A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
by golden_bear
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(念のため告知) 11/23 The Berkeley MBA Tokyo Info Session

日本でのHaas Full-time MBAの公式説明会が、2010年11月23日(祝)7:00PMから、東京渋谷のアゴス・ジャパンにて開催されるそうです。

こちらからのサインアップが必要とのことです。

と思ってサインアップページを見てみると、既に満席のようです。もし、今からでもどうしても出席されたい方がいらっしゃる場合は、「断られてからが営業の始まり」ではないですが、その心意気をアドミッションに直接メールして交渉すれば、当日入れてもらえるかもしれませんので、試してみてはいかがでしょうか。

ただし、説明会に出たかどうかが合否へ直接影響することはほとんどないと思います(人によりますが、もしエッセイでこの点をアピールしたければ書ける、という程度)し、下手な書き方をするとアドミッションに悪印象を与える可能性があることは、ご承知ください。

受験生の皆様のご健闘をお祈りします。
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# by golden_bear | 2010-11-14 00:41 | 学校のイベント

ザンビアと日本 - IBD体験記(14)

活動メモ(1) 5/22(金)出発-5/24(日)入国 - IBD体験記(5)の回で述べたように、中国、インド、パキスタン人が事前に発行したビザのコピーを持っていても全く入国できなかったにもかかわらず、日本のパスポートでは何の問題も無くその場でビザが発行され入国が許可された、というところから始まったこのプロジェクト。ザンビア滞在の23日間では、「こんなところにも日本が!」、「日本人で良かった!」と思う瞬間に、2日に1度は遭遇していた気がします。そこで、ザンビアで感じた日本について、大体時系列に沿ってざっくばらんに述べてみます。

○ 自動車
まず、空港を下りると目の前に青色のタクシーが数十台並んでいるのですが、そのほとんどがトヨタのカローラでした。そのタクシーに乗って首都に向かうと、すれ違う車の8割から9割は、日産、ホンダ、マツダ、三菱といった日本車が走っているイメージです。そして、そのままショッピングモールの駐車場に到着すると、外国人滞在者など比較的裕福な人が集まるところではあるのですが、下記のようなステッカーがついているではありませんか。
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見にくいですが、「中尊寺」が貼られたままになっています。翌日、宿にやってきたトラックは、三菱ふそうのものでしたが、上に商店の看板がついたままです。
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下記は昼にショッピングセンターの前まで歩くと、交差点で渋滞している隙に撮った写真です。このように車が停まると物を売られるのは、発展途上国っぽい光景ではありますが、この写真の車も形やエンブレムでBMWやVWと判るもの以外は、ほとんど日本車になっています。ちなみに、上が白、下が青のワゴン車は、乗合バスなのですが、これもトヨタ製か日産製です。
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その後、首都ルサカ周辺で契約した運転手つきの車も、カローラでした。IBD体験記(9) プロジェクト(1)の写真の回で述べたように、この車が初日にいきなりパンクをして、タイヤ交換をしたのですが、
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その時にも例によって「萩原神社」のステッカーが貼られていました。
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このほかにも、サファリのあるMfuweに言った際に乗ったピックアップトラックも、ある東北地方の建設会社が平成19年に実施した車検証が入ったままの寒冷地仕様の車でした。

なんでザンビアで日本車、それも、どうみてもほとんど廃車になっている日本車が流行っているのかは、日本や英国と同様にザンビアが右ハンドルの国であることがあると思います。が、現地の運転手によると「日本車の品質が高い」、そして、「自分の手で部品の交換が行いやすい」からなのだそうです。もちろん、ザンビアにもトヨタやホンダ、BMWやダイムラーの看板を掲げた、正規(?)ディーラーと思われる店はあるのですが、これらの店で修理やメンテナンスを行うのは高いらしく、大抵の場合は自分でやるとのこと。その時、トヨタの車だととても組み付けが行いやすいのだそうです。

うーむ。トヨタ生産方式では製造コスト(時間)低減と品質向上を両立するために、ラインで間違えなく安全に組み立てられるような工程の単純化は勿論、部品の設計にまで製造側の考え方をフィードバックして改善を繰り返しているのは、世に多数出ているトヨタ本で述べられていることなのですが、その取り組みの成果がこんな形でアフリカ人に受けていることには驚きました。ちなみに、「日産もホンダもトヨタと大して変わらないので、やりやすい。三菱は日本車じゃないから、品質も悪いしメンテもしにくいよ」、とおっしゃっておりました。。。

○ ザンビア在住パキスタン人のオフィスにでっかく張ってあったポスター
ザンビア人とは関係ありませんが、どういう意図なのかさっぱりわかりませんが、「アメリカ人の世界」という紙がA3サイズに打ち出されていました。これによると、日本は"Radioactive Area"(放射能汚染地域)だそうです。。。
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道路
主要な幹線道路を走っていると、「この道は日本政府とのプロジェクトで作られました」、「ありがとう、大成建設&清水建設」、という看板が目に付きます。この話を、クライアントのオフィスの人にすると、こんな議論になりました。

