する)が無料になりました!。というわけで、1日の予定は彼にお任せしたところ、朝9時集合で、終了時間の夜24時まで居ようということに。どんな激しい15時間になるのか、期待と不安が入り乱れます。

朝9時集合なら余裕だろう、と思っていたのですが、ここに1つ落とし穴がありました。朝チェックアウトするときに、普通に車も駐車場から出して、Disneylandの駐車場へ移動しようとしましたが、これは大きな間違いでした。日本と違い、Disneylandのそばには駐車場が全然足りないらしく、案内板の表示すらない。そして、どうにか探し当てて入ろうとすると、1回$14取られた上に、長蛇の列で30分以上かかり、さらにトラムで20分の移動。
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結局、Hiltonからシャトルバスなら3分、徒歩でも10分くらいで着くはずのDisneylandへの移動に、車だとなんと1時間かかってしまいました。9:00集合予定が9:50到着になってしまいました。

そもそもこうなったのは、ホテルで「チェックアウトしたときに駐車場で券を見せて出て」、と言われたため、てっきりDisneylandの駐車場に停めなければならないのか、と思ってしまったからです。しかし、どう見てもDisneylandの駐車場だけでは来場客分全部は間に合わなさそうだし、料金もHiltonの駐車場は1泊$15と、Disneylandに停めたのと変わらないのです。次から車でいらっしゃる方は、是非ホテルの駐車場に停めてシャトルバスで移動することをお勧めします。
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「50分も無駄にして」という感じであせってスタートしましたが、門に入るなりすぐにスペースマウンテンのFastPass(注1)を取りにいきます。取るや否や、一番最新のアトラクション「ファインディング・ニモ」に並びます。以下、午前中に見たアトラクションの寸評です。

○ ファインディング・ニモ: 潜水艦に乗って窓から移動する水中景色を眺める。最初は実物の模型と水流だが、途中からCGを駆使したニモの世界へ。ストーリー、演出とも、いかにもディズニーのアトラクション、という感じだが、実はニモはPixerだった、と後で気づく。
○ ローラーコースター: 名前を失念。ニモのすぐ隣にある古いローラーコースターで、スピードや落差よりもいつ壊れるかの方が怖い、ということで、花やしきを彷彿とさせた。実際、一緒に乗ってるアメリカ人が巨大な上、狭くてぶつかりそうで、怖かった。
○ イッツ・ア・スモール・ワールド: 東京より建物が小さく、外から船に乗るなど、多少の違いあり。最新のディズニーキャラクターを反映させた人形に入れ替えてある分豪華に見える。
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○ シンデレラ城: 城自体が東京と比べ物にならないほど小さいため、中を見るのも並ばずすぐに終われます。細かい時間つぶしに使える通路。
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○ スペース・マウンテン: これは日本のものより全然かっこいい。光の近さと音響が日本より全然すごいので、未だに人気No.1アトラクションであることもうなづけます。

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ここで昼12時。別件の用事があった友人から効率のよい回り方を伝授していただいた上で一旦別れ、Disneylandを出て反対側にあるDisneyland California Adventureというテーマパークに入ります。Californiaという名がつく通り、すべてのアトラクションがカリフォルニアにちなんだものになっていて、もちろん日本では見たこと聞いたことのないものばかりです。ちょうどカリフォルニア縦断卒業旅行をしている我々には感慨深いアトラクションばかりでした。以下、6pmまで見た順に順に記載します。

