A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
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南カリブ海クルーズ(番外編)マイアミ:キーウエストと中華料理とTips

12月27日(日)午前8時、無事9泊10日のクルーズを終え、マイアミ港に帰還しました。このまま午後の飛行機で帰ることも出来たのですが、船が遅れた場合のリスクなどを考え(実際には全くなさそうですが)、またマイアミ観光もしたかったので、1泊多めに取っておいたのです。

寄港直後にiPhoneでメールを確認。このとき、出発直前にある代理店にお願いしていたレンタカーの予約が確約していたことが分かったので、それを使って、日帰りでキーウエストに行ってきました。
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キーウエスト、というのは、フロリダ半島から南西にある、アメリカ合衆国本土(ハワイ・アラスカを除く)最南端の都市。マイアミからは、"Overseas Highway"と呼ばれる国道1号線をひたすら南西に150マイルほど突き進むとたどり着けます。珊瑚礁の上にかかる橋の数々を眺めながら進む、このドライブ・コースは、米国で最も美しいハイウェイと呼ばれているのだそうです。

これまでに紹介した他のカリブ海の島々に比べると、キーウエストは有名な観光地ですので、ここではあまり多くは語らず、写真を下にならべた上で、夕食のレストラン、および、ロジを中心とした細かい学びを、最後に紹介します。

まずは、この国道1号線、すぐに始まるのか、と思いきや、地図でも分かるのですが海の上の道が始まるのは出発から1時間以上走った頃。じらされた後にようやく出てくる、この海の上の橋を走り続けるのは、それだけでも気分爽快です。
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両側は最初にマングローブ、次に珊瑚礁が続いていて、このあたりが海と陸の丁度境界にあることを思い知らされます
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丁度出発から3時間ほど経ち、2/3ほど進んだところにある、有名な7マイル橋
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となりの旧橋は散歩ができるようです。
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この長い橋を超えると、左右の珊瑚礁もだんだんと湿地帯や小島のようになってきて、終点が近いことをうかがわせます。
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この片道3時間半程度の旅ですが、途中には様々な小さな町やリゾート地、国立公園などが途中にが溢れていて、飽きさせません。例えば、このような綺麗な別荘地も数分に1回見かけます。
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そして、人々も。魚釣りをしていたり、
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ジェットスキーをしていたり、本当に綺麗な眺めです。
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そんなこんなで、10時前に出発後、途中30分程度の昼食休憩を入れながら、午後1時半頃には、終着地、キーウエストの町に到着。道が小島を1周していたのは分かっていたので、突き当たりT字路を右に曲がってしばらく行くと、市営マリーナが見えてきました。
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その後も最西端を目指して飛行場の方に突き進むと、高級住宅街が並んでいました。
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車でいける最西端まで到着したのですが、何もなく止まっている余裕もなかったので、そのまま島を一周している道なりに反対側へ。すると、シェラトン・リゾートとその前に綺麗な海岸が広がっています。
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こうして、3時になる前にキーウエストを出発し、来た道を戻る。1本道ですが、あまり混んでいるわけでもなく、快調に飛ばしていきます。

夕方6時前にマイアミの最南端に到着。その後夕食をどうしようか考えながら、助手席の妻にiPhoneのYelp(日本で言う食べログのようなサイト)で色々検索してもらい、向かった先は、Lung Gong Restaulant Miamiという中華料理屋さん。世界各国の料理が出てくる9泊10日のクルーズとはいえ、アジア料理は何故か種類が豊富ではなく、中華料理に餓えていたのです。その飢えを晴らすべく、さほど高くなく、かといって治安の悪いマイアミの夜に安すぎるところに行くのもなんなので、$$のお店の中から選んで行ってみました。

料理は文句なく美味しい。最初に頼んだ最も基本の坦々麺は、$4少々なのに、この汁無しで
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混ぜると本当に本物の味、という感じがしてきます。
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追加で頼んだ小籠包も、有名店の味とは違いますが、これはこれでしっかり素材と肉汁の旨みを生かした満足の味
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そして、最後の海鮮麺は、長崎ちゃんぽんのような味がして、蟹がカニカマだったことを除けば、個人的には大満足。
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このお店をわざわざ取り上げたのは、店員さんの1人が大阪生まれの中国人。かつて中日でピッチャーをやっていた某選手の弟さんだそうなのです。彼自身も野球をやっていて、阪神⇒ヤンキースの井川とは幼馴染だとか。そんなこんなで、日本人の我々には大層サービスが手厚く、とても気分良く食べれました。

一方、我々ばかりに注文したものが届くので、もう我々が食べ終わりそうな頃に、我々より先に入店した周りのお客さんには、まだ最初の御茶すら出てなくて、大ブーイングが起こっていました。中国人のサービスに対する考え方がの一面を見た、楽しい夜でした。

この後、港近くのホテルで一泊。姉妹がハチャメチャ芸能人になっている有名チェーンの3.5つ星ホテルでしたが、この日は何故か2人で1泊$80で泊まれる、という格安で、かつこのように眺めの良い部屋を割り当てられて大満足です。
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最後に、細かいですが、マイアミでレンタカーを借りて旅行する際の、幾つかのTipsです。
○ この時期のレンタカーは高いが、良く探せば安いところがある: 我々は2週間前の12月14日頃からレンタカーを探し出しましたが、大手レンタカーに直接頼むと、クリスマスシーズンのため、一番安くても1日$120-130。マイアミの通常価格は、最低$19くらいからあるようなので、その6-7倍の高値がついていました。しかも、1日経つと毎日毎日さらに値上がりが進む、というクリスマスシーズン特有の状況です。しかし、ネットで日本語のサイトを見ると、とある英国系のレンタカー予約会社が、なんと保険等全て込み$36で提供していました。もちろん、米国人以外向けの価格なので、国際運転免許証を持ってなければいけない、など制限はあるのですが、それさえ満たしていれば、外国人向けの特別枠が使えて、大変安く問題なく利用可能でした。

○ キーウエストへは日帰り十分可能:良くアメリカ人や旅行ガイド等では、「キーウエストにマイアミから日帰りで行くなんて、無謀で疲れるから、やめた方が良い」、と言われましたが、結局9:45ごろ出発して、途中休憩2回ずつ、観光もして、17:30頃にはマイアミに到着。往復で317マイルでしたので、平均時速60マイルと考えれば5-6時間のドライブ。行って帰ってくるだけなら十分日帰り可能です。ただ、キーウエストには様々なリゾートもあり、周辺の島にも自然公園等見所がいっぱいあるので、1泊2日、あるいは2泊3日くらいにしても、それぞれ異なる楽しみ方が可能だと思います。

○ 港から空港近辺のレンタカー屋までタクシーで行く時は、”空港へ”といわずに"XXレンタカー空港店へ"と告げる: 「空港まで」、と頼むと、空港税をとられるのか、$24取られてしまいます。が、レンタカー空港店は、実際には空港の外にあるので、恐らく$20かからずに行ける筈です。

○ クルーズ前後のホテルは、レンタカーをする日は空港近くが良い。港近くのホテルは、取るなら乗船前日にすべき: すぐ上の話にも関連して、ホテルが港に近いことは、行きには大きなメリットですが、帰りはあまりメリットはないです。というのは、帰りにはクルーズから帰ってそのまま午後の便で帰ることは余裕で可能ですし、それにあわせた市内観光ツアーもいっぱいある。一方、行きには一旦空港に戻ってからまたタクシーに乗る、という二度手間が発生する。そして、駐車場代は空港周辺は無料のところも多いのに対して、港近くのホテルの一泊$20-30程度と割高だからです。私のように、最初は着いて寝るだけ、帰りはレンタカーで1泊追加、という旅程では、行きと帰りのホテルを入れ替えて、行きに港近く泊まって、帰りは空港に近い安いホテルにした方が良かったかもしれません。

○ レンタカー屋に行く際には、念のため紙で印刷した書類を揃え、「予約済み」のレーンに並ぶ: 最近は飛行機等も電子チケットで、紙の控え無しで何とかなるので、ついつい紙の申込書を忘れがちですが、今回は店員さんに、「返却時に紙の控えを持ってこないと認めない」といわれてしまうことに。仕方がないので、Web上のものしかない控えを、ホテルで印刷しようとすると、今度はホテルのPCにフォントがない、ということで印刷できず。無理やり、Wordを開いてフォントを変えて、何とか印刷できましたが、大変面倒なことになりました。

ちなみに、次の日に向かうと、別の店員さんが、「それは控え無しでも大丈夫だよ」、との事。相変わらず、米国のサービスは、誰が対応したかで、全然結果が異なります。

あと、この時期めちゃめちゃ混んでいて、レンタカーする&上記の交渉をするまで、30分-1時間くらい並んでいたのですが、実は事前予約した人は並ぶ必要がなかったらしい。つまり、私は何も知らずに事前予約無しのレーンに居たのでした。すなわち、ほとんどの米国人は、予約しないで現地で借りようとしていたことが分かり、全然文化が違うんだな、と実感しました。

○ レンタカーのレシートとクーポンの契約を、良く見比べる: 私の場合、1泊2日のクーポンで全部込みに申し込んだのですが、レシートを見ると2日目の分の料金を丸一日延滞料として取られていました。この件は、サービスセンターへ電話して訂正してもらえましたが、何も言わないと取られっぱなし。このように、特に日本から国をまたいで申し込んだ場合など、何を契約したのか、は、自己責任で確認した方が良さそうです。