「日本人の建設会社が、素晴らしい道を作ってくれたことには、とても感謝している。以前に比べると、幹線道路3本に関しては、非常に快適にドライブができるようになった。しかし、問題は、このプロジェクトでザンビアの国内に何も技術が残らなかったこと。日本政府と建設会社が、設計者とエンジニアを数十人派遣し、ここでの経験と知見を他のアフリカ諸国に持っていった。一方で、ザンビア人を労働者として雇って作ったみたいだけど、雇われたザンビア人は指示通り動いただけで、何も学んでいない。これでは、これ以上自力でよい道を作ることも、今ある道のメンテナンスすらもできない。こういう意味で、道が綺麗になったことには感謝しているけど、もう少し他に方法があったんじゃないか、とも思うよ」

実際、ビクトリアの滝に向かう8時間のドライブで、最初6時間は舗装道路だったけど、最後の2時間分は舗装されていないことが、上記の話の象徴的な部分だったように思います。

○ 在ザンビア日本国領事館
こちらへプロジェクトの情報収集をしたときに、色々話を聞きました。ここに書いて意味がありそうなこととしては
● ザンビアにいる日本人は全部で200人。うち、4割くらいがJICA(注1)の方々で、他には商社やインフラ関係の方々がいらっしゃることが多い
● 日本料理屋はない。韓国料理屋は数件、中国料理屋はいっぱいある。日本料理や食材がほしいときには、ケニアから運んでもらうことになる

○ ザンビア政府(農業省)
訪問したときに、日本国政府が支援しているニュース
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JICAの人が活動しているニュースが、建物内の掲示板に張られていました。
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このように、他国の政府の記事や写真が掲示板に貼られているのは、日本のものだけでした。一緒に訪問したチームメンバーとも、「こうやって国際貢献して、額面どおりそのまま喜ばれる国って、日本くらいかもしれないなあ」という話になりました。たしかに、元宗主国のイギリスや、ザンビア国内でドルが結構使える状況にある米国などが、実際には直接、間接に様々な貢献を行っているのでしょうが、西側諸国は「ボス」であり、全く西側でない日本が支援するからこそ、このような受け止められ方になるのかもしれません。

○ 家電
日本でもかつてコンビニとしてかつて良く看板を見かけた「SPAR」が、欧州資本だけあってザンビア内でもおそらくトップシェアなんだろうな、という感じで、いっぱい店を出しています。そのSPARのチラシ(外国人富裕層向け)を見る機会がありました。
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さすがに1ページ目の食料品や消費財には日本ブランドが入り込む余地は無いのですが、2ページ目からは、左上にKenwood製のなぜかキッチン家電
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3ページ目には日本ブランドは全然目に留まらず、
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4ページ目にようやく、パイオニアやソニーのミニコンポ、キャノンのプリンター、ニコンの1眼レフ、東芝のラップトップとデスクトップPCが出てきました。
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これらを見て、「当然家電などインフラが同じ設計になっている欧州勢の市場の中で、サムソンとLGは強いなあ」、ということと、「日本ブランドの強さは、家電よりも自動車の印象が圧倒的に大きい」、という感想でした。

○ たくましい日本人(1)
前回の記事でサファリの動物の写真を一杯載せましたが、そこで宿泊した"Flatdogs"という宿で、なんとアフリカを1人旅している日本人女性の方にすれ違いました。1-2分しか話す時間が無かったので、詳しい話は聞けなかったのですが、なんでも1-2ヶ月かけてバックパッカーのようにアフリカを東西南北10数カ国旅して周っている最中だそうです。年齢的には20代のように見えたので、就職前の卒業旅行だったのかもしれませんが、日本人1人でもこういう旅行を計画できるのだなあ、と驚きました。

○ たくましい日本人(2)
最後に、IBD体験記(9) プロジェクト(1)の写真の記事中段で頭出しをした、夜にウガンダに国際電話をかけた話です。この時電話をさせていただいた方は、柏田 雄一氏。「ウガンダの父」と呼ばれる日本人の方です。

「ウガンダ 柏田」でGoogle検索すると、ここ(Smileyearth)とか、ここ(JBIC)、あるいはここ(NHKアーカイブス)とかでも幾らでも紹介されており、この人の伝記も出版されていて書店で買うことができます。

出発直前に本来クライアント側がアレンジするはずのインタビュー先を全てこちらでアレンジしなければならなくなったのですが、そのときにそういえば岩波新書の「アフリカ・レポート」の中で、アフリカでTシャツを作っている人の話を読んだなあ、ということを、思い出したのがきっかけでした。この柏田さんにインタビューして意見を伺うことが、プロジェクト・レポート内で「ウガンダでのオーガニックコットンの事例」として、ザンビアと比較して紹介できる、と思い立ち、日本国大使館に行って、電話インタビューのアポ取りをお願いしたのでした。

