A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
by golden_bear
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カテゴリ:中国語学習( 6 )

中国語授業卒業ランチ(+Haas2年生集会)

中国語カラオケの翌日、9ヶ月間お世話になった語学研修棟にて、“East Asian Language Center”のフェアウェルランチパーティーが開かれました。この日同じ時間MBAでは2年生向けに最後の集会があったので、私は例の日本語を習っている韓国人と2人で、双方の会場を行ったりきたりしました。
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先に語学研修棟のフェアウェルランチ会場に行くと、200人ほどの参加者がごった返して、先生方や卒業生との最後の別れを惜しんでいました。クラスメートを見渡すと、私の中国語クラスの友人達もちらほら。ちなみに、皆の上達具合としては、初学者からスタートした人でも、もう普通に中国で生活できるんじゃないか、と言う勢いで喋れるようになっている人も見かけます。しかし、私の場合は、聞く話す書くに関しては、日本人の中学校卒業時点の英語力(英検3級?)まで来たかどうか、という程度です。まあ、米国で話すときに使う英語の大半が中学英語であることを考えれば、中国語の場合大抵の漢字がわかるアドバンテージがあることも含め、後は単語を増やせば何とかなりそう、というレベルまで来たことは、とても有難いことです。

入り口に置いてあった統計資料に目を通すと、UC Berkeleyの東アジア言語授業履修者は、中国語約800名、日本語約700名、韓国語約300名とのこと。この数字は2007年くらいまで毎年伸び続けて、その後横ばいなのですが、どうやらキャパシティの問題がネックのようで、もし受講制限が無ければ倍くらいいてもおかしくないかも、とのことでした。2世3世の人が自分の親の言語を学びたい、というアメリカならではの事情もあると思いますが、それにしてもこれだけの人数が学部関係なく受講したいと思うこと、さらにこれだけの人数に質の高い教育を提供できることに、改めて驚きます。米国大学の教育の質は、語学に限らずとても高いと思うのですが、ここにその一端を垣間見た気がします。
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また、ランチ当日には、今年起きた様々な良い出来事の発表もありました。2週前の記事に書いた「中国語のスピーチコンテスト」が、Stanford, UC Davisなどを含む近隣の数校で開催されたそうですが、どの部門でも1-3位を独占したそうです。前の記事で出てきた最終課題で一緒の韓国人は、残念ながら入賞できなかったようですが、キャリアチェンジャーの最終学期考(後編): 学生のうちの経験の記事に書いた口述試験の私のパートナー(東南アジア系の人)は、全体の2位になったそうです。2人に話を聞くと、実際にUC Berkeleyの学生のレベルが圧倒的に高かったのは確かだそうで、この「東アジア言語教育」の凄さに関しては、学生の人種構成も含めて、UC Berkeleyという場所がなす特殊要因も大きいのかもしれません。

この後、Haasの建物に戻って学長やキャリアセンター、アルムナイセンターからのスピーチを聞きます。
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重要なのは、この新しい学長になって2年、ついに学習カリキュラムに手をつけて、大幅に改良するようなのです。興味ある方は、こちらのニュースリリース、か、こちらのビジネスウィーク誌の記事、あるいは、Haas Strategic Planのページをご覧ください。

ここでまた、語学研修棟のランチに戻る。韓国人の友人は、3人の日本人教官全員と日本語で別れを惜しむ挨拶をし、曰く、「MBAのフェアウェルより、こちらの方が全然しんみりして感動的だった」。こう彼に言われてみると、Haas Strategic Planなどの話は毎度聞いていたことの進捗状況報告という感じ(とはいえ、大学という保守的な空間で、実際にLeading Through Innovationを実践し、変革を実行してしまうこの学長のリーダーシップは凄い!の一言ですが)。この2年生の9ヶ月間語学学習に費やした時間とそれに毎日付き合っていただいた先生方との密度の濃さ、そして(卒業生の交流も盛んなMBAに比べると)今日を最後にもう一生会わない可能性が高い、ということが頭によぎり、急に感傷的な気分になりました。