○ Soarin' Over CaliforniaのFastPassを獲得。
○ 昼食:Pacific Wharf Cafeという、丸いフランスパンをくりぬいた中に、サラダやクラムチャウダーを詰め込んだ美味しい料理を出すお店。もともとサンフランシスコで発明された料理だそうですが、我々は今までこれを食したことが無かったので、ちょうど良い機会でした。
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○ It's Tough to be a bug: 3Dメガネをかけた映画。とはいえ、さすがディズニー。3D映像のみならず、映画館内の仕掛けが大変凝っていて、いすから天井から色々ないたずらをされてしまいます。妻はこれが一番気に入った模様。
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○ Grizzly River RunのFastPassを獲得
○ Tower of Terror: 大きな目立つ仕掛けの割りに、待たずに入れます。ハリウッドのビルがお化けに占領された、ということで、お化け屋敷のつもりで入ると、、、大変な目に遭いました。落下恐怖症の人は行くべきではありません。
○ Soarin' Over California: このアトラクションは素晴らしい。飛行機に乗った感じで吊り上げられながら、目の前のプラネタリウムのような球形大スクリーンに、カリフォルニアの名所が次々と映し出されます。風とクレーンの振動は予想できたのですが、なんと匂いまで映像にシンクロしています。サンフランシスコから始まり、いつも行っているナパのブドウ畑や、つい今週見たヨセミテ、LA、サンディエゴが順に映し出されると、とても感慨深いものでした。
○ Grizzly River Run: これは球形の船が回転しながらラフティング(川下り)をするもの。多少は濡れるんだろうなあ、と思っていたら、全く多少どころではなく、本当に天気予報の台風中継かドリフのコント(古)か、というくらい、やたらめったら水をかけられる。たまたま隣に乗ってた日本人が、「これ日本だったら絶対問題になるよー」と泣き叫んでいましたが、そこまで濡らして体感させるのが、米国流なのだと、昨日のシーワールドに続いて思ったのでした。
○ 観覧車: 本当は大きなジェットコースターCalifornia Screamin'に乗ってみたかったのですが、混んでたのとさっきTower of Terrorで相当懲りた妻が嫌がったので、代わりに観覧車に乗ることに。上から、2010年6月11日(金)オープンの新しいショー、"World of Color"のセットが一覧できました。
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○ ミュージカル「アラジン」: ハリウッドシアター内で、約1時間のアラジンのミュージカルが上映されました。遊園地内の1アトラクションとはいえ、レベル的には劇団四季のミュージカルと大差なく、これだけでも元を取れた気分になります。したがって、良い席を取るため、30分前から長蛇の列になっていました。
○ Pixer パレード: 2006年にDisneyがPixerを買収して、もう4年が経ちますが、このようにPixerブランドのキャラクターのパレードをDisneylandで見れるというのは、目に見えて判りやすい統合効果の一つでしょう。それにしても、ニモに始まり、Mr.Incredible,Bug's Life, Monsters Inc、そして、6月公開予定のToy Story 3と、Pixerのキャラクターは本当にキャラが立っていて、Disneyを相当救っている印象があります。
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夕方6時過ぎに再度友人と合流。California Adventureを抜け出し、
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Disneylandに戻り、
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まだまだアトラクションは続きます。

○ スプラッシュ・マウンテン: またまた濡れました。日本と違って船が1列、かつ、ここはアメリカ。当然のように両サイドからすごい水流で濡れる上、日本よりも中身のストーリーが凝っている気がしました。
○ くまのプーさん: 休憩を兼ねて初めて乗りましたが、日本に比べるとしょぼいそうです。こういう待たずに乗れるアトラクションを、ベンチで5分休憩代わりに使おうとするところが、エキスパートの回り方なのでしょう。
○ ホーンテッド・マンション: この外観は日本より綺麗な洋館という感じですが、中身は全く同じように見えます。
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○ カリブの海賊: これは、日本よりも長く、落ちる回数も多く、全然豪華でした。