大変お忙しい中、2回に分けて合計2時間以上、電話で様々な話を伺いました。もちろん目的は私のザンビアプロジェクトに対する意味合いをいただくことだったのですが、本やネットで事前に予習した通りの1960年代に初めてウガンダで事業を開始して下地を作った話、1980年代に内戦で一旦工場を閉めて撤退しなければならなかった話、90年代を経て2000年代に入り再度オーガニックコットンでウガンダでの事業を再開した話。これら柏田さんが50年間何を見てどう判断してきたか、という経験を踏まえて、もちろん一般論としてではありますが、ザンビアプロジェクトに対する実践的な素晴らしいアドバイスをいただけました。そして、それ以上に、人としての学び: 事業を起こして成長・継続させるリーダーとはどうあるべきか、どういう環境を選び取ってどのように生きていくか、という、まさにMBAで学ぶべき最も重要な項目に関して、非常に大きな示唆を頂くことになりました。

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全体を通した印象ですが、ザンビアでは少なくとも煙たがられている中国人などに比べれば想像以上に日本の地位が高く、一時期流行した「ソフト・パワー」の面で日本は既にかなり成功してきているんじゃないか、という印象を持っています。まずはこの点に関して、外務省や国際企業をはじめとして過去数十年の日本人が築き上げてきた海外における「日本ブランド」に対しては、今の世代を生きる1人としてすごく感謝しなければならないのだろう、と思っています。一方、ウガンダの事例ではありますが日本人が頑張っている話もあるように、これだけ良い海外進出環境が整備されていながら、ザンビアに行く前の私がそう出会ったように、日本人のほとんどはそれを知る機会すらないことも改めて感じています。そして、アフリカはおろか、世界に出て行く日本人が減ってきてしまっている、という報道も様々な形で耳にしています。せっかく先人が残した良いインフラが無くなってしまう前に、何とか使い倒せないものかなあ、と感じています。

(注1) 国際協力機構。青年海外協力隊事業をやっている団体
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# by golden_bear | 2010-10-24 23:05 | IBD(ザンビアプロジェクト)

週末旅行(3) ルアングウァ国立公園で見た野生動物達(後編)- IBD体験記(13)

サファリでの野生動物見学、後編として、残りの写真をアップロードしていきます。前編では土曜日6-10amの早朝4時間分から写真をアップしましたが、後編では、土曜日4-8pm、日曜日6-10am、日曜日4-8amの計12時間分の探索からの写真をアップしていきます。

まず土曜日4-8pmの回。車を30秒も走らせると、まだ国立公園に入る全然前、宿舎のすぐ脇にいきなりキリンが。
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午前の回でキリンは見れなかったので、ここでじっくり堪能します。引き続き、今までに見れなかった光景をあげていくと、まずは池のそばの木の上にカメレオンのような爬虫類が見えます。
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続いて、ゾウの親子
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この後、「ライオンがいたぞ」という声を頼りに、道なき道を探し回ります。30分ほど止まらずに探すと、ついに発見。
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まだ寝起きなのか、機嫌の悪そうなネコのように、首をブルブル震わせて眠そうな顔をしています。そんな光景を見つめる、他の見学車の群れ
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1匹だけ、我々車の群れをすごくにらみ続けているメスライオンがいて、まるで番をしているかのようでした。勿論、ライフルを持っている人も緊張していました。
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15分ほどのライオン見学が終わり、キリンの親子を発見
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そうこうしているうちに日も暮れて、ここからは昼光職と赤い色(動物には見えない)のライトを用いての探索となります。こうなると、普通のコンパクト・デジカメでは、全然綺麗に撮れませんが、念のため載せてみます。まずは、この写真左側の切り株の上に、イタチのような小動物がいます。夜の時間帯に良く見る動物なのですが、動きが早く、静止している写真を撮るのに一苦労でした(これでもほとんど写っていないけど)
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次に、これまた夜に結構見かける動物、ハイエナです。動物の死骸を求めてさまよっています。
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夜にしか見えないがそこそこ珍しい、ウサギのような動物
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木の上に、フクロウなのかワシなのか、珍しい鳥が佇んでいます。
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次に、水辺にツルのような鳥。
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先ほどのイタチのような動物と同様、夜の時間帯に良く見るリスのような動物。こちらはもっと動きが早く、撮れてラッキーでした。
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もう一度、白いライトでのハイエナ
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夜になって動き出したカバ。ちなみに、カバはよく人の集落に来て、ぶつかって人を殺す危険な動物なのだそうです。
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こうして、夜の回はあまり写真が取れないものの、昼間とは違う動物が見れて、感激して帰って来る。と、なんと自分のテントの外にカバがうろうろしているではありませんか。急いでテントに帰って、テントが体当たりでつぶされないか、びくびくしながら寝ることになりました。

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翌朝の光景。様々な動物や鳥の声が聞こえる、すがすがしい朝です。
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早速朝6時から4時間の探索。まず最初に出迎えてくれたのは、2匹のインパラでした。
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今回はガイドさんが、一人前ガイドの資格を得るためのテストを兼ねている回だそうで、車を降りて歩きながら、植物や足跡の説明ができるかどうかを試されていました。
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勿論、地面に下りて歩く際には、ライフルを持った護衛がしっかりガードします。
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正直、歩いて動物の近くまでいけるのか、と思っていた我々は、植物や地面に落ちているものの説明ばかりされて、退屈な時間。インド人など、「こんなテストに使われるんなら、金返せ」と言って、次の夜の会をキャンセルするほど腹を立てていましたが、とりあえず幾つか取れた写真を並べておきます。