とまあ、こんな感じで、相変わらず米国で何かのサービスを予約したり受けたりするには、様々なトラブルがつき物ですが、それを楽しむのも1つの旅かと、なれてきた感じです。いずれにしても、クルーズから帰った直後に、この素晴らしいドライブ(と中華料理)。MBAに来たからこその、人生において貴重な冬休みを過ごすことが出来ました。
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by golden_bear | 2009-12-27 23:02 | 旅行

南カリブ海クルーズ(8:最終回)セント・キッツ:島の活気と世界遺産のイブ

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セント・クリストファー・コロンブスの名がついた、1983年にイギリスから独立・建国された、カリブ海で一番新しい国、セント・キッツ・ネイビス(Saint Kitts and Nevis、あるいは、セント・クリストファー・ネイビスSaint Christopher and Nevisも正式名称)。本日はツアーには参加せず港周辺で過ごす予定でしたが、急遽気が変わり、観光名所4箇所をライトバンで巡る最も初心者向けのツアーに参加してきました。その結果、撮った写真はこの島だけで223枚。旅の最後に大満足の島が待っていました。

何故急遽ツアーにしたかは、世界遺産のブリムストーン・ヒル要塞でクリスマスイブを過ごすという記念が第1の理由です。しかし、第2の理由として、この島が建国後急激に進化している、という噂を聞いたからでもあります。なにしろ、元々人口の約9割が砂糖を栽培・加工する農家だったのに、なんと2005年7月から国として砂糖の生産を完全に停止。以後観光業へシフトしたそうなのです。その理由は、1980年代から砂糖の値段が下がり、競争力がなくなったから、とのこと。いくら人口約4万人の小国とはいえ、競争力が無くなった産業を一気に廃止し別の産業へ移行する、なんてことが、可能なのか?いったい何が起こっているのか???

この雰囲気を少しでも味わっていただくため、読者の迷惑を顧みず、下記50枚以上の写真を並べてみます。一応下記の5章立てにしてみます。それでは、どうぞ、この小国のエネルギーをご堪能下さい。

(1) ツアー出発:首都Basseterreから島の北部へ
(2) Romney Manor植物園とバチック布工場
(3) 世界遺産のブリムストーン・ヒル要塞(Brimstone Hill Fortress)
(4) リゾート地とTimothy Hillの雄大な眺め
(5) ツアー後のBasetterre港の眺め

(1) ツアー出発:首都Basseterreから島の北部へ
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港に降り立つと、早速真新しい入国ゲート。右側は新築の建物、左側はまだまだ建造中、というところに、この国の観光業へシフトする意気込みのようなものが感じられます。
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ゲートでチェックインをすると、早速脇の駐車場からバンに乗り込みます。10名ずつのグループに分かれて数台で出発するのですが、車はほとんどトヨタのハイエースを改造したもの。観光拠点ごとに間違えないか、目印を覚える必要があります。

最初は首都バセテール観光。といっても、島を1周する幹線道路に出るまでがものすごい渋滞で、必然的に幾つかの建物を見ざるを得ない。ここでは、一緒に乗った乗客の方々から、「島の人口は?」、「選挙権は何歳から?」といった質問がバンバン飛んできます。
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一応、東カリブで最も古い町、ということで、歴史的な建造物がそのまま残っています。
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15分ほどして、ようやく海岸沿いの島一周道路へ。この島のツアーとしては、島一周2階建て列車で全てを周るツアーが一番の目玉だそうですが、料金が激高で断念。電車だと3時間で島を一周するそうですが、このバンツアーは移動2時間半、見学2時間半程度なので、まあ7割がたカバーしてると思います。
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少しいくと、この塔の裏側に短大があるそうです。小学校から高校まで付属する大き目の短大だそうですが、大学以上に行く人は、大抵米国や他のカリブの国へ留学に行くそうです。
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海岸沿いには、色とりどりの花に囲まれたお金持ちの方の御屋敷がいっぱい。ビジネスマンか、国家公務員の方の住宅だそうです。
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珍しい鳥、だそうです。名前は相変わらず聞き取れず、、、
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次に、獣医学で有名なRoss Universityに通りかかりました。このセント・キッツ島に住む米国人の大半は、この大学への留学生だそうです。
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道を走っていて、一番驚いたのが、次の写真に出てくる、赤と黄色の"VOTE"の看板と、その地域の候補者名。本当に、ほぼ全ての電柱に飾られていて、ツアーの間中ずっと見続けることになり、思わず「投票しないと島八分になってしまうんじゃないか」という脅迫観念に駆られてしまいます。
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そして、こんな感じで候補者の顔写真も目立つところにいっぱい貼ってあります。日本でも、これくらい四六時中「投票しろ」とサブリミナルに訴えかける位の手法をとると、投票率を上げる効果があるかもしれません。
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移動中に見た面白いものとして、ビール&ラム酒の瓶で作ったクリスマス・ツリー。運転手が運転中にのけぞって笑っていました。
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つぎに、サルを肩に乗せたおじさん。おじさんに限らず、子供も乗っけています。ペットだそうです。
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最後に、断線された線路。この線路で数年前まで砂糖キビを運んでいたそうですが、今は完全に放置、道を作るために断線されています。
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(2) Romney Manor植物園とバチック布工場
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最初の観光地、植物園とその中にあるバチック布の工場&販売所です。様々なカリブ海っぽい植物が並んでいるな、と思いきや、
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これは、口紅の木と書かれたマレーシア原産の植物
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そして、
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こちらはどうやらわが国日本で生えている植物だそうです。
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ツアー客で大混雑している店の中に入ると、
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すぐ右側にて、Batik布の染色を実演していました。
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上に色が塗られていく工程が貼られていて、分かりやすい
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店を出て、左側に丘のように登れるところがあったので、登ってみると、敷地の外にたくさんの家畜が野放し(?)にされていました。写真では伝わりませんが、襲われるかと思うくらい元気良く動き回っていて、こんなところにも力強さを感じました。
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(3) 世界遺産のブリムストーン・ヒル要塞(Brimstone Hill Fortress)
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そして、本日の目玉、カリブ海のジブラルタルと呼ばれる、ブリムストーン・ヒル要塞です。
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植物園から15分ほど、狭い山道を登りきったところにありました。国立公園内を上る途中に、あたかも五の丸?、四の丸?、といった感じの砲台跡が並び、三の丸?付近に相当する駐車場から、既に大砲が並べられています。
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最初はビジター・センターで7分間ほどのビデオを見る。どうやら昔この島は南部がイギリス領、北部がフランス領となっていて、イギリス軍が建造したこの要塞が対フランス軍防衛および、イギリス軍によるカリブ海侵攻の要だったようです。90年の歳月を経て1782年に完成した直後、一度フランス軍に侵攻され、あえなく占拠されるが、すぐに取り戻す。その後もハリケーンの被害や放置により19世紀から20世紀前半には損傷が酷くなっていったが、20世紀中頃から国立公園として復旧が進み、ついに1999年に世界遺産に登録されたそうです。

これらの説明の後、少しだけ土産物を確認し、いよいよ本丸へ。急坂を登っていきます。
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ともう、その途中にも下を見渡すと、絶景が広がっています。
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そして、頂上へ。ここから見た反対側の海岸線は、本当に声が出ないほどくっきり見えます。
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ここからは、要塞内に入ることができます。
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階段を下りると中庭、上ると外壁沿いに出れます
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この鐘は、旅行者が自由に鳴らすことが出来るようです。
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外壁からの眺めも壮観です。
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中庭からは、部屋ごとに違った展示物を見ることが出来ます。おばけでも出てきそうな弾薬庫や、
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復元した寝室、
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そして、パンを焼くための釜なども、要塞に常設されているようです
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「見学時間は45分間」、と言われたため、とてもじっくりは見切れず、大急ぎで移動しては写真を撮り、を繰り返しましたが、なにしろ大満足。5分ほど遅刻で下に下りると、皆まだあつまりかけた所のようで、結局1時間くらいはのんびり見ることが出来ました。最後にオマケ:
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なんでNASAなのか良く分かりませんが、とりあえず地元のツアー会社のようです。


(4) リゾート地とTimothy Hillの雄大な眺め
世界遺産を堪能したこの時点で、90%は大満足のこのツアー。残り10%の不満は、このツアーの料金の高さ。実は要塞だけ見て帰る、時間が短い分3割程度安いツアーも用意されていて、それと比較した割高感が丁度少しだけ頭にくすぶっていました。その時、運転手から、「このツアーはこれだけじゃ終わらない。ここからがもう1つのお楽しみ」という言葉が。ここから、港の南(反対側)にあるリゾート地に向かうことになりました。

相変わらず"VOTE"の表示が多い道の脇には、飛行場
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や、写真は取れませんでしたがヤギと鹿が道を横断しながら喧嘩している、など、これまた相変わらず飽きさせない景色が続いていきます。そんな折、
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遠くに高級リゾート地が広がる一角へ。上の写真の奥に見える横に長い建物は、巨大なマリオット・リゾート。他にも、別荘地や
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ゴルフ場、
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綺麗なホテルが点在しています。
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そして、谷間の道を上って行った頂点に、このツアーの最後の見所、Timothy Hillが悠然と待ち構えていました。Vista Point(展望台)といった感じで、頂点に小さな駐車場があるだけなのですが、その先進行方向には、まさに絶景が。
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この写真の左側に見えるのが、カリブ海のビーチ。そして右側が、大西洋だそうです。思わずカメラのレンズをズームすると、干拓地、マングローブなど、2つの海に挟まれた、様々な自然を発見できました。その上でもう一度ファインダーから目を離すと、眼下のパノラマ風景全体が襲い掛かってくるかのように、身震いするほど美しい景色でした。