その後、ビッグサンダーマウンテンとインディアナ・ジョーンズに乗ろうとするも、両方とも我々の直前に故障して乗れず。故障ってよく起こるものなんですねえ。

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軽くFish & Tipsを食べて、ここからが本日のメインイベント、花火とショーの時間です。花火は9:30pmより、Hondaの提供で行われます。シンデレラ城正面前のベストポイントに、8:45pm頃から陣取ります。陣取っている間に、少し夜のショッピングモールで買い物を。Disney社員が同伴している場合、すべて2割引で買うことができます。
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実際の花火は、予想外にすごくて驚きました。約30分の短い間とはいえ、多分500-1000発くらいは連続であがっていて、しかも音響やレーザー光線など他の要素との絡み、そしてストーリー性があるため、ショーとしては下手な日本の花火大会より豪華に見えます。ちなみに、これだけの数の花火を毎日打ち上げてたら、Hondaの宣伝費ってすごいものになるんじゃないか、と聞いたところ、Hondaは毎年定額のスポンサー料を払っているだけで、この花火自体はDisneyが費用持ち出しでやっているとのこと。いずれにしても、毎日すごい額のお金を入場者を楽しませるために使っているのだなあ、と感心しました。
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と思ったのもつかの間、最後の花火が終わった瞬間、友人がダッシュで次のイマジネーション・ショーの会場に向かいます。予め、「後ろ振り向かないから、はぐれないように。はぐれたら後で電話すること」、と指令が飛んでいたように、一目散に次の目的地に向かいます。途中で係員の人が「走ってはいけません。歩いて!」と叫んでいるのですが、彼は競歩のように走るより早く歩く。しかも、彼だけでなく、周りの数十名が同様にすごい勢いで突進していく様は、これこそがディズニーを支えるコアなファンなんだなあ、と感心しました。

無事、最高の席が確保でき、10:30pmからの最後のショーは、イマジネーション、と名づけられています。このショーは、基本的に噴水が作る水の壁に映し出された映像と、ステージの上のミッキーやその他のキャラクターの動きがリンクして、音と光で観客を魅了する、、、と思っていたら、それ以上のものが一杯出てきました。水の上を豪華客船やら海賊船やらは通過しながら派手なアクションを繰り広げるは、大きな竜が下から飛び出るわ、挙句の果てには湖一面が本物の火の海になって熱い。それでも、最後にはミッキー=正義が勝つ、完全懲悪の大団円で、観客は皆大興奮。このとき、11pmを周っていました。
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正直、Disneyのキャラクターや世界にそこまでファンだったわけではなかったので、少なくとも人生でこんなにDisneyに漬かったのはこれがはじめてです。しかし、一旦漬かってみると、ミッキーやドナルドはじめ、白雪姫、ピーターパン、ダンボ、プーさんなどなど、Disneyのキャラクターは純粋アメリカ製なのに、日本で生まれ育った自分に対しても如何に馴染みが深かったか思い知らされました。これはニモやトイストーリーで育つ未来の子供達にも同じことが言えると思います。そして、このブランドや世界観を果てしなく強めていく意気込みこそ、多角化経営を進める大企業Disneyが、コスト高で儲からないDisneylandを世界中で大事にしている理由と理解しました。こうして、今回エキスパートの友人に連れて行ってもらったことで、如何に今まで自分がディズニーを楽しんでいなかったかを反省し、そこにある奥深い思想と工夫を、色々考えさせられた1日訪問でした。

(注1) 予め人気アトラクションの建物前で登録しておくと、数時間後に優先入場できる券が発券される。これは、1回に1枚しか発券できないが、優先入場できる時間になると、それに乗った乗らないにかかわらず、次のFastpassを発券可能になります。なお、少なくとも米国では、Fastpassの入場可能時間は1時間(例、12時にFastpassを発券すると、2時から3時まで優先搭乗できる券がもらえた)、と記載がされているが、実際にはその1時間を過ぎても使うことができるようです。
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# by golden_bear | 2010-06-06 21:13 | 旅行