まずは、フンコロガシがフンを転がして作った巣。小学生のときに読んだシートン動物記を思い出しました。
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続いて、大きな水牛の死骸。
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牙を引っこ抜いて、
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中を見せてくれます。
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各種動物のフンの違いも説明します。
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そして、足跡。この写真の中だけでも、シマウマやインパラなど数種類の動物が通った後があるそうです。
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大体1時間ほどで、徒歩での探索は終了。本当に動物には1回も遭遇しない、平和すぎる時間でした。

気を取り直して車に戻ると、怪我をしてビッコをひいているキリンに遭遇。肌の色も悪く、頭の部分も怪我をしているのか変形していて、可愛そうな姿でした。
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他の動物は大抵既に見たものばかりでしたので、ここでの写真は控えますが、帰り際に橋を渡るところで、運転手が歓声を。「お前たち、またこんなものが見れて、本当に運が良いなあ」、と言って見ると、橋の柵の上に鳥が。
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この先の道端にもう1羽いたのですが、とにかくこの鳥も滅多に見ることのない貴重なものなのだそうです。


昼休みにスネアウェアのレポートを少し進め、最後の探索に写ります。夕方の空も雲も綺麗です。
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この回は鳥が一杯見えました。床に緑が基調の虹色の鳥達
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次に、木の上に群がるワシ
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その後少し暗くなってから、周りを木々に囲まれた草の多い平原で休憩。数種類の草食動物がのんびりすごしています。
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もう少し暗くなり、ワシの群れが旋回して飛び始めると、不吉な雰囲気が漂います。
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そんな中、あるインパラのオス1頭が、メス数頭に対して、手当たり次第に求愛行動を取ろうとしていました。が、メスもそんなに手当たり次第こられるのがいやなのか、次々と拒否。最後に逃げ遅れた一頭も、捕まっても座り込んで動かず、オスは起き上がらせようとするが、メスは踏みとどまる、と、まるでレスリングの試合を見ているかのよう。結局求愛行為は失敗、という光景が見られました。
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すぐに暗くなって、この平原から車を出そうとすると、いきなりライオンを発見。腹をすかせているのか、のっしのっしと歩いていて、我々の車もしばらくはこのライオンを付け回すことになりました。
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先ほどの平原まで下りると、先ほどのインパラの群れを発見。するや否や、狩が始まりました。ライオンが猛ダッシュを始め、遠くでインパラが逃げている光景が見えました。
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どうみてもライオンの方が速いのですが、インパラが2手に分かれて逃げ、ライオンが追わなかった方のインパラが、声を出して陽動しているように聞こえます。それにライオンが一瞬反応した隙に、どうやら追われていた方のインパラも逃げることに成功したようです。

インパラを見失って座り込んだライオンに近づいて、観察します。心なしか痩せている感じで、狩りをしなければ食にありつけない肉食動物の大変さを感じる瞬間でした。
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この後は、何とかまだ夜に見ていない豹を探そうと試みて、豹の鳴き声は聞こえたのですが、ついに目で見ることができず。時間切れでホテルに戻ることになりました。


10pmに戻った後、この最終回に参加しなかったインド人が、スネアウェアプロジェクトのレポートを進めていて、我々の帰宅に合わせて最後の作業分担。レポートを書き上げ、祝杯をあげて、寝たのは夜中1時過ぎでした。

こうして、計16時間のサファリ動物探索が終わりました。こうしてブログに写真をアップすると、改めて「もっと良いカメラを持って来ればよかった」:どんな危険があるかわからず、安物のカメラしかもって行かなかったが、一眼レフを持ってきても全然問題なかった、という反省が感想としてまず出てきます。それはさておき、このビクトリアの滝とサファリの体験は、その後のMBA生活では普通の旅行にあまり興味が無くなってしまったくらい、改めて強烈なものでした。ましてやこれらの体験を共通の課題を与えられた同僚の学生同士で行うことなど、この先の人生ではなかなか望むべくもない。、ザンビア・プロジェクト内の旅行は、今も持っている「今後の人生で旅行に行くときには、家族や友人などのつながりを大事にすることを念頭におき、卒業後に世界中に散らばる同期の友人達と是非再会するようにしよう」という気持ちを、初めて認識した経験と思います。
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# by golden_bear | 2010-10-11 23:24 | IBD(ザンビアプロジェクト)

週末旅行(2) ルアングウァ国立公園で見た野生動物達(前編)- IBD体験記(12)

続いて、もう1つの週末旅行、サファリでの野生動物見学について、あまりに写真の枚数が多かったので前編・後編に分けて写真をアップロードしていきます。

ザンビアといえば、ビクトリアの滝と共に有名なのが、このサファリの野生動物。アフリカと一口に言っても50カ国以上もあり、場所によって気候も風景も様々。実は我々がよく想像するゾウやキリン、ライオンなどの野生動物が見られる地域はそれほど多くなく、現地の人に言わせると「アフリカでサファリで動物を一杯見れるのは、ケニア・タンザニア・ザンビア・ボツワナ」のせいぜい4カ国ぐらいなのだそうです。中でも比較的交通の便が良い入門編のケニアをすっ飛ばしてザンビアに来たのだから、しっかり見とかなければ、ということで、2009年6月12日(金)の夜から、15日(月)の早朝まで、週末を丸々サファリで過ごすことになりました。