さらに、反対側を向くと、もう1つの絶景がありました。
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下のほうに見えるのが、今まで通ってきたリゾート地が左からずっと連なっています。ズームをすると、マリオット・リゾートの建物の反対側、海岸沿いに見える何百ものベンチやヨット、そしてかもめなどの鳥が飛び回っていました。しかし、ここでもやはりカメラ無しで、この雄大な景色を目に焼き付ける方が、重要でした。

あまり写真では伝わりませんが、最後のこの景色によって、値段どおりに大満足のツアーとなったことは言うまでもありません。

(5) ツアー後のBasetterre港の眺め
10時に出発したこのツアーの終了は、結局予定を1時間オーバーして、3時半頃になりました。あまり時間はありませんでしたが、最後にクリスマス・イブらしく、妻と2人で、このカリブ海東側で一番古いBasetterreの町、および、一番新しく急速に発展している綺麗な港の両方を、散歩して周りました。まずは、港側。本当に新しく、清潔なショッピング街が広がっています。
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ここでは、先進国でも普通に売られているようなアイスクリームと
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セントキッツ産のビールを楽しみました。
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次に、旧市街へ向かうと、
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何故か元国民共済?のトラックが活躍していました。
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その後はショッピング・センターにて、最後の「ウィンドウ」・ショッピング。カリブ海では何故かタンザナイト、というタンザニアでしか取れないらしい深い青色をした宝石を取り扱っている店が多く、我々もその珍しい宝石をずっと見ていたのですが、なにぶんダイヤモンドよりも数倍値段が高く、見てるだけでした。最後の最後に、ガイドブックに載っていない店が「クリスマスにつき、タンザナイト7割引」という広告を出しているのを見て、1つとてもお気に入りの、どでかく素晴らしく深い定価$18,000の指輪を発見。7割引、という言葉どおり、最初は$5,400位からスタートするのか、と思いきや、$4,000からスタートしたので、色々理由をつけたり、もったいぶったりして、頑張って”まだ高い”とだけ言って、値段を下げてみる。すると、向こうも3人目に店長が出てきて、椅子やミネラルウォーターを用意し、本気で説得にかかる。ついに、こちらもこれ以上は無理だろう、と思い、"リングなし、上の宝石だけで$2,500でなら、考えるが、さもないと他の店に行く"、と言ったところ、非常に苦しい顔をしながらその場で店長が"即決するなら、それでいい"という言葉を聴いたところで、結局買わずに退散。リングを含まない状態、および、クリスマス・イブの閉店間際、という特殊状況ではありましたが、86%引きくらいまでは、交渉で何とかしてくれるようだ、という感じでした。(本物かどうか分かりませんが、、、)

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こうして、夜が更けていく港を見ながら、最後の島を後にした時には、一抹の寂しさのようなものも感じられました。この後、25日、26日は、丸2日間洋上で船のアトラクションを楽しんだり、持ち込んだ10冊以上の本を読破したり、と、のんびり過ごし、27日朝8時にマイアミ港に寄港しました。南カリブ海クルーズの旅行記としては、ここまでで終わりですが、次回に番外編として27日のマイアミ観光の話まで掲載し、締めたいと思います。
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by golden_bear | 2009-12-24 23:07 | 旅行

南カリブ海クルーズ(7) バルバドス: ラム酒漬けの一日

ついにこのツアーの最深部、カリブ海で最も東にある島、バルバドス島(Barbados: 現地の方はバルベイドスと呼んでいます)。ここは、カリブ海でも屈指の高いGDPと人口密度を備えており、かつてはコンコルドが発着していた(今は島のどこかに展示されているらしい)くらい栄えている町です。というわけで、アクティビティーの値段も高いことから、ツアーには参加せず。ツアー以外で興味のあったのは、コンコルドとラム酒工場の2者択一となったので、今回は他の国でも見れそうなコンコルドは外して、ラム酒工場および首都近辺の散策をしました。
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まず、船からは無料シャトルバスで港内のターミナルへ。各種の免税店ほか、インターネット・カフェや郵便局などが多数連ねています。
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ここの特産品は、ラム・ケーキですが、他にも光に当てると色が変わるTシャツも、シェアNo.1のブランドがあるそうです。
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次に、ここからシャトルバスで首都ブリッジタウンの中心部へ。10人乗りのバンは無料かと思っていたら、しっかり1人2USドル取られる。ちなみに、1USドル=2バルバドスドルで固定なので、多くの店でどちらの通貨も使えます。
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「ミラクルだ」と叫ぶおばあちゃんもいるくらい、あまりに荒っぽいバスの運転。クリケット・スタジアムや中央市場、大きな教会の脇を通り過ぎながら、町の中心で下ろされます。この旅で最初で最後の、高いビルがたち並ぶショッピング・モール。
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これまでとは打って変わって、町の人々がとてもアグレッシブ。「タクシー乗る?」、「これ買う?」「マッサージ興味ない?」と次々に声をかけられてしまうので、悠長に立ち止まることが出来ない。また、渋谷か新宿のように人が詰まっているので、盗難も怖い感じです。

町の中心部には、幾つかの綺麗な教会や、
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立派なファイナンシャル・センター、
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そして運河にかかる橋があります。これらを見ていると、幼少の頃によく訪れた長崎の、港や市場、眼鏡橋付近を思い出しました。
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この島の名物はトビウオ料理、ということで、どこかで食べれないか探したのですが、目に付くのは、このファーストフードのお店ばかり(写真右側)。
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トリニダード・トバゴに本社があるこのお店は、チキンのメニューが豊富なファーストフード。ちなみに、写真左側のケンタッキーフライドチキンも至るところにある一方、マクドナルドは無い様です。


どこもとても混んでたので昼ごはんは諦め、次に向かったのはラム酒工場。
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町の中心部からタクシーで7-8分行ったところにあるこのラム酒工場では、1人US$6で45分間の工場見学をさせてもらえます。
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まずは待合室で様々な展示を見るはずでしたが、行ったときに丁度すぐに始まり、見れませんでした。30人くらいが同時に参加し、盛況の様子。

最初にビデオでラム酒がどのように作られているのか、この工場の独自製法がどのようなものか、の説明を受けました。その直後に、実際に普通の製法のラム酒とこの工場独自製法のもの、および5年ものと10年ものとのにおいの比較をし、全然違うことを実感しました。
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幾つかの歴史的な機器や展示の説明、このメーカーは何が特別な製法でブランドをどう守り続けているかを聞くと、既に舌はラムを飲んでみたい、という気で一杯。日本でも流行っているそうですが、工場見学は顧客のロイヤリティーをあげるのには、とても効果的です。
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各種の説明を受けた後、いよいよ工場へ。
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この中は企業秘密で写真を撮れないのですが、既に別の工場で製造・貯蔵済みの原酒の状態になっているものが運び込まれ、これをブレンドし、ビン詰め、ラベルを貼って出荷するまでを、ライン作業でこなしていました。砂糖とラムのにおいが充満し、もう飲むのが待ちきれない。

そしてついに、見学の最後ということで、ラム酒の試飲会。2種類の看板ブランド、エクリプスとプレミアム・オールドをそれぞれ飲み比べ。エクリプスの時点で既に喉から火が出るような状態でしたが、プレミアム・オールドは本当に濃厚で美味しく、頑張って我慢して飲み干しました。ただ、多くの人はプレミアム・オールドは一杯飲んで、それ以上はやめたようでした。
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見学ツアーが終わった後は、試飲会を行ったバーに座って、景色を眺めながら特製カクテルを頂きました。
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本日のスペシャル、エクリプス・シルバーとゴールデン・アップルを混ぜたカクテル(写真右)は、ラムの甘さと渋く苦い果物(普通のリンゴではなく、マンゴーのような品種??)の味が絶妙に混じって、、、あまり旨くないけど、独特の味でした。妻が頼んだエクリプス・サンライズという、オレンジとカシスの入ったカクテル(写真左)は、文句なく旨い。
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カクテルの濃さの割には、値段もUS$4-5と良心的です。そして、この透き通る海と空の雄大な景色!!!
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節約のため船の中であまりお酒を飲んでいなかったので、この景色を肴に、ここぞとばかりに飲みまくりました。

併設する土産物屋でラムを1本買った後は、タクシー代を浮かすために、歩いて港まで戻ることに。恐らく徒歩15分くらいだろう、と考えていたのですが、炎天下の中25分くらいかかってようやく到着した港では、早速バルバドス産ビールを一杯。US$2と、とても安くて、美味しくて、またもや至福のひと時です。
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最後は港でショッピング。昨日も見たような宝石屋さんを幾つか覗いて価格を比較した上で、ラム・ケーキ屋さんでケーキを試食。
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あまりにも美味しかったので、そのまま御土産に買い込みました。ちなみに、ラム・ケーキは船の中でも免税店で売っているのですが、こちらの店では4個セットなどの割安な売り方をしているため、免税店より1-2割安く買えます。