加州卒業旅行(4) 素人が訪れたサンディエゴとSeaWorld

土曜日にはサンディエゴのSeaWorld、日曜日にはアナハイムのDisneyland、とカリフォルニアが誇る2つの遊園地を見て回ったので、対比して紹介します。

6月5日(土)
まずはSeaWorld。サンディエゴには、SeaWorldの他にも、San Diego Zooというサファリパークのように動物が放し飼いにされている動物園があり、人によってどちらが良いかは意見が分かれるようです。ただ、私自身は昨年ザンビアで生のサファリを見たこと、および、SeaWorldのシャチとアシカのショーがそれぞれ素晴らしい、という意見があったので、今回はSeaWorldの訪問を取りました。

ちょっと遅めに10時過ぎに着くと、もう駐車場は満杯でした。手に取った1枚紙の説明を見ると、シャチ、イルカ&鳥、アシカ&アザラシなどのショーや、ペンギンはじめ極地方の動物、ラッコ、サメなど様々な動物に餌付けができたり、プレゼンテーションが聞けたりします。そのタイムスケジュールが一日中びっしり詰まっていて、全部見るにはちょうど丸1日かかるようになっています。その中でも、我々が見たものを順に紹介します。

○ シャチショー
名物のシャチ・ショーは、30分前から並ばないと入れない、と言われたので、実際に並び、下から16段目までの「水かぶり席」のど真ん中をキープ。この待ち時間にクイズや前座のショーが繰り広げられていて、待つ人を全く飽きさせないところは、素晴らしい工夫と思いました。そして、ショー開始前に、「軍隊関係の人は立ってください。あなた方は、国を救う英雄です!」と言う紹介がなされると、10人に1人くらいの人が起立し、周りから声援と拍手を受けます。日本ではありえないですが、ここ軍港サンディエゴらしい演出だと思いました。

約25分間のショーは、さすがに名物だけあって、圧巻でした。巨大なシャチが時速30Kmで水槽内を動き回り、飛び回り、観客席に水を掛け捲ります。「水がかかったなどと文句は言わないでください」とあらかじめ説明があったとはいえ、シャチの大きな腕や体が渾身の勢いで観客席に水を浴びせまくるので、びしゃびしゃで大変。我々が陣取った中央正面12列目くらいが一番かかるのか、と思いきや、大きなのは1発しかなく、実は両サイド45°位のところが何十回も強烈な水しぶきを浴びていました。よく考えれば、入った瞬間から何故かその場所は混んでいたので、人気のスポットなのだと思います。
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○ エイへの餌付け
決まった時間に場所に行くと、1回$6で誰でもえさを与えることができます。
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○ イルカへの餌付け
こちらのイルカは、ショーに出る1時間前に、待機場所にて餌付けができるようです。
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○ ラッコの説明
決まった時間に場所に行くと、様々な動物の生態や特徴など、自由な質疑応答を含めて1回30分程度でプレゼンしてもらえます。
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○ ペンギンの説明
そして、驚いたのがペンギン館。外は体感温度で35℃くらいある猛暑の中、この建物の中には氷が敷き詰められていて、暗い南極の中に各種ペンギンがびっしり。見学する我々の方でさえ体感温度5℃くらいで震えるほど寒いので、中でえさをあげたりする係員は全員エスキモーの姿です。ここでは、教授のような詳しそうな方が、30分みっちりペンギンの生態をプレゼンしていました。
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○ 極地方の館
ここも目玉のテーマパーク。約10分くらいの3D振動映画(見なくても良い)を見た後、現れたのはまたもや流氷の世界(しかも屋外)。ここでは、白いジュゴンや白熊など、極地法の珍しい動物を見ることができました。
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○ アシカ&アザラシショー
ここは友人が「シャチより面白かった」と言っていたショー。シャチ以外は10分前に行けば席がある、と言われていたのですが、実際にはシャチより混んでて、危うく席がなくなるところでした。