私が当日に会えたのは、担当教官3人のうち最後までカラオケを教えてくれた方1名だけでしたが、この4ヶ月間毎日叱咤激励していただけたことに、抱き合いながら深く感謝。いよいよ卒業するのだ、という事実を突きつけられた瞬間でした。
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by golden_bear | 2010-05-04 23:47 | 中国語学習

中国語でカラオケを歌ってみた

4月29、30日に無事、中国語のグループ口述試験、筆記試験共に終了し、9ヶ月の中国語学習生活に終わりが訪れました。でも、今後、実際に使う環境にいないとすぐ忘れるだろうなあ、、、と思っていると、早速5月3日(月)夜に、Pac Rim Club(環太平洋地域の学生が集まるクラブ)の卒業生追い出し飲み会がありました。1次会は授業が被って行けなかったのですが、当日朝に、「2次会は10時からカラオケ」というメールに気付く。それなら練習して行こう、と急遽思い立つことになりました。

この日午前中に、お世話になった中国語の先生との最後の1対1の面談があり。口述・筆記の両方とも辛くも落第点の8割を超え、無事単位になったことを確認するとすぐに、「なんか今晩すぐ歌えそうないいカラオケの曲ないですか?日本語の中国カバーでも中国人でもいいです」と聞いてみる。

先生のアドバイスは、
- 「南方之星(サザンオールスターズ)の 她爱了我好久(TSUNAMI)は有名だけど、ちょっと歌詞が難しいから厳しいかも」
- 「鄧麗君(テレサ・テン)の我只在乎你(時の流れに身をまかせ) は、簡単だし、誰でも知っているからお勧め」
- 「台湾人なら、王力宏(ワン・リーホン)の2007年の曲、我们的歌(我々の歌)は、とても簡単な中国語だからすぐ歌えるよ」
というものでした。

早速ネットで歌詞とプロモーションビデオを調べてみると、幾つか面白いことに気付いたので、下記に書いて見ます。

○ 1つの日本語曲に様々なバージョンが存在する
例えば、サザンの「真夏の果実」は、下記3人による別バージョンがあるようです。
 : 张学友 每天爱你多一些
 : 卜学亮 恭喜発財歌
 : 蔡国慶 盛夏的果実
少なくとも上2つはYouTubeで観れるのですが、両方とも原曲に微妙にアレンジが加えられていて、なんとなく気持ち悪い。そして、どうやら一番上が検索で一番ヒットすること、2番目はどういうわけか「新年明けましておめでとう」の歌になってしまっていて、めでたいのはいいけど原曲とあまりにも違うので、1番上のものを使うことにしました。タイトルを直訳しているのは3番目だけなんですけどねえ。

さらに、上で書いたTSUNAMIは、同じ苏永康さんが 普通語で「她爱了我好久」、広東語で「其实我很担心」と、使い分けて歌っているような例もあるようです。

○ 1番しかない
初めて中国語カバー歌詞を見たときに、日本語の原曲で2番、3番と歌詞が変化するものでも、1番しか訳されていない。書き忘れたのかな、と思って、色々なページを探してみるのですが、どこも1番しか載っていない。どういうことだろう、とYoutube等を見てみると、なんと中国語カバーでは、1番を全く同じく2回、3回と繰り返すことが多いようなのです。これは、カラオケ中にで聞いた中国語の歌でも、同様のことが多いようで、

○ 変な楽譜
先生に薦められた王力宏の我们的歌は、当然全く曲を聞いたことが無かったので、ネット動画で何回か見てみたものの、楽譜つき歌詞が手に入ればそれをプリントアウトして持っていこう、と試みました。そして見つかったのが、下記のような楽譜。
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どうやら簡譜というもののようで、初めて見ました。中国では一般的のようですが、五線譜に慣れている我々としてはわかりにくいことこの上ない。結局、別のピアノ譜があったので、それをダウンロードして見ることにしました。