港から船まではまた無料バスで移動します。バスからは港の倉庫や埠頭で大量の物資が輸出入されている様を眼前にでき、今回唯一リゾートと関係ない「港」を見た瞬間でした。

最後に余談ですが、この日ジャマイカでワシントン発マイアミ経由の航空機が墜落。胴体が3つに分かれたものの、乗客は奇跡的に全員無事というニュースがありました。原因が大雪&大雨だった、と聞き、一歩間違えば自分が乗ってた飛行機だった可能性もあると考えるとぞっとした夜でした。
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by golden_bear | 2009-12-23 23:27 | 旅行

南カリブ海クルーズ(6)アンティグア・バーブーダ: セント・ジョンズの残念な日

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全旅程の中日にあたるこの日は、3つ目の島、アンティグア島にあるアンティグア・バーブーダ(Antigua and Barbuda)国の首都、セント・ジョーンズ(St. John's)に訪れました。初めてツアーに参加せず、港周辺を散策。元々この島にはそれほど期待はしていなかったのですが、その期待値を下回る残念な印象を色々と感じた日でした。

ツアーを選ばなかった理由は、「ビーチを楽しむなら最初2つの島で、3つ目の島からはショッピングを」というショッピング・コンサルタントのタマラさんの助言通り、この島から土産物屋(主に宝石店)の数が急増したこと。したがって、ここでとりあえず店めぐりをしてみて、高いツアー追加料金を極力避けるべく、4日目、5日目の活動を再計画するつもりでした。着いてみると、船が2隻並ぶ今までよりは全然大きな港でした。
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島の印象を箇条書きにしてみます。
○ 海や港が汚くて残念
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さすがに「ビーチを楽しむなら」のお勧めに入っていない通り、港から見える海があまり綺麗じゃない。また、港自体にも最初2つの島よりは様々な店が並んでいるとはいえ、雑多で寂れている印象。

○ 特産品が目に付かず残念
 港の船着場近くの一角に、いかにもクルーズ客向けに用意されたようなお洒落な店が並ぶ一角がある。
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船で渡された「(安全な?)お勧め店リスト」に並ぶ10軒あまりの店も全てこの一角にある。10軒も見て周るの大変だなあ、と思っていたが、案外楽で拍子抜け。なぜなら、
 - その殆どが、宝石店で、あまり代わり映えもしない
 - その殆どが、船内にある免税店、あるいは他の港でも毎回見られるチェーン店。店で聞いても、「全ての宝石は違うから、この港で見た宝石はここでしか手に入らない」とはもちろん言われるものの、基本的なラインナップに差が無い つまり、アンティグアならでは、というものが何もなかったのです。まあ、各チェーン店を1件1件見て、「これ本物?」と疑うくらい安い値段がついている店そうでない店など、特色の違いをじっくり見れたことは、有意義でした。

○ 首都の観光名所がしょぼくて残念
 この港が一応首都のようですが、目に付く観光名所は、「セント・ジョーンズ教会」と「アンティグア博物館」の2箇所。歩いていける距離なので、2つとも見て周ってみました。

まず、セント・ジョーンズ教会。
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古くから島のシンボルとして雄大に高台から見下ろしているこの教会。遠くから見ても荘厳で、近づくにつれ何が見れるのか徐々に期待が高まっていったのですが、
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門に入るとなんと「壊れているため入れません」。しかも、修理中ならまだしも、修理をしようとしている気配無く放置されており、1歩歩くたびに様々な色のトカゲが出迎えてくれたのは楽しい衝撃。
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このように、町のシンボルがまさに廃墟のようではどうかなあ、と言う印象。

次に、アンティグア博物館。
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何か別の用途だった建物の看板だけ付け替えて博物館にしたような感じ。入ると部屋のど真ん中に座っているおじさんに"$3"と言われて払うと、その場を見渡すだけで全ての展示が終わってしまうような狭さ。
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「プレートの境にあって昔から火山活動が活発な様子」とか、「この島特有の動植物」、「イギリス人による占領の様子」など、この島の簡単な概略を見れてそれはそれで楽しかったが、5分で終わってしまった。すなわち、この国特有の歴史・社会・自然科学全体が、5分で終わる程度の物しかない/公開できないのかなあ、と想像すると、なんだか残念な気持ちになりました。

1つ目を引いたのが、「プランテーションのバランスシート」。
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収入や支出に当たる項目が入っていたりして、この時代の「バランスシート」という言葉がどう定義されているのか分かりませんが、とりあえずどう見てもバランスしているように見えない。負債&資本が資産の10%くらいになっており、残りの消えた90%はいずこへ?税金逃れ??搾取??と想像すると、楽しいです。


○ 町の人に目的意識と覇気が見えず残念
アンティグア博物館内に土産物屋さんもあったのですが、私が入っても店員さんは声すらかけず、真ん中のおじいちゃんと雑談。これを見て気付いたのが、この島の人の見た目の目的がわからないこと。大抵の国・場所では、道ですれ違う人が、どこかに向かっているのか、単にのんびりしているのか、物を売ろうとしているのか、引ったくりの可能性があるのか、という程度は雰囲気でつかめるのですが、どういうわけかここの町の人は良く分からないのです。
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たとえば店を覗くと、中には子供の世話をしている人と、商品も見ずに突っ立っている人がいて、どちらも店員にも客にも見えない。このように、町の人が概ね何をやっているのか良く分からないので、ひいては、町全体に目的意識と覇気が無い様に見えます。
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上記博物館や教会で感じたことを、アフリカの成功国・失敗国の状況に照らし合わせて考えて、恐らく『植民地に慣れてしまったせいで、国・政府が国民に対して明確な目標設定やリーダーシップの発揮を、長らくしてこなかったのではないかなあ』、と想像しました。と、ここでふと、「多かれ少なかれ『』の部分って、今の日本にそのまま当てはまってしまうのではないか?そして、今の日本は、外国人から見て、目的意識と覇気が無い様に見えてしまうのではないか」、と思う。なにしろ、この国は今回訪問する島々の中で唯一経済成長率が減少傾向なのですが、日本も世界の中で珍しく同様です。あまり他の国を笑っているわけにはいかないなあ、と反省しました。

一方、こんな状況でも、町にいる人々の着ているものと顔の表情を見る限りは、米国内で見かけるヒスパニックや黒人の方々よりは、とても裕福そうに見えました。いったい何が幸せなのか、考えてしまいました。

というわけで、主に残念なところばかり書いてしまいましたが、1つメリットを書くとすると、この島は実はツアー/アクティビティーの種類がとても豊富で、かつ他の島に比べて割安です。GDPの絶対値も他の島に比べて多少少ないので、恐らく人件費や設備が安いのでしょう。というわけで、安かろう悪かろうかもしれませんが、ゴルフコースは良かった、という話も聞きますので、旅行中に様々なアクティビティーをやりたい場合は、比較的お勧めかもしれません。
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by golden_bear | 2009-12-22 22:36 | 旅行

南カリブ海クルーズ(5)英領ヴァージン諸島:トルトラ島とヴァージン・ゴルダ島

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2つ目の島、英領ヴァージン諸島(British Virgin Islands)の首都、トルトラ島(Tortora)。ここでは、ツアー説明者もショッピング・コンサルタントのタマラさんも、口を揃えて「ヴァージン・ゴルダ島(Virgin Gorda)のビーチと岩はすばらしい」と言っていたため、そちらのツアーに参加することに。
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今日はちゃんとドッグに停泊し、ドッグの先のほうから小型船に乗り換えて、いざ、ヴァージン・ゴルダ島へ。
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30分ほどで、島に到着。今までのマイアミ、サマーナと比較しても全然美しい白浜の海岸線、遠くに見えるゴージャスな別荘群が目につきます。ここから、ツアーバスに乗り越えて、国立公園"Top of Baths"に向けて移動。
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移動中には、バスの中から様々な綺麗な建物が目に付きました。
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国立公園"The Baths"内には、見所として、通常のビーチ、岩泉群(Baths)、悪魔湾(Devil's Bay)、そして岩場の4つがあります。通常のビーチは最後にしようと考えて、まずは徒歩で悪魔湾へ。
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サボテンや熱帯植物が続くハイキングロードを行くこと15分ほどで到着。そこには、こじんまりと「悪魔」のように恐ろしく澄み渡った綺麗なビーチがありました。
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これほどまでに自然のまま綺麗な海水と白浜は見たことがなく、この景観だけでも今回来た甲斐があった、と本当に凄いものを見た感激がありました。と思うと、早速泳げないはずの妻が「これを見たかったのよ」と我先に水に浸かっていき、シュノーケルの道具をつけなくても上から見れる熱帯魚と共に、泳ぎを楽しみました。
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少しすると、シュノーケル軍団があたりを埋め始めたので、まだここにいたいという妻を説得し、隣接する岩泉群(Baths)へ。通常のビーチと悪魔湾の間を、上の山道を歩くと15分程度なのですが、海岸沿いにはこの写真のように、岩で囲まれた何十もの泉が連なっていました。ここを30分くらいかけて1つ1つ踏破するのが名物だそうですが、下が滑っていてあまりにも大変そうなので、今回は入り口だけ見てパスいました。
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そして、反対側の岩場へ。ここには来る人もほとんどおらず、「人間が運んだのではなく自然に出来たにしては、奇妙な石の並び方をしている」と聴いていたのですが、どの石がその説明に該当するかも分からず、何も無く不発。一方で人が近寄らないからか、イグアナのような巨大トカゲが行く手を何度も横切る。個人的には巨大な爬虫類を見れて嬉しかったのですが、妻は泣き喚き、かんかんに怒られました。
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最後に通常のビーチでのんびり。このカリブ海の島々で良く見かける地ビール"Carib"も楽しみました。味はコロナ・ビールに似ています。
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その後、首都のトルトラに戻り、徒歩でいけるだけ少しだけ市内見学。港を出てすぐに政府の建物があり、
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その隣にこじんまりとしたショッピングセンターがありました。
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この中ではスパイス屋さんが有名らしく、入って各種スパイスを珍しく見たのですが、妻に言わせるとバークレーの近くにある「バークレー・ボウル」というスーパーでここにある大抵のスパイスは揃うとのこと。代わりに、無料サンプルで提供されていたマンゴー茶は珍しく美味しかったため、何袋か買って帰ることにしました。
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島の道を見て気付いたのは、言われていた通りこの島ののんびりした感じ&裕福さ。会う人会う人皆笑っているし、トイレ等も清潔。ショッピングセンターでもガツガツ売り子が話し掛けてくることは皆無。人口密度も少なく、引ったくりに会う感じも全くしない(余談:一方で、歩行者の信号は5-6秒で青から赤が切り替わり、じっと良く見てないととても渡れない、とてもとても慌しいものでした。なんでだろう)。走っている車はほとんどが日本車なのはザンビアも一緒ですが、ザンビアと違うのはどうやら新車で皆買っているっぽいこと。(余談:パット見どういうわけか三菱が圧倒的なナンバーワンシェア。6-7割っぽい。その次がホンダに見えます)。とにもかくにも、1人当たりGDPが1万6千ドル、かつ、失業率ゼロ%という人口2万人のミニ国家の裕福さを改めて思い知りました。
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by golden_bear | 2009-12-21 23:58 | 旅行