最初の前座から、テレビのものまねショーが延々と続いていて、観客が大いに沸いています。すると、そのテレビのものまねのまま、ものまねをする役者がアシカやアザラシ、小さなオットセイに次々に変わっていきます。あるアシカは人間と全く同じ動きでダンスをしたと思えば、別のアシカは歌を歌うなど。背景の2階建てのセットはコントのように最大限に利用されたかと思えば、手前のプールで伝統的なボールを運びながらの棒高跳びなども見られます。この笑いの取り方などは、まさにラスベガスで見たようなアメリカのショーそのものをあらわしているようで、大変面白かったです。また、これらすべて手話であわせて解説しているところは、シーワールドのサービスらしいと思いました。
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○ イルカ&小鳥のショー
これは、残念ながら見れなかったショー。入り口で、"イルカショーは人数限定"と書かれてあって、プログラムにも各回の下にブルー、レッド、グリーンと書かれていたのですが、何のことかわからず無視していたら、実はその色のバンドをあらかじめ持った人のみ入場可能、という事でした。私は取り忘れていた上、次の回まで相当時間が空いてしまったため、今回このショーはあきらめることに。

10:30amから3:30pmの5時間ほどの滞在で、多分半分くらいは見て周れたと思います。個人的にはこれでも結構楽しめたので、次にサンディエゴのダウンタウンに向かいます。

Mondo Gelato
一年中温和な気候の西海岸では、Frozen Yogurtという、半分凍ったヨーグルトがソフトクリームのような機械から出てきて、何種類かのヨーグルトに何十種類のトッピングをして、どんな組み合わせでも重さあたりいくら、という量り売りをしているお店が大流行しています。もちろんBerkeleyにも、YogurtlandはじめYogurt Park, Yogurt Harmonyといったどれがどう違うのか判らないヨーグルトやさんだらけなのですが、妻によるとその発祥は南カリフォルニアだそう。暑いサンディエゴのは旨いに違いない、ということで、Frozen Yogurt屋さんを探して見ると、代わりに出てきたのがこのジェラートのお店。

いろんなコンテストで金賞に輝いたとのことで、甘すぎず素材の味が生きている、とても美味しいジェラートでした。すぐそばにサンディエゴ・パドレスの野球場があるため、野球観戦前後にちょうど良いと思いました。

435 10th Ave, (between J St & Island Ave)
San Diego, CA 92101
(619) 955-6300
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○ Fashion Valley Mall
ちょっと時間が余ったので、サンディエゴ中心部にあるGaslamp Quarterという、きれいな町並みをぐるぐるドライブ。(本当は車を停めて歩きたかったが、駐車場が高い&空いてなくて断念)。そのまま空母が停泊している海岸線を少し北に行き、Sea Worldに戻る前に右に曲がると、Fashion Valley Mallという超巨大なショッピングセンターが見えてきます。
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どれくらい巨大かというと、ここにはBloomingdale's, JCPenney, Macy's, Neiman Marcus, Nordstrom, Saks Fifth Avenueといった有名デパートが、1つのモール内にすべてあります。日本で考えると、高島屋、伊勢丹、三越、大丸、松坂屋、その他各電鉄系百貨店が全部1箇所に入ったイメージで、アウトレットではない正規品を安売りしています。もちろん、アップルストアはじめ200を超える専門店も、アメリカや世界を代表するブランドばかり。これだけ並べば、ネットショッピング全盛で大不況の米国西海岸にもお客さんが集まっていて、採算は知りませんが、ある意味すごい販売戦略だ、と感心しました。
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しかし、これだけ店が揃っていても、レコード屋が見当たらない。数年前にTower Recordが倒産し、Virgin Megastoreも少なくとも米国では撤退したようで、米国で生のCDを手にとって眺めて視聴しながら買う、という行為ができる店には、ついに1度も行くことができませんでした。

Super Cocina

さて、夕ご飯ですが、メキシコ国境だから旨いに違いない、と勝手に考え、メキシコ料理を食べに行きました。しかし、美味しいメキシカンで検索して出てくるのは、サンディエゴの東側。いかにも治安が悪そうで、1件目に言った店など英語が全く通じず、回りの雰囲気も険悪だったので何も買わず帰ることに。2件目に寄ったこの店では、英語が通じたので、どうにか食べることはできました。