というわけで、先生が述べた3曲、および、张学友さんの每天爱你多一些の計4曲の歌詞を印刷して、カラオケ会場に行くことに。
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授業がやや延びて、10pmにつくと、私の他には1年生の米国人が1人いるだけ。少し待って、中国人1年生の2人が合流し、結局私含めて4人で行くことになりました。1次会には30人弱いたようなのですが、流石に期末試験中の月曜日に夜更かしする人は少ない。むしろ、来ていただいた3名には感謝です。

この米国人も実は中国でフルタイムで2年働いた、とのことで、ほぼ完璧に中国語が喋れます。というわけで、全員中国語使い。準備をした甲斐あり、中国語の歌を数曲歌うことができました。

カラオケ内で気付いた事を、下記に
○ 曲の検索が本当に難しい
日本語だと、普通は歌手別か作品名別に、あいうえお順か、アルファベット順で曲を検索するのですが、中国だと、そのやり方は通用しません。
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写真見にくいですが、なんと、3文字→4文字→5文字、というように、タイトルの文字の長さで検索するようになっているのです。さらに、5文字なら5文字の中に多数の曲があるのですが、その並び順も今の私にはよく判らないのでした(後で理由を先生に聞くと、初学者には難しくすぐ説明できない、と言われてしまいました)。

○ 韓国人向けカラオケ
また、この大学そばのカラオケボックスは、日本のビールやポスターが貼られてあって、日系かな、と思いきや、中には韓国人。リモコンも画面表示も曲リストもハングルで、日本曲、中国曲は数ページずつしかありませんでした。その結果、せっかく準備したのに、王力宏の我们的歌及びサザンのTSUNAMIが歌えなくて、残念。

○ 中国人は日本の歌を知っている
一緒にいた1年生中国人の2人は、私に相当気を使ってくれたのか、「これは日本で有名なはず」、という日本関係の曲(どれも古め)ばかり選んでました。ただ、実際に元の日本曲がわかったのは、その中の3曲に1曲くらい。そもそも私が知らないだけかもしれませんが、比較的新しい曲には、日本では無名だが中国だけで流行っている曲もあるようです。その中で、周华健の「花心」(日本語では、石嶺聡子 の「花(すべての人の心に花を)」)は、初見の私でも出てきた単語のほとんどが知っているものでしたので、わかりやすくてお勧めでした。


逆に、これら以外は全てそのまま日本のカラオケボックスそのままでした(従業員は韓国人ですが)。米国でも日本のブランドを目にする機会が徐々に減っている気がする中で、久しぶりに観たそのまんま日本の発明品。カラオケのようなニッチな市場における、巨大装置付きデータ通信システムともなると、アプリケーション&サービス層以外は全てブラックボックス化して、海外でそのまま浸透する「文化」にできるんだなあ、と実感。
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こうして高々1時間強の間でしたが、ほぼ全編中国語カラオケという場で、とてもやる気のある1年生3人と仲良くなれたのはラッキーでした。そして、今後中国語を継続して学ぶ動機の1つに、カラオケをたくさん歌えるようになる、というのは、悪くないやり方だな、と思いました。
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by golden_bear | 2010-05-03 22:04 | 中国語学習

ソーシャル・ネット時代の外国語学習(中国語学習リンク付)

昨年8月から毎朝1時間の授業+莫大な課題に喰らいついてきた中国語の授業も、来週金曜日で最後。相変わらず膨大な宿題は毎日課されていますが、大きな関門はあと3つ。筆記、作文、スピーキングの各期末試験のみ、と、大詰めを迎えています。