南カリブ海クルーズ(4)12月20日ドミニカ共和国:サマーナ港とマングローブ

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朝8時頃から、島が見え始める。久しぶりの陸地は嬉しいものです。
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見渡すと、人口10万人のサマーナの港がありました。人口約1,000万人のドミニカの中ではとても小さな村であるサマーナの町は、地球の歩き方でも地名しか紹介せず、日本語のWeb検索でもヒットしない。それだけならまだしも、なんとこの巨大船を停められるドッグが無い。したがって、船は碇を下ろして海上にとどまり、船の側面につけられていた救命ボートのようなものが、陸地に向けて次々に出発していきました。
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本日のツアーは、マングローブ林、洞窟、そしてビーチを順番に回るもの。我々はこの港に向かう救命ボートには乗らずに、船につけられたモーターボートに乗って一路マングローブ林へ向かいました。
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船を走らせること40分ほど。幾つかの小島が見え始めた後に現れたのは、「サメの口」と呼ばれる海の上の洞穴。島か、と思いきや中身が牙を持つ口のような形で空いているのは、自然の面白さを感じます。
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次に見たのが、ペリカンの群れ。かつて乱獲して数が減ってしまったことがあるらしく、今は保護をしたりしながら数を増やしているそうです。これだけの大群を見るのは珍しく、「この船は運がいいねえ」とのことでした。す。
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他にも、この地域にしか見られない鳥なども綺麗でした。ちなみに、我々は見れませんでしたが、ツアー中にいるかの群れが見れることもあるそうです。
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そして、「今日はクリスマス休暇で誰もいない」と言っていた、警備小屋で休憩。この先の泉に、原住民が書いたと思われる壁画が少々見られました。
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ようやく目的地のマングローブ林に到着。ここからは船を下りて、マングローブのジャングル、さらにその先の原住民の洞穴まで徒歩で移動です。原住民の巨大な洞穴の中には、「6本指の人の手」はじめ、十数種類の絵が見られました。ガイドさんの解説も、「この地域の原始人には、昔本当に手が6本あった」と本当か嘘か分からない解説をしていました。
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最後に、停留している船の近くのプライベート・ビーチへ。1時間ほど、のんびり泳いだり日光浴を楽しみました。
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ここのビーチの水は思ったより綺麗ではないですが、それでも水の上から様々な小魚を見ながら泳ぐことが出来ます。
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これにて合計4時間のツアーが終了。自然たっぷりの楽しい初日の探索でした。

個人的には、ドミニカ共和国は、昔から広島カープファンとしてはかつてカープアカデミーという育成センターがあった場所、バレーボールをやっていた身としては急速に力をつけてきた国、などなど、名前だけにはなじみがあり、是非訪れて見たい国でした。本当は人口200万人の首都サントドミンゴ、世界遺産の植民都市に興味があり、そこへの訪問もツアー・個人両方の手段で可能だったのですが、時間的に短すぎたので、今回はマングローブの方をとりました。この国は比較的飛行機で直接行き易いようなので、また将来再度訪問する機会を楽しみにしたいです。
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by golden_bear | 2009-12-20 23:38 | 旅行

南カリブ海クルーズ(3)12月19日船上:活動計画と従業員のホスピタリティー

朝目が覚めると、ベランダから綺麗に晴れ上がってどこまでも続いている海が見れて感動。その一方で、テレビでCNNをつけると、マイアミを襲っていた大雨が北上し、ワシントン、ニューヨーク、ボストンで吹雪が猛威を振るっているニュース。雪が50cmほど積もった、とか想像がつかず、ただただアメリカの広さと、西海岸の大学を選んで良かった、と改めて感じました。

朝一でフィットネス・センターへ。ここでマシンの利用は完全無料。1台1台のマシンに個人用のテレビが備えられており、聴くためのヘッドフォン貸し出しも無料。タオルや冷たいおしぼりも無料、と至れり尽くせり。他にここでは、ヨガはじめ幾つかインストラクターが付く教室を毎日やっており、これには有料と無料と両方あります。

朝食は巨大フードコートで。朝から数十種類のメニューがうんざりするほど食べ放題です。
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本日は移動日なので何をしても良いのですが、事前準備が足りなかった我々は、明日以降訪問する5つの島で何をすべきかに関するプレゼンがあったので、とりあえず情報収集に励みました。プレゼンは3種類。最初は、島での各種ツアーの説明です。今回の訪問地と選べるツアーの種類数を下記に示してます。
- 12/20 サマーナ(ドミニカ共和国): 19
- 12/21 トルトラ(英領ヴァージン諸島): 26
- 12/22 セント・ジョーンズ(アンティグア・バーブーダ): 23
- 12/23 ブリッジタウン(バルバドス): 23
- 12/24 バセテール(セント・キッツ・ネイビス(またはセント・クリストファー・ネイビス)): 12

もちろん、ツアーに申し込まないで、港周辺をうろうろするなり、自分でタクシーやレンタカーで島毎に周る選択肢もあるのですが、事前に「タクシー等もぼったくりで高く、結局ツアーの方が安くついた」と言う話も聴いていたので、このプレゼンを聴いてから判断することに。実際、これらツアーの価格は各1人$50-$150という、「大人2人でタクシーなら自分で行ってもそれ以上になるだろうな」と思わせる絶妙な設定。

プレゼンでは、合計で100以上あるこのツアーの1つ1つを全部紹介するわけではなく、「この島ではこれがお勧め」、「このツアーは比較的満員になる可能性が高い」、という形での紹介。これで大体のあたりをつけました。

つぎに、ゴルフ関連のプレゼン。実はこのクルーズで先月から始まった新しいサービスに、ゴルフのインストラクションがあります。1人専属トレーナーが船についていて、スイング解析装置やシミュレーターを用いたゴルフ・レッスンをしているようで、その宣伝がてら、2-3人のスイングを実際に無料で直すデモをしていました。しかし、船の上でこのトレーニングを受けるならバークレーの方が全然安いので、このトレーニングはパス。また、各島でゴルフをすることもできるのですが、1回$100~200と高い上に、真夏&湿気が高い、ということで、完全にパスすることにしました。そもそもこのプレゼン、2,000人乗客がいるのに、30人くらいしか聞いていませんでした。

最後に、ショッピング関連のプレゼン。ショッピング・コンサルタントのタマラさんが、最初にがばっと水をイッキ飲みした後、1時間半、まるで3分間テレビショッピングを何十回も1人で繰り返すかのように怒涛に各港のお店や特産品の説明。そして会場の人にくじ引きや投げ込みでプレゼントを配りまくってました。この説明のあまりの速さと胡散臭さに、BtoCコンサルティングの醍醐味を見たのですが、このタマラさん、その後も船を歩けばフロントや各種ショップで延々と売り込み、部屋でテレビをつければプレゼンの再放送、そして朝起きると毎日の予定表に彼女自身が作ったと見られる特売品のチラシが挟まっており、「1品1円でも多く旅行者に売りつけてやる」という執念のようなものを感じました。その甲斐あってか、最初はショッピングには全く興味の無かった妻も、「それぞれの島でどんな宝石が売られてるのか見るのも楽しみになってきた」、と感化された模様。恐れ入ります。

結局3つのプレゼンを聴いた結果、タマラさんが「ビーチを楽しむなら最初の2日間。後半の3日間はビーチは比較的綺麗じゃないので、ショッピングの方が良い」と言っていたこと、そして最初の2日間は交通の便が悪そうなことから、当面最初の2日間だけツアーに申し込むことにしてみました。