私は美味しいと思って全部食べたのですが、妻は雰囲気なのか料理なのかが会わなかったようでほとんど残したようです。特に危険な感じはしなかったうえ、とても安かった(それでも他のメキシコ人専門店よりは高い)ので、どうしてもメキシカンが食べたければ、お勧めと思いました。

3627 University Ave
(between 36th St & Cherokee Ave)
San Diego, CA 92104
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この後は、ディズニーランドのあるアナハイムに移動し、ディズニーリゾートすぐ近くのHilton(1泊1部屋$75位で、近隣のホテルでは一番安かった)に泊まりました。ディズニーランド編は、次回にて報告です。
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# by golden_bear | 2010-06-05 22:24 | 旅行

加州卒業旅行(3)JPLとサンディエゴで日本人の技を堪能

ヨセミテ観光の後は、南カリフォルニアで頑張っている友人3人を、順に訪問することになりました。1人目は、1年半前に冬の西海岸ドライブ(2/5) Los Angels観光で、LAを案内して頂き、その翌日、冬の西海岸ドライブ(3/5) Los Angels - Las Vegasにて、Caltechを案内して頂いた方との再会です。

今回は米国籍の方が帯同して頂いたおかげで、なんと妻も一緒にPasadenaにあるJPL(Jet Propulsion Laboratory)の中を見学させて頂きました。
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JPLとは、Caltech(カリフォルニア工科大学)に付属する深宇宙探査の研究所ですが、こちらのリンクにある過去ミッションの一覧からもわかるとおり、NASAが火星や木星はじめ地球から遠く離れた星へ宇宙船や人工衛星を送り込むミッションは、ほぼ全てこちらで行われているものです。詳しくは、Wikipediaの日本語解説ページなども参照に。サンディエゴの話前半とあわせて、書き残してみます。

6月3日(金) 
10amにホテルを出発し南に。全く渋滞もなく、12:30pm頃到着した町Bakersfieldでインド料理を食べる。
Desi Cafe
4837 Panama Lane
Bakersfield, CA 93313
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各種カレーやサラダ、タンドリーチキンは、ビュッフェ形式で取り放題な上、焼きたてのナンがとても美味、かつ安い。
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予定より1時間早く3pmにJPLに到着する。近所のスターバックスで時間をつぶした後、4pmから6pmまで、たっぷり中を見学させていただきました。「写真は撮って良い」とのことでしたので、iPhoneでいくつか撮ったもののうち、機密情報の無さそうなWeb上や映画で公開されているものを、下にも掲載したいと思います。JPLホームページでも一部見ることが可能です。
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最初にビジターセンターで受付を済ました後、入って右側にある、展示室と会議室のビルに行きました。ここでは、JPLが過去数十年に渡って打ち上げてきた衛星や探査機の、実物の一部や模型が展示されていました。
記者会見に使われている会議室
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その両端には期間限定で入れ替わる展示物が置かれているらしく、たとえば、ハッブル望遠鏡の一部
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ボイジャーに書かれた宇宙人が読むための文字
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などが見れたのは、感動ものでした。そして、隣にある最近新装された展示室は、地上局の巨大なパラボラアンテナとそのネットワークの概要や、アポロ計画で持ち帰った月の石の実物などを見ることができました。

次に、オペレーティング・ルームと呼ばれる、JPLが宇宙船や衛星と更新するための地上局を見学させていただきました。大統領など要人が待機する部屋も隣にあって、まさに映画のワンシーンかのよう。
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この中のスクリーンにて、見学者は過去のJPLの偉業に関するビデオも視聴可能でした。(この写真ど真ん中の画面にビデオが流れます。)
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我々は、火星探査ローバーがどのような軌道を通ってどう着陸に成功したか、関連のビデオを、計3本見せていただきました。