お世話になった宿は、Flatdogsという、国立公園の入り口すぐ脇にある最も有名なキャンプ場。2週間前からネットで仮予約をして、2日前に電話で本予約を伝えて取りました。
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一応世界中の富裕層よりの旅行者が宿泊するリゾート型のキャンプ場なのですが、着いたのが夜中だったので、フロントから人が出てこず手続きにも相当手間取って40分くらいかかるのがアフリカ・クオリティ。待っていると、「構内全ての動物は野生。ゾウは危険」の看板。
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ようやく手続きが終わり、まずは綿花プロジェクトの全てのインタビューを終えたことを祝してバーで乾杯します。
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2次会は別のバーへ移動
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翌朝は朝6時から10時までの丸4時間、早速サファリツアーに出かけることになります。ここFlatdogsからは、1日2回、6-10amと、4-8pmの2回のツアーが開催されています。午前中なら昼に強い動物、夕方の回は夜行性の動物が一杯見れます。ライオンなどが狩りをする場面を見れる可能性が高い分、夕方の回の方がお勧めのようです。
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他の宿に宿泊した場合は乗用車やバンで周るツアーもあるようですが、ここFlatdogsでは、運転手とライフルを持った護衛の2人の添乗員をつけてオープンカーで見学しに行くスタイル。ちなみに、この車はトヨタのランドクルーザーを改造したもののようです。
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オープンカーからは、前方にはこのような景色が見えます。2人の添乗員のうち、主に運転手が走りながらバスガイドさんのようにずっと色々な薀蓄を披露してくれます。

宿から5分ほど進むと、すぐに国立公園の入管管理局で、1日入場許可を取ります。ちなみに、このツアーそのもののトータルコストとして、確かツアー代1回$40/人+国立公園入場料$25/人/日+後ほど紹介するテントの宿泊料$40/人/日程度でした(うろ覚えなので違うかもしれません)
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10分くらいで入場許可をいただくと、橋を渡っていよいよサファリへ。その前に、この大河でカヌーから魚釣りをしている2人が目に付きました。
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橋の反対側を見渡すと、朝日がまぶしくて綺麗です。
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橋を渡るとすぐに見えた一番最初の動物は、バッファローでした。まだ寝ているようです。
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かっこいい、と思っていると、なにやら運転席と後部がやたら騒がしくなった。アクセル全開で急にどこかに向かいだしたと思うと、数台の車が止まっているところに。そこでよく見ると、綺麗なまだら模様の豹がいるではありませんか。
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「お前さんたち、午前中の回で豹が見れるなんて、1ヶ月に1度あるかないかの非常な幸運だ!普通は夜の回に赤いライトを当てて見るため、こんなに模様が綺麗に見えることは本当に滅多に無い。これが見れただけでも、今回の元が取れたよ!」と、運転手の方が興奮して話していました。
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以後は、豹に比べると珍しくない毎回見られる動物達が続きます。まずは、インパラの群れ。角があるのがオス、無いのがメスです。
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次に、プク、という動物になります。インパラとそっくりで、最初は見分けがつかないのですが、よく見るとちょっと違います。
- 外観: 後ろから見て、太ももに黒い線があり足が細いのがインパラ、黒い線が無く足が太いのがプク
- 歩き方: インパラは鹿のように前足2本立ち→後ろ足2本立ちという感じで、飛び跳ねるような感じで進むが、プクは猫のように右、左、右、左と歩く
インパラはアフリカのサファリ全体にいるのですが、プクはこのザンビア近郊にしかいないのだそうです。
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カバの死骸。結構落ちています。
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名前は忘れましたが、サルです。よく木に登っています
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遠くにゾウが見えました
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バッファローの群れ
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川の中に見えるのはカバです
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先ほどのサルの親子
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ミズイノシシ。匂いが臭い
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シマウマ。はじめて遭遇したときはこの写真のように1匹だけでしたが、以後群れで見かけることが多い動物でした
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ここまでで2時間ほど経ち、朝8時ごろになったので、15分ほどの休憩。サファリに下りて、軽食を取ります。ちなみに、この軽食はツアー代に込みですが、ビールを頼んだ場合は別料金です。
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休憩が終わったあとすぐに、またガイドの人が大興奮し始めます。「ワイルドドッグがいるぞ!」。慎重に追って、写真を撮ります。親子なのか、夫婦なのか、2匹で歩いていました。
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ワイルドドッグとはじめて聴いた時には、単なる斑模様の雑種犬のように見えたのですが、ガイドさんによると「昔はアフリカに一杯いたのに乱獲されて、いまは世界に100匹いるかいないか、といわれている、絶滅危惧種。ザンビア人にとっては、とても重要な動物なんだ。私もガイドになって1年半、毎日サファリに出ているが、見たのはこれで2回目だよ。お前らはなんて運がいいんだ」。そう言われて見ると、すごく貴重なものを見ている気になりました。
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この後はもう日が昇りきって、夜行性の動物は昼寝の時間。ほとんど姿を現さなくなります。それでも、車を走らせていると、たまに動物の群れに遭遇します。