その後晴れ上がったデッキに上がってみると、いるわいるわ。プールの中ではしゃぐ子供達、プールサイドで酒を飲む人、日焼けする人にギャンブルに楽しむ人。みな待ち焦がれたかのように、南国気分を味わっています。
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そのど真ん中で、大音量で演奏するバンドの方々。この人たち、日によって演奏する曲目を変えているのですが、本日は大御所ボブ・マーリーの曲ばかり演奏していました。船の上のプールサイドでビール(妻はトロピカル・カクテル)を片手に、名曲ノー・ウーマン・ノー・クライやバッファロー・ソルジャー、ワン・ラブなどが次々に流れる、この至福の時。まさにカリブ海に来た!と嬉しくなります。ちなみに、これらボブ・マーリーの曲は半年前にザンビアにいたときも、今回のカリブ海のどの島でも常に耳に入ってきて、アフリカ系の人々に如何に慕われているかを実感します。
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他にも、デッキの上では様々なスポーツ(?)が楽しめます。
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その後、インターネット・カフェに行ってみる。1件だけマイアミ帰還日の予定調整に連絡が必要のため、試しに使ってみると、プリペイド・プランで$50とか$100とか払わない限り「登録に$3.5、以後1分につき$0.75」とバカ高い。速度はダイアルアップより少しましな程度でしたので、船舶通信でこれだけの速度が出てるのは、凄いと言えば凄いです。こんなに高いのに、居座ってオンラインゲームをやっている人もいて、びっくり。


本日の夜のショーは、ダンサー達による'70-'80の曲に基づいて歌って踊っての派手なショー。ほぼ全員クラシック・バレエの動きを取り入れながら、歌も口パクではなくキチンとする、凄いプロ意識の高い見事なショーでした。このように毎日大ホールで7:30と9:30に行われる2回のショーでは、マジックやジャグリング、コメディーなど、それぞれ非常にレベルの高い芸が見れます。1日$12の強制チップ代を楽しみとして取り戻すために、ほとんど毎日見に行くことにしました。

部屋に入ると、昨日はワインがおいてあったが、今日はチョコレートのお菓子がおいてある。さすがに毎日これが続くのかと思うと不安になり、電話してみると、「昨日のワイン、今日のチョコレート、および$50券の3つは、旅行会社からのプレゼントだからただですよ」とのことでした。

そして、その横にはペンギンの形をしたタオルが置かれていて、細かいところで微笑ましい演出が垣間見れます。
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他の日には、このように熊が置かれていたり、と、毎日の楽しみでした。
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いくつか船のサービスを紹介したこの場で、今回の旅を通して強い印象を受けている、この船の従業員について書いて見ます。この船には、約60ヵ国から来た約1,200名の方が働いているようです。その内訳は、フィリピン人が一番多そうで、インドネシア、ネパール、カンボジアなど東南アジアの方々、特にまだあまり裕福といえない国出身の方々が目立ちます。同じアジアで海に面している国でも、中国、タイ、ベトナムなどの人はあまり見られず、英語圏かどうかと国自体の裕福さを垣間見れます。また、ジャマイカやコロンビアなど中南米の方もちらほら見かけますが、少数派です。

一方、乗客の方の出身地は、アメリカ、カナダ、英国が大半のようで、他にはオーストラリアやヨーロッパ各国など白人が中心。普段いるバークレーに比べて、アジア系はじめ有色人種の人はとても少ない印象。今回他の日本人の方には全く会わなかったのですが、我々が日本人と分かると、特にアジア系の多くの従業員の方に日本語で「こんにちは」など、大変嬉しがって話してもらえました。日本の外務省が各国を継続的にサポートしてきたことが、アジア各国の好印象に繋がっているのかもしれない、と素直に嬉しくなりました。


上記ペンギンの話でもこの挨拶の話(対日本人に限らず)でもそうですが、凄いのは、この船の上のホテル業という、とてつもない重労働の3K職場であるにもかかわらず、皆大変親切なこと。前職時代に様々な工場や売り場などの現場に居た経験からは、労働の大変さ、という意味では、最近の良く整備されて体に負荷がかからない工場の方がまだまし、と思える場所もあるくらい、この船内の仕事は重労働に見えます。このような中、アジアの方々は動きが早く、カリブの方々は明るくこなす、といった細かな特徴の違いはあるものの、会った従業員全てにとにかくホスピタリティが徹底しているようです。外国人労働者がここまで明るく楽しそうに接客するところは、初めての経験です。「チップが宿泊客1人1泊$12と一律で、やってくれた人に直接渡すわけではないので、社会主義みたいになってインセンティブは働きにくいのか」、と思っていたのですが、どうやらその懸念はないようです。

その仕組みの1つは、相対的な高給料、高待遇にあるようです。「この仕事は素晴らしいと、親戚に誘われて来てみたら、本当にあらゆる面で素晴らしかった」、あるウエイターの方が説明してくれました。しかし、この暖かいホスピタリティーは、高給だけでは説明できない。何が原因だろう、と考えていて、1つ気付いて感心したのは、事ある毎に宿泊客が店員を褒める機会を毎日イベントに盛り込んでいること。卓球やWiiなど、従業員と客との対抗イベントが毎日用意されているのは勿論、なんとクリスマス・ショーの際に、プロが何曲も演じる途中に突然、従業員の素人有志バンドがお客の前で演奏したりします。演奏自体はプロと比べると当然見劣りするのですが、そのバンドのメンバーとウエイターやベッドメイキングの時に会っている人が結構いるため、暖かく声援を送る人が出てきます。すると、徐々に応援の輪が広がり、最後には拍手喝さいになっていました。

そして、最終日のショーの最後には、船長はじめ200人ほどの従業員がステージにあがり、合唱。これには、スタンディング・オベーションがおきました。このとき司会者の方は、「私はいくつものクルーズで司会に雇われてきたが、このNorweigian Dawnが凄いのは、施設が新しいことよりも何よりも、この従業員の暖かさ。これは、船に染み付いた文化だから、他の船がすぐ真似できるものではない素晴らしいものだ」と言っていました。この発言がリップサービスなのか本心かは分かりませんし、私自身他のクルーズに乗ったことも無いので比較は出来ませんが、インターネットによる口コミ評価でも「この船の従業員は皆素晴らしい」と良く書かれている。これだけ口コミ情報が発達した現在、顧客の声が従業員サービスをさらに良くする、という好循環を、上手くまわしているのかもしれません。

いずれにしても、日本の強さの代名詞として語られていることの多い、「細部まで極め細やかなサービス」を、この船の従業員に感じることができました。最近、日本に帰国するたびに、「失われた20年」と少子高齢化・格差社会が進んでいく間に、日本の様々なサービスの水準が徐々に下がっていっているような気がするのですが、もはや極め細やかなサービス・品質は日本の専売特許ではない、と身を引き締めたいと思っています。また、この船のように、日本という箱があれば日本人以外にも現在の日本人並のサービスレベルを植えつけることは可能かもしれません。もしそうであるならば、日本への移民問題も、既に工場ではどんどん進んでしまっているような現状をうやむやにせず、キチンと目標明確にして計画的に進めて行った方が良い、と考えています。
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by golden_bear | 2009-12-19 23:30 | 旅行

南カリブ海クルーズ(2)12月17-18日 バークレー出発~マイアミ出港まで

カリブ海には、米国内の幾つかの都市から船や飛行機で行くことも出来ますが、大多数の方法はマイアミからのクルーズ(あるいは飛行機)と思われます。我々も、マイアミで1泊して、翌日に船に乗り込む旅程で移動しました。

12月17日、朝7時に家を出発。家の前からバスに乗り、Downtown Berkeley駅からBART(電車)でサンフランシスコ国際空港に向かい、空港着は8時半。10時半にテキサス州ダラス行きの飛行機に乗り、4時(時差+2時間済)にダラスに到着。テンガロン・ハットをかぶった人が至るところにいる、とにかく広いダラス・フォートワース国際空港で少しのんびりし、5時半頃マイアミに向けて出発するまでは順調そのもの。

ダラス-マイアミ間は、結構良く揺れる。気流が悪いのかと思いきや、到着したマイアミはスコールのような大雨。1年で一番混むこのシーズンに大雨では大変だ、と思っていたら案の定、予定時間通り着陸後に1時間ほど待たされて、荷物を受け取った頃には夜10時(時差さらに+1時間)になっていました。
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ここからホテルへの移動。マイアミ国際空港では、20-30の全米ホテルチェーンが空港そばのホテルまで無料送迎バスを出していて、同じ乗り場にいると次々各社のバスがやってきます。MarriotやHiltonといった4つ星以上のホテルは勿論、Holiday Innも15分に1回くらいバスがやってきます。Ramada InnやHampton Innといった2つ星も30分に1回は来ます。

しかし、我々が今回予約したHoward Johnson Plaza Hotelという格安ホテルは、空港からの無料送迎を大々的に宣伝しているにも関わらず、全くバスが来る気配がない。10時35分の段階で一度電話すると、"前のバスが8時半に出て、次のバスは11時に向かうから、11:20ごろに待っててくれ"と言われました。ええっ、"無料送迎が売り!"にも関わらず、2時間半間隔か?、と驚く。これを逃したら大変痛いので、来ないとわかってても同じ場所でまた待たざるを得ない、、、11:20になっても来ない。何度か電話でせかすと、11:35ごろようやくバスが来て、ホテルに着いたのは12時過ぎでした。