さらに、大型のクリーンルームへ。ここでは、来年打ち上げ予定のMars Science Laboratoryをまさに組み立てている最中でした。JAXA内にある建物と、外観、中身、人が働いている雰囲気も、とても似ている印象でした。

最後に、実験棟が2つ入っている部屋を見せていただきました。片方はロボットアームのキャリブレーションを実験中。もう片方では既に打ちあがった火星ローバーが、どうやら岩の上に乗ってしまったようなのですが、その状況を地上で再現してどうすれば脱出できるかを実験している部屋になっていました。

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これらの見学をしながら色々と話を伺う中で、やはり宇宙開発の世界はまず「前人未踏の壁を乗り越え続ける」ための競争に純粋にチャレンジすることで、科学者や技術者のモチベーションが最も高まる世界なんだなあ、という印象を強く受けました。これは例えば、JPLという組織がどのようにミッションおよびプロジェクト全体を計画・設計しているか、という話や、最後のクリーンルームで「送られて来るごく一部の情報のみを頼りに、模型を作って状況をシミュレートしながら実験し、再度指令を出す」という、まさにエンジニアリングの問題解決を目の当たりにした時に、感じたことです。よく1960年代にソ連と米国が激しく月到達合戦を繰り広げた頃が一番宇宙開発が進んだとは言われますが、この研究所には未だその匂いが充満している気がしました。

また、この印象が強烈だったのは、MBAで勉強したMOT(技術経営)やイノベーション論とは、上記の宇宙開発の世界と簡単に相容れないことを同時に実感したからでもあります。MOTでは大抵、「最も売上/利益が大きくなる、世の中で競合他社よりも買ってもらえる技術をどう開発するか」を暗黙の目標におき、「技術的な凄さのみに邁進してしまうと、せっかく良い技術があっても市場に受け入れられず、日の目を見ない」と考えます。一方、宇宙開発、特にJPLのような科学衛星の世界は、売上も利益もありません(コストはある)が、成果は技術的に凄ければ凄いほど日の目を見る傾向があるためです。もちろん、MOTの授業では、このような純粋な科学技術追求が良い商品開発に直結するわけではなく、ではどうするべきか、という観点の理論や事例は、いくつも授業で取り扱われました。しかし、今回米国の最先端の研究所と人を見て、良い研究開発を行う環境構築と、良い商品を世に売るための経営とを両立することは、授業のケースで単純化されたような話ではなく、実際にまとめきることは非常に難しい。だからこそ強力なリーダーシップが求められるのだ、と改めて気づきました。

一方で、予算不足に関しても話題になりました。日本で事業仕分けで宇宙関連事業が削られているのと同様、JPLでもブッシュ政権以来の予算削減が深刻な状況のようです。 欧州で予算が多くなることは直近まず考えられないため、現状で宇宙開発のできる資金、技術、立地、制度の面でも有利な国は、やはり中国とインドになってくるのだろうか、ということも、考えさせられました。

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夜は、コリアンタウンへ。さすがLAのコリアンタウンは規模が大きく、チヂミや冷麺等各種料理の専門店があり、かつ妻の友人の韓国人が言うにはサンフランシスコやオークランドよりも味が良いそうです。
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今回訪れたのは、ミシュランにも載っているParks BBQ
955 S. Vermont Avenue
Los Angeles, CA 90006
213-380-1717
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有名人の写真が何枚も張られている有名店のようです。韓国料理にしてはとてもきれいな内装に、とても高級そうな肉、
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珍しいキムチのチヂミ
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多種多様な前菜
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上品な味のスンドゥブ
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そして冷麺を堪能できました。
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値段も一見高そうですが、量が多めであまり注文しなくて良いので、結局リーズナブルに収まる、良い店でした。