遠くに見えるゾウ
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シマウマの群れ
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フラミンゴのような水鳥
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この湖沿いには、我々が宿泊したのとは別のコテージが並んでいます。
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そのすぐ脇に、クロコダイルが寝ていました、、、。この9ヵ月後にハワイでトリビアクイズがあった時に、「世界で一番人を殺している動物は何か」というクイズがあったのですが、その答えがクロコダイル。こんなコテージのすぐそばに何匹か見えたところが、アフリカっぽいなと思いました。
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こうして朝6時発のツアーが、10時過ぎに終了。宿に戻ると、昨日は寝るだけで全く見えなかったテントがようやく見れました。
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我々はこの川沿いの2人用テントに宿泊。宿泊だけなら1泊1人$40程度です。
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テントとはいえ、中にはベッドがあります。さすが欧米人観光客向けの宿。
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ドアの奥を開けると、シャワーとバスルームが完備されています。
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屋外の水周りということで、カエルが一杯いるのですが、トイレの水を流して見たときに、なんと水と一緒に大きなカエルが流れ出てきて、おぼれそうになってもがいていたことには、大変驚きました。
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我々のテント以外にも、キャンピングカータイプや、
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木の上のドームテントタイプの宿泊場があります。
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そして、昼食の時間に敷地内のレストランに歩いていくと、なんとゾウがゆっくり我々に向かっているではありませんか。少なくともこの敷地内に、3-4匹のゾウが放し飼いにされているようです。夜寝るときに、ゾウにテントが壊されないか、とても恐怖を感じながら寝たことを覚えています。
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どうにかこうにかレストランに辿り着き、
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昼食を食べます。インド料理を頼んでおけば間違いなく、味はなかなかです。
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そのままレストランでSnarewearマーケティングプランのミーティングと作業を実施。16:00-20:00の、夜の部のツアーに備えます(後編に続く)
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# by golden_bear | 2010-10-09 14:55 | IBD(ザンビアプロジェクト)

週末旅行(1) ビクトリア滝とジンバブエ国境 -IBD体験記(11)

IBDの醍醐味は、単純に発展途上国でのコンサルティング・プロジェクトのみではなく、普段はなかなかできないような観光にもあります。現地期間は丸3週間と決められているのですが、その前後に多少足を伸ばして他国に寄ったりすることは、本人の自由。大半がアフリカや南米のプロジェクトである中、早めに出発して経由地のヨーロッパや中米の国々などで2-3日間観光したりする方が多いようです。

一方、このプロジェクト中の週末の過ごし方は、一応クライアントから旅費滞在費をいただいて最終成果物を出さなければならない以上、忙しく過ごすことが多いようです。チームによりけりなのですが、何カ国にもまたがるプロジェクトの人は週末を移動日に宛てたり、はたまた土日とも朝から晩まで仕事をしなければならないケースも少なくないようでした。

私のいたチームの場合は、全員がアジア出身の私費貧乏学生ということもあり、プロジェクト前後に余計な追加滞在を入れることは一切ありませんでした。出発前はテストやら何やらで忙しかったこともありましたが、それよりプロジェクト終了後全員すぐに世界中でインターンが始まることと、母国で受講している米国人と違ってMBAそのものが2年間の高額な旅行のようなものでしたので、さらに高いお金を払って追加の旅行をしたいと言う人がチームから出てこなかった要因が大きかったのだと思います。

その一方で、滞在中の週末は思う存分旅行につぎ込みました。何しろ、現地クライアントのサポートをあまり受けれず「勝手にやってくれ」という形になったため、宿も移動も含めて全てのロジは我々が限られた予算内で自由に設定して良かったのです。そこで、第1週の週末はビクトリアの滝のあるリビングストーンへ、第2週の週末は、Misojiのロッジすぐそばのサファリ(野生動物が一杯いる国立公園)に行くことになりました。本日は、リビングストーンについて、写真を貼っていきます。

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まずは、金曜日の夜に、首都ルサカからビクトリアの滝のあるリビングストーンへバスで移動します。飛行機で1時間で行っても良かったのですが、片道$300もするので却下。一方一日2本出ているバスだと、80,000KWa(約$16)だけど、8時間かかります。ちなみに、飛行機ではUS$表記しかなく、現地人はこんな大金払えないのだと思います。

さらに、バスによってはエアコンが無く、窓を開けると砂埃が舞うものもある。というわけで、もはや全く仕事をする気が無いパキスタン人は、一足早く昼12時出発のエアコン付バスで快適に夜8時に到着。残った我々3人は6時ごろまで仕事をし、7時出発のエアコン無し&ぎゅうぎゅう詰めのバスに乗ることに。
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最初の6時間は日本の建設会社がODAで作った素晴らしく舗装された道だったのですが、それでも狭くて手足の身動きがとれず、右隣の中国人の上では大音量のスピーカーで延々と音楽がかかり、私の髪は後ろの子供に何回も引っ張られる。
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最後の2時間は全く舗装されなていないガタガタ道で、左隣のインド人の上にはバッグが落っこちてくる。午前3時に現地に着いた時にはもうヘトヘトで、特にこのバス旅は女性には全くお勧めできないものでした。