さらに、受け取ったカードキーが機能しない、フロントのおじさんが自分のホテルの位置を地図で示せない、など、大変なホテルでしたが、いちおう2つ星程度の広さ・インターネット無料など、安いなりにはましなホテルで、こののんびりした船旅には相応しいスタートでした。
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12月18日、朝起きると、引き続き土砂降り。最後のインターネットチェックを済ませた後、11:30発の無料バスで空港へ。空港でタクシーに乗り換えて、我々が乗る船の名前を告げると、$24(+チップ)で港にある船の目の前まで行ってくれました。港も船も馬鹿でかかったので、このタクシーの行き方で正解でした。
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タクシーを降りるとまだ土砂降り。急いで屋根の下に入ると、既に大きい荷物が積みあがり、人が列を成している。聞くと、「タグがついていればそのまま渡してよい」とのことなので、部屋番号と名前のタグを確認して荷物を預ける。列に並んで5分くらい待っていると、セキュリティー・ゲートの建物へぞろぞろ移動開始。空港のセキュリティーよりは簡略化した感じで、すんなり通される。

その先がチェックイン・カウンター。ここで1時間以上並んで待たされる。並びながら気付いたのは、1/3位の人が、ワイン1ダースやビール24本などの単位で持ち込もうとしていること。船への御酒の持ち込みは、1本$10-30程度のチャージがかかり、"中の御酒は安いから持ち込まなくて良い"と注意書きがあります。持って行った方が損かな、と思っていたのですが、みんな飲みまくりたいんだなあ、と感心しました。

乗船直前から記念写真をグループごとに無理やり取らされて、早くも「船上でぼったくるためのワナ」が至るところに張り巡らされる予感。そして、「チップの払い方」の説明が書かれている。「お客様は一切チップを気にすることはございません。サービスチャージとして、毎日1人$12引かせていただき、それが全てチップにまわるようになっています」とのこと。申し込みの時には隅から隅まで契約書を読んだつもりなのに、こんなことはどこにも書いて無かったはず。$12*2人*10日間=$240なので、結構な想定外の出費です。まだいまいちなじめないチップ文化に閉口です。

ようやく14階建ての船の6階部分から入る際には、シャンパンで歓迎を受ける。警戒したが、このシャンパンはどうやら無料らしい。中に一歩踏み込むと、高級ホテルのフロントを思わせる、吹き抜けのホールにピアノ演奏付き喫茶店。店と言えば、備え付けの免税店に各種アトラクションのブースが所狭しと並んでいます。
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まず最初に、自分の部屋を確認。バルコニーからの眺めは、やはり雨。シャワーもあったかい御湯が存分に出るし、清潔&コンパクトで、問題なし。しかも、部屋にワインが冷やされて置かれており、「これは飲んだらお金を取られるのかどうか」妻と少し議論したあと、とりあえず飲まないで放置しておきました。
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部屋のチェックが終わった後、早速昼ごはんを食べに、多国籍レストラン"Venetian"に行きました。この船、ドリンクは殆どお金がかかる一方、食事は高級店のものを除けば全て食べ放題。というわけで、早速無料のランチを楽しみました。味は、飛行機のビジネスクラス以上地上の美味しいレストラン未満、といった感じで、なかなかのものです。
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3時に、救命胴衣の取り付け方講習のため、指定された場所である、もう1つの多国籍レストラン"Aqua"へ。あまりにうるさいサイレンの後、皆で救命胴衣を取り付ける。集まるのに20分くらいかかる一方、練習は3分で終わる感じ。
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ちなみに、レストラン&カフェは12種類くらいあり、うち無料なのは、巨大フードコート2種、Venetian、Aquaの3つ。他の、鉄板焼、寿司、ステーキハウス、フランス料理、イタリアン、メキシカンなどは、全てテーブルチャージとして$10~25程度とられてしまいます。

船を歩いていると、図書館。ここでは、SUDOKUやトリビアクイズの他、何故か日本語の本もおかれていました。
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「イノベーションのジレンマ」とか、どうやって仕入れたのか、また、こんなところで読む人いるのだろうか。

と思ったのもつかの間、次に目に入ったのがカジノ。
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そのほか、ワインセラーやら
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劇場、各種バーや免税店の数々、フィットネスジムやSPA、ゴルフ練習場やバスケ・フットサル場に至るまで、恐らく通常ホテルが施設として提供できそうなものはテニスコート以外全て揃っているように見えます。そして、ヨガ教室やWii大会、$1,000~$10,000があたるビンゴ大会などなどの有料無料の様々なイベントが毎日開かれ、各種ショップからはタイム・セールスのお知らせがひっきりなしにかかります。この「乗船料は安く無料のアトラクションを多数用意し、それに物足りなくなった頃、有料サービスに取り込む」策略は、同じく恐ろしく安い宿泊料と人工都市&大自然のツアーを提供するラスベガスの町全体に酷似しているように見えます。


本当は4時から出港記念バーベキューパーティーが屋上のメインプールで行われる予定でしたが、雨のため中止。代わりに、幾つかあるバーのうち一番広いところで乾杯しながらみんな踊り始める。
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ビールが$4~5、カクテルが$7~10程度と、確かに普通のバー程度の値段が書かれています。ただし、この上に税とサービスチャージが載るので、実際には3割位高くつくことに気付き、以後お酒を飲む気が多少無くなりました。

このように酒が高いな~と思って歩いていると、またまた"明日までに8本~10本ワインを頼めば、20%offでどのレストランにもボトルキープしてお届けします"という看板が。ワインの値段も1本$30~200と普通のレストラン程度なので、20%offに惹かれましたが、「この船で飲みたい御酒はワインだけじゃない」という冷静な妻の意見に賛同し、買わずにすみました。

やや予定より遅れて4:30に出港。マイアミのプライベート・ビーチをすり抜けて進んでいきます。
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夕食はAquaで。水族館風の暗めの部屋なので、写真写りは悪いですが、普通に前菜、メイン、デザートが出てきて、パンは食べ放題。食後のコーヒー・紅茶は無料ですが、その他のお酒は店内均一料金がかかる。また、ワインボトルを予め買っておけば、どのレストランにも持ち運べる形でボトルキープされる、というルールです。しかし、どぼどぼつがれてしまい、大人2人の1回の食事なら、大抵自分の意志に関わらず1本空けてしまわれる。良く教育されています。、
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ちなみに、我々が今回乗ったNorweigian Downという船には、"Freestyle Cruising" というポリシーがあり、フォーマルな格好は一切せずに過ごせます(したい人にはしたい人向けのイベントもあり)。ただし、多くのレストランでは、「夕食時は短パンとタンクトップ禁止(ジーンズはOK)」と書かれていて、普段水着や短パン、ビーチサンダルの人も、夕食時には着替えて綺麗な格好をしています。それが面倒な人は、服装完全自由で種類も多い巨大フードコートのビュッフェも利用可能で、飽きさせない工夫が見られます。


夜は、妻は映画館に、私は毎日7:30pmと9:30の2回行われる大ホールでのショーを見てきました。(本当はショーの写真は撮ってはいけないのですが、このように映っていないのであげてしまう)
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本日のショーでは、船内の各バーでピアノ弾き語りやギターユニットなど、様々なアトラクションを行っているパフォーマーの方々が、自己紹介代わりに1曲ずつ演奏して宣伝する。そして、後半30分はピン芸人のコメディーショー。クルーズ中の出来事や乗組員の話をネタに、日本の漫才を見るかのようにアメリカン・ジョークで自分にツッコミとボケを入れるスタイルで、それなりに楽しめました。

長い一日が終わり、部屋に戻ってすぐ寝始める。しかし、ゆれが相当激しく、何度も起され、あまり寝付けない夜でした。
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by golden_bear | 2009-12-18 22:41 | 旅行

南カリブ海クルーズへ行ってきました(1)概要

冬休みを利用して、南カリブ海クルーズへ行ってきました。クルーズ自体は12月18日(金)4pm発、12月27日(日)8am着の9泊10日、前後にマイアミで1泊ずつしたため、全旅程で11泊12日という大掛かりな旅になりました。

MBA最後の冬休み、何をして過ごそうか考えるにあたっては、下記のようなことを考えていました。
○ 米国からの方が日本より全然行き易い土地: 金銭的な話だけで書くと、実はアジア以外全てになってしまう可能性がありますが、時差も踏まえて、圧倒的に行き易い南北アメリカ大陸を第一候補に
○ 1週間以上の旅程: MBA後何したにしても、今後の人生において1週間以上の大型連休を取るのは難しくなってくるはず
○ "バケーション"気分が味わえる場所: ここ数年の休みの過ごし方といえば、07年はMBA受験準備、08年は渡米直前まで働き渡米後すぐに授業開始、就職活動と続き、09年もプロジェクトやインターンで埋まってました。もちろんストレスフリーという意味でMBAそのものがある意味2年間の休みですが、様々な雑事に追われることには変わりない。この間随分妻にも迷惑をかけてきたこともあり、久しぶりに本当に何もかもほっぽり出してみようと、バケーションの気分が味わえる場所、インターネット・電話が基本的に使えない場所を選択

その他1月に一時帰国することもあり、クリスマスシーズンの12月にも関わらず安価でいける場所、ということで、今回南米は諦めてカリブ海を選択。調べてみると、カリブ海クルーズには、西カリブ海(ハバナなど)、東カリブ海(ジャマイカなど)、南カリブ海の3つがあるのですが、実は西と東には3泊4日から気軽に行けるプランがあり、1週間でも何とかなってしまう。さらに、今回何故か、バルコニークラスの料金が大幅割引されて一番安い部屋の料金とほとんど同じになっている、お得なクルーズをたまたま発見したこともあり、このクルーズに決定しました。