その後は韓国喫茶店へ。夜2時までやってて安い以外は、日本のスターバックスみたいでとてもきれいな雰囲気の良いところでした。ここでは、私と同年代か少し若い研究者の方3名といろいろな話を語りましたが、ビジネスの観点から色々なアドバイスを求められることも多く、MBAを取ったことでおかれた立場のようなものを実感。ともあれ、そこに集まった全員の今後の発展を祈るのでした。


6月4日(土)
翌朝はゴルフ。Scholl Canyonという、パー60のコース。値段は金曜日午前という最も高い時間帯にカート込み$23ととても良心的ですが、崖や高低差のきつい長めのパー3が多く、山の上から遠くにロスの大都市を見下ろせる景色も含めて、とても楽しめました。
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途中テーピングをした足が踏ん張れずにボロボロになったコースもいくつかありましたが、初めてパー4でバーディーが取れたことは満足でした。

昼食後サンディエゴへ移動。ラ・ホーヤという、海岸線沿いの高級住宅街を一通りドライブして堪能した後、日本人経営の有名なSushi Otaへ。
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サンディエゴで一番美味しい寿司だ、と聞いていたのですが、広い店内が満席で人でごった返していることからも、その姿がうかがえます。我々は3日前に予約したため、スムーズに入れましたが、予約なしの人は1時間半待ちだったようです。

一番入り口に近いカウンターに案内されると、なんと目の前で握っておられる方が、創業者の太田さんご本人でした。さっそく、サンディエゴ近海で取れたばかりのウニと甘えびが乗った刺身盛りを注文します。
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この真ん中の海老の頭は、まだ生きたまま足をばたばたさせて動いているのです。ミョウバンで締めていない本当に生のうに、えび、あわび、中とろ、と、すべて最高に新鮮な味でした。「3年間だけ修行のつもりで米国に来てみて、こんなに新鮮でうまいウニが取れることに驚いた。このウニなら、世界で勝負できる、と考えて、一念発起してここで店を出すことにしたのが20年前」と、創業当時のことを語っていただきました。そうこうしているうちに、次に握りセットが来ます。
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これまた、1つ1つのお寿司が程よく握られていて、どれを取っても絶品です。「(アメリカ人があまり食べない)ウニの供給を確保するのは大変なんじゃないですか?」と聞くと、「それは大変。まずウニの出来具合が天候に大きく左右されるし、ウニを取ってくるダイバーの方との信頼関係も重要。この店をやりながら、ダイバーの人も育っていって、何年かしてようやく5段階のうち最高級のウニが安定してうちの店に供給できるようになった。今では、そのウニのダイバーは全米中の最高級店に卸すまでに大きくなって、本音ではあまり他店にこのウニを広めてもらいたくないけど、それでもうちにはとりわけ良いものを卸してくれるよ。サンタバーバラのウニも有名だけど、私はこのサンディエゴのウニの方が好きで、これ1本でやっています。」とのことでした。

最後に、どこかで「カリフォルニアが旨い」と聞いていた、みる貝とえんがわを単品で注文。これまた、塩が聞いていて締まった実が厚く、大変満足な味でした。
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お客さんの大半が外国人でしたが、「最初は地元の日本企業の方がほとんどでしたが、徐々に外国人が増えだして、今では外国人の常連さんがすごく多くなっています。お客さんとの関係には、日本も外国も関係なく、日本の寿司屋でやっている『真心を込める』、といったようなことが、こちらでもとても重要だ、ということに気づかされます」とのことでした。確かに、店員の方のサービスは日本的に至れりつくせり。10名ほどいらっしゃる寿司職人の方々の胸には外国人にも読みやすい名札がついており、カウンターでは半分英語、半分日本語のとても親近感のある会話が繰り広げられていて、とても明るい店内でした。

というわけで、味も景色もさることながら、米国で頑張る研究者達と創業者のエネルギーに圧倒された2日間でした。次は、翌日のサンディエゴ観光と、ディズニーランドの話になります。
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# by golden_bear | 2010-06-04 02:23 | 旅行


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