バスから降りた瞬間にタクシー運転手の大群が鬼のように群がって来ましたが、現地メンバーが元々手配してくれていたタクシーにすばやく乗り込み、宿へ向かいます。ちなみに現地メンバーとは、元々マダガスカルでプロジェクトを行うはずだったチームが、当地の政情不安により行けなくなってしまったので、このリビングストーンで別のプロジェクトをやっていたのです。4人1組の部屋の中は、こんな感じで蚊帳が既に用意されていました。
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朝9時過ぎに起きてホテルの外観。
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小さなサルが一杯歩いていて、
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大河ザンベジ川のほとりで朝食をとります。
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このレストランからは船着場が見え、
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遠くにはパラグライダーで飛ぶ人(写真には写らなかった)や、ビクトリアの滝の水しぶきが見える、素晴らしい環境です。
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次に、朝10時に昨日のタクシーの運転手を丸1日雇って、ビクトリア観光。ちなみに、4人で1日ガイドつきタクシーを雇って$70程度でした。滝の入り口で、入園料$10程度を払って中に入ります。
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とすぐに見えてくるのが、この滝の風景。入り口から圧倒されます。
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1-2分歩くと、ポンチョと長靴をレンタルしているところに着きます。
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着替えて記念撮影をしたり、
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近くの虹の写真を撮っているうちは余裕だったのですが、
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滝が近づくにつれてすぐに強烈な水しぶきの中に入ることになり、カメラを使えないのはもちろん、泣きたくなるくらい大量の水を浴びる羽目に。滝と並行してかかる橋を渡って、
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離れ小島のようなところに着くと、こんな感じになります。
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もはやうまく写真にも撮れないのですが、この離れ小島から見る滝の雄大さには感動でした。
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離れ小島の最先端から、帰還ルートとして滝の見えない側へ足をすすめると、ジンバブエとザンビアの国境にまたがる橋が見えてきます。
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先ほどの大量の水を浴びる橋を逆戻りして、ポンチョを返却して、今度は滝の上流側へ歩いていきます。すると、このビクトリアの滝を発見した英国の探検家、リビングストーン氏の銅像がありました。
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滝の真横から、滝つぼを覗くところはあまり見えないのですが、その代わり綺麗な虹が幾つも何重にもかかっています。
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このビクトリアの滝の豊富な水量を提供する、ザンベジ川の広さに感動し、
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しばし時を忘れて佇みます。
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入り口に戻って、これで観光は終わりか、と思ったら、ガイドの人に「20-30分ほど歩いたら、滝つぼまで降りれるけど、どうする?」と言われたので、行ってみることに。最初から急斜面の山道を降りていくと、
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周りの樹木が広葉樹や針葉樹から、ジャングルのようにシダや熱帯雨林のように代わっていき、自然の面白さ、雄大さに驚きます。
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途中からは、インディー・ジョーンズのように、川の中を進んでいくことになり、足とズボンはびしょ濡れになります。
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こうして辿り着いた滝つぼから見た、ジンバブエ国境の橋です。
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この橋のど真ん中から、5分に1人くらい、バンジージャンプで人が降りてきます。私はジンバブエ製のロープってやばいんじゃないか、と思い怖くて挑戦できなかったのですが、パキスタン人と別チームの韓国人は楽しんでいたようです。
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ちなみに、滝の方面はこんな感じで一面水しぶきで、コンデジではうまく撮れませんでした。つくづく一眼レフを持ってくれば良かったと反省します。また、この急流は季節が良ければラフティングでくだることもできるそうです。我々が訪問したときは水量が多すぎてラフティングの船が出ていませんでしたが、実際経験した人によると、「人生最高の観光経験」なのだそうです。
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滝つぼで唯一出会ったアメリカ人の若者が、なんとUCバークレーの出身。思わず"Go Bears"と叫んで喜び合います。その彼もつれて、帰りもまたジャングルの中を通っていきます。
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こうしてようやく全ての滝観光が終わって、外に出ると、遠くにシマウマや鹿など野生草食動物が見えます。
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そこに近づいていくと、土産物屋の一群が。その前で木琴のような楽器を演奏しているお爺さんがいたので、眺めて写真を撮ります。
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すると、演奏終了後にすごい剣幕で近寄ってきて、「お前は聴いたうえに写真まで撮ったのだから、金をよこせ」と脅されます。仕方なく$1を払うことになりました。

このおじいさんの裏側にあるショッピング・モール(?)に入ると、商魂たくましいザンビア人が、あの手この手でお土産を売りつけようとします。「あなた日本人ね。ナカスカという男を私はよく知っているよ。ところで、私の弟は日本の大ファンで、何か日本の記念になるものもってたらくれないか?」(JALの機内で貰ったビニール袋をあげる)「おお、これはいい記念ね。弟は大変喜ぶよ。代わりに、弟が作ったこの置物達を、格安にしてあげるよ。通常1個$40のところを$20でどう?」、、、という感じで、相手から物を貰ってそのお返しに割引して物を売りつける、という新たな交渉術を試されたのでした。これに感心したのと、ナカスカなんて珍しい日本名を知っていたことから、この店から買ってやろうと思い、ギリギリまで色々な条件をつけていきます。すると、他にも4つくらいの商品がついて合計$15となったので、最初の置物は元々$40だったのが$4くらいにまで値下がりしたことになります。