旅程は下記の通り。()内は国名です。
- 12/17 バークレー発マイアミ泊
- 12/18 4pm マイアミ出港
- 12/19 移動日
- 12/20 サマーナ港(ドミニカ共和国)
- 12/21 トルトラ島(英領ヴァージン諸島)
- 12/22 セント・ジョーンズ(アンティグア・バーブーダ)
- 12/23 ブリッジタウン(バルバドス)
- 12/24 バセテール(セント・キッツ・ネイビス(注1))
- 12/25 移動日
- 12/26 移動日
- 12/27 8am マイアミ着。マイアミで1泊 
- 12/28 マイアミ発バークレーへ帰還

ドミニカ共和国以外、聞いたことも無い国ばかり。予約したのは10月末でしたが、その際には、この、「聞いたこともない」ということだけでで満足し、そのままほっぽらかして何も下調べせずに、気付いたら出発前日の夜になってしまいました。とりあえず大体の位置と、どんな国かだけささっと頭に入れておきます。
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ドミニカ以外は種子島や西表島位の面積のところばかり、人口も数万人程度の「ミニ国家」なのですが、1人あたりGDPの数字を見る限り、そんなに貧しくもなさそうです。高校の時、すばらしい地理の先生にあたったおかげで、「どういう気象・土壌条件だから、どこで何が採れて、どんな現状で世界の中でどういう立場にあるのか」は世界中くまなく頭に入れていたはずなのですが、そこでもほとんどカバーされなかったこの南カリブ海諸国。実際に現地で何を感じられるか、本当に楽しみになってきました。

というわけで、年末年始にかけて、しばらくこの旅行記をアップして行きたいと思います。今年一年、本ブログの長文駄文を読んで頂いた全ての方に、この場を借りて御礼申し上げます。それでは皆様、良いお年を!
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by golden_bear | 2009-12-17 21:40 | 旅行

60回目の正直- インターン向け就職活動を振り返る-2009レポート(2)

明日より旅行で11日間ほど更新が滞ります。その前に、今日本人の方で日本以外でのインターン獲得に動いている1年生に向けて、少しでも何かの参考になるように、私が経験した内容のうち事実関係部分を書き残して見たいと思います。

ちなみに私はこの夏、HaasのIBDプログラムでザンビア行き、日本で金融機関のインターン、そして米国でクリーンテック・スタートアップのインターンの計3つの活動をしましたが、本稿が対象にするのは3番目の米国でのインターン部分のみです。日本向けの就職活動につきましては、去年10月末にあったボストン1泊4日の旅(2日間の滞在)にて多少述べていますが、この内容、および他に幾つか日本企業あるいはグローバル企業の日本拠点に対して行った就職活動の話は含まれません。

○ 目的とスコープ
対象とした企業は、米国のハイテク・製造業・一部金融関係です。そもそも米国でインターンをしようと思った理由は、MBAに来た時点で、卒業後のネクストステップとして、日本で金融関係、または、米国でハイテク関係、の2つのいずれかだろう、と思い描いていたことによります。米国で金融、という道も少し検討したのですが、9月頭に約20社のプレゼン&ワークショップを聴いた結果、金融のバックグラウンドがある人にすら米国人以外が業務を遂行するための敷居が高すぎることが分かり、バックグラウンドのない私が行ってもまず戦力にならん、ということで却下しました。

そして、日本人が米国で就職するには、米国でのインターン経験がほぼ必須:すなわち、インターン先で成果を出して認めて貰うか、インターンでの経験・ネットワークを上乗せして本採用の就職活動に望むか、のどちらかが基本で、それすら出来ないのにいきなり本採用は厳しい、と考えていたことになります。

ここで、活動時期に明確なずれがあることも、助けになりました。日本の金融関係のインターンは、10月~11月のボストンキャリアフォーラムでほぼ最終確定する。一方で、米国で金融・コンサルティング関係以外の職種の募集は、年明け1月以降に本格化。したがって、11月までは日本向け、12月以降は日本以外の就職活動に、それぞれ専念することが可能です。そして、日本の金融機関でのインターン期間が、夏休み全体を埋めてしまうわけではなく、開始/終了時期をずらすことも不可能ではない、ということも念頭に置き、活動をしました。


○ 活動時期
- 09年1月4日に初の電話面接
- 第1弾の波が本格化し始めたのは、1月12日~15日に数社有力どころの募集締切。その結果1月20日頃から面接開始。
- 以後3月前半までは、ストラクチャーされたオンキャンパスリクルーティング、その後アドホックなオンキャンパス、ないしはオフキャンパスのリクルーティングを実施(後述)
- オン・キャンパスは5月上旬で完全に終了。5月末時点でザンビアに行き、6月以降日本でのインターンをしていたが、その間は主にメールで数社とのやり取りを継続。
- 最終的に7月中旬~下旬に3社ほど電話と対面でインタビューをして、8月4日からのインターンを獲得

○ 活動内容の分類
合計60社に対して就職活動を実施。うちチャネル別の分類は、下記
- 20社: ストラクチャーされたオンキャンパスリクルーティング; 毎年、各大学から複数名、MBA生全体で50名前後を採用するような、インターン向けの社内プログラムを専門に用意している大企業。大抵、MBA採用専門の担当者がいて、秋学期のうちに企業のほうから社員数名がプレゼンテーションに来たり、会社訪問等のプログラムを組織的に組んでいたりする。
- 20社: アドホックなオンキャンパスリクルーティング; 上記以外で大学の就職課担当の方経由での募集。大抵、職種がしっかり決まっていて、1人即戦力の狙った人を採用する形
- 20社: オフキャンパス; 大学の就職課を通さない就職活動。自分でWeb検索、各種メーリングリストに登録したり、OB訪問やAlumni、前職の先輩など、使えるものは全て使う形で実施

作業量的には下記
- 35社に対してカバーレターを個別に執筆。25社はレジュメ(履歴書)提出のみで、カバーレターは不要。
- 書いたレジュメは業種や時期に応じて、12種類

○ 結果の分類
(1) アプライ後インタビューに進めた数: 18社/60社
- (1)-1 不合格: 29社
- (1)-2 募集そのものの取り消し: 計13社
 -- (1)-2-1 "今年採用活動を行うかどうかわからないけど、とりあえずレジュメだけ送ってください"と言われ、送ったが結局採用活動がないor無視された場合
 -- (1)-2-2 同じ会社で複数部門に出したが、一番可能性のある1部門しか面接しない場合: 4社
-- (1)-2-3 レジュメ提出後、突然"外国人は採用しないことにしました"と言って断ってきた: 2社

(2) 第1次面接結果、最終面接に進めた数: 6社/18社
- (2)-1 不合格: 3社
- (2)-2 合格いただいたものの、最終面接前にポジションがなくなった: 5社
 -- (2)-2-1 インターン採用自体しないことになった: 3社
 -- (2)-2-2 他人に合格通知を出した: 1社
-- (2)-2-3 突然"外国人は採用しないことにしました"と言って断ってきた: 2社
- (2)-3 こちらから最終面接を取り消した: 4社
 -- (2)-3-1 スケジュールのダブルブッキングor調整付かず: 3社
 -- (2)-3-2 遠方に自腹で飛んで行かなければならないのを断った: 1社

(3) 最終面接結果、合格: 1社/6社
- (3)-1 不合格: 3社
- (3)-2 こちらから最終面接結果を待たず取り消した: 2社

○ 教訓・感想
個別に大切なポイント等は別途書くかどうか分かりませんが、この時期に大切なこととして、2つだけ挙げておきます。
1. 一度米国でインターンをやると決めたら最後までやり切る覚悟を明確にする
 上記のように本当に様々な理由で59社駄目になり続けたことからも分かるとおり、米国でのインターン獲得は、日本の就職活動と比較しても雲泥の差で難しい。他のブログ記事に成功談やその方法も挙げられているが、それらに書かれていることは全て大前提でやりこなした上で、運とフィットとタイミングが合わない限り、合格には至らない。米国のインターンでは、自分の目的にあったものが選べさえすれば、代え難い多くの経験が得られるが、その準備やプロセスに気の遠くなる時間や精神的苦痛を伴うので、飛び込むなら是非勝ち取って欲しいし、その覚悟がない人にはあまりお勧めしない。

2. 同士の友人を沢山作っておく
 59回落ち続けるプロセスは、本当にへこたれるものが多かった。今思えば太鼓判なのかリップサービスなのか分からないが、「お前は絶対に採りたいから、人事と上司に強く勧めておくよ」と言われ、とりあえず面接は完璧にこなした、と思っても、その先で「他に採用が出てしまって枠が1しかないので、すみません。欲しい人材なので、是非本採用で受けなおしてください」、とか、「今更ですが外国人は採らないことになりました」、と言われる。こんな落とされ方を繰り返されると、何をどう修正すべきか、本当に分からずパニックになる。

ここで何よりも重要なのは、友人の存在。「お前は絶対に大丈夫だから、絶対に最後まで諦めるな」とユダヤ調で強く言い続けたイスラエル人の友人、「アメリカのインターンほど重要なものはない」と強調し続けてくれたインド人の友人、そしてJapan Trekの準備中など、常にサポートし続けてくれた日本人の友人には、本当に助かり、お礼を言いたいと思います。このプロセス、身内の人には、恐らく鼓舞してもらう以上に心配をかけてしまい、あまりに辛そうにしているためか、「もうやめたら」という論調になってしまいがちです。ことさら外部の方に鼓舞してもらうことは、非常に重要だと思います。
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by golden_bear | 2009-12-17 01:36 | 就職活動


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