その、おまけでつけてくれたお土産の1つに、ジンバブエ・ドル札がありました。この国境をまたいですぐのところにあるジンバブエは、元々アフリカの中でも最も発展した優良国だったのですが、今のムカベ大統領になり、隣国南アフリカのように黒人の権利を主張し始めて白人を迫害し始めてから、国の統治がおかしくなっていったそうで、丁度私が訪問した2009年5月は、ハイパーインフレの真っ只中でした。頂いたお金は、下記のように$100,000,000,000,000、$50,000,000,000,000、$10,000,000,000,000、$50,000,000,000の4種。
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一気に大富豪になった気分を味わえましたが、お金の価値としては全く無いらしく、観光土産の定番になっていました。もちろん店頭では、最初はこれを1枚$20位で店頭で売っているのですが、最終的には無料(他の土産のおまけ)まで値段が下がりました。

こういう経験をすると、「いったいジンバブエでは何が起こっているのだろうか」と気になるのが人の常。そこで、タクシーの運転手に頼んで、ジンバブエ国境まで行くことに。先ほどの写真の橋の両端に、入国管理局があり、そこで手続きをすると、橋を渡った反対側の入国管理局までは、ビザ無しで歩いていくことができます。
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この橋の中央からバンジージャンプの発射台があるのですが、そこからの眺めも、また壮大でした。
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が、ここではあまりゆとりを持って景色を眺めることはできず。先ほど土産を買って袋を持って歩いているものだから、20人くらいに囲まれて、「貧しいジンバブエ人を救うために買ってくれ」「ジンバブエで俺の家族が死にそうなんだ。買ってくれ」、、、と声をかけ続けられます。しかし、ジンバブエ人とザンビア人は多少感じが違うので、ジンバブエと言いつつ売っているのは全てザンビア人に見えたため、無視して買わないようにしました。実際、橋を渡りきってジンバブエ側まで歩くと、ジンバブエ領内で商売ができないのか、彼らはついてこれないのでした。
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ジンバブエ側につくと、今度は本当にザンビア側で物資を購入しジンバブエに戻っていく貧しそうな人々の姿が多数目に付きます。なんとも複雑な気分になりました。
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1日の観光を終え、ホテルに戻ると、別チームのHaasの友人達と合流し、久しぶりの再開を船の上で祝います。
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このクルーズは大体1時間半。途中ワニが見えたり、
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夕日が落ちる中を、
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このまさに「ミス・ザンビア酒場女」という感じの陽気なガイドさんが盛り上げて説明していく、至福の一時でした。
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ちなみに、この船の上でも、今度はインターンシップをしに来ている、というUC Berkeleyの学部生女子2人と出会いました。言われてみると、この船に乗っているような白人は、全員バークレーという土地・大学を知っていて、世界中で活躍するUC Berkeleyブランドの強さに、またまた驚いたのでした。

こんな素晴らしい経験と再開、美味しい料理を堪能し、ホテルについた後も延々とバーで2次会、そして外のクラブに行き3次会と飲み続けることに。。。


翌日の日曜日は超二日酔いで、とりあえず近所の爬虫類園を観光。残念ながらカメラのバッテリーが切れて写真は無いのですが、巨大なワニが放し飼いにされていて、猛毒コブラの数々、さらに蛇を首に巻いたりする。これが日本やアメリカならあまり怖がらずに見学できるのですが、何しろ場所がザンビアなので、「安全」=大丈夫なのかどうかわからず、おっかなびっくりの見学でした。ちなみに、プロジェクト初日に最初にインタビューをしにいった農業訓練場で道端にいた蛇、何も考えずに近寄って観察して写真を撮ったりしたのですが、その写真をガイドに見せたところ、実は猛毒を持っていてかまれると24時間以内に死亡する危険な蛇だったのだそうです。

そんなこんなで、午後2時のバス発車時刻に集合し、また8時間かけて首都ルサカに戻りました。今度は真昼で暑くて死にそうで、改めて特に女性は飛行機で来たほうが良いなと思いました。ちなみに、ビクトリアの滝を見に行くだけなら、南アのヨハネスブルクやケニアのナイロビなど、外国の空港から直行便で行くこともできるため、空港自体は首都ルサカのものより便数が多いのだそうです。

このように一生のうちに滅多に行くことのできないビクトリアの滝を、同級生12人と堪能できるとは、本当にMBAのハイライト。これだけでもMBAに来て良かったと思える、まさに感無量の瞬間でした。そして、この久しぶりに丸2-3日間ずっとハイテンションな気分を、翌週末のサファリ観光でもまた一味違う形で味わうことになるとは、この時にはまだ想像がつかないことなのでした(次回へ続く)。
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# by golden_bear | 2010-09-05 00:19 | IBD(ザンビアプロジェクト)


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