このうち筆記と作文の試験は個人勝負なのですが、スピーキングは4-5人のチームでやります。その課題は、下記のように中国語初学者には大変厳しいもの。

自分達で10-12分間の中国語劇を作り上げて、暗記して皆の前で演じること
○ 中国語劇のスクリプトには、リストの中から構文を1人最低5つずつ選んで埋め込むこと
○ 先にスクリプトを提出し、先生が直したものを貰い、それを演技する
○ 配点は100点満点。作成したスクリプトの文法・内容に50点、実際の演技の発音で50点
○ 1つのチームに韓国人は最大2人まで(韓国人受講生はクラスの3割程度を占め、固まる傾向にある)

近くに座っていた人々に声をかけて決めただけの私のチームメンバーは、下記
○ 米国人男性(金髪白人)。3年生工学部。日本で働きたいらしく、履修して3年目の日本語は、かなり普通に話せるレベル。中国語は初学者。
○ 韓国人女性。2年生政治科学部。
○ 米国人女性(黒髪白人)。1年生学部未定。
1人くらい中国系の人を入れとけば多少楽できたかもしれないけど、元々中国語経験がない4人で組むのも、皆で平等に頑張るのが良い点です。

さて、スクリプト作りですが、米国人男性の提案で、ある日の夕方に語学練習棟のコンピュータールームに集まり、集中してやりました。皆PCは持ち歩いているのですが、語学練習棟のPCには中国語学習/作文を容易にする有料ソフトが入っているためです。
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しかし、驚いたのは有料ソフトにではなく、Web上の無料ツールの方でした。皆で話し合って中国語を一文作成するたびに、彼が有料ソフトで中国語入力し、すぐ見慣れないウェブサイトに貼り付けて送信。そして、3-4分後に次の一文を完成させ貼り付ける際に、なんと前に送った一文を、誰かが正しい中国語に直してくれているではありませんか。
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これは、Lang-8というウェブサイト。一見、FacebookやMixiのようなSNSのような画面に、自己プロフィールや掲示板/コメントのやり取りがなされているのですが、これら一般的なSNSと違い、掲示板/コメントのやり取りがほぼ全て、上記の外国語添削で埋め尽くされている。彼はこのSNSで、英語を教えてポイントを稼ぎ、代わりに中国語と日本語を教えてもらっているようなのです。

一文ずつちょっと訳すだけなら、誰か親切な人がすぐ教えてくれるのですが、12分のスクリプト全体となると、ポイントなりお金なりを大量に消費して誰かを雇わざるを得ず、断念。従って今回は結局、このLang-8の利用はリアルタイムに気になる所にだけ行い、一通り完成させた時点で結局オフィスアワーに先生の部屋を訪問し、直しを入れることになりました。

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Lang-8は作文に特化することで差別化し、大学生が宿題をやるのに役立っていますが、今ネットでは音声も動画も個人が自由に使える時代。SNS系の(クラウド・ソーシングへの丸投げ)無料語学学習ツールは、ちょっと調べただけでも下記のように沢山ある模様です。

○ LiveMocha
2007年創業のスタートアップ、09年末にシリーズBを終えた。英語、スペイン語、フランス語、ヒンズー語、ドイツ語、中国語に関して、ユーザー同士で互いの言語を話す&書くで教えあえるSNSを無料で提供するほか、Pearson社とも提携し、有料のオンライン学習コースプログラムをきめ細かくレベル別に提供。200カ国から480万人のメンバーが利用し、急成長中とのこと

○ italki
中国の上海に拠点があるスタートアップ。こちらは日本語対応。09年8月現在でも、200カ国以上からの登録者数が50万人以上、教え合う言語数は100以上、登録教師数は4700名。SNSを通じて、お互いの母国語を学ぶ目的でランゲージ・エクスチェンジが可能だけでなく、Skypeを利用してオンラインで外国語レッスンをしてくれる先生を探したり、自分が日本語の先生になって生徒を探せる

○ palabea
150カ国以上に対応し、BBCやDW-WORLDといった欧州企業のサポートを受けているドイツ本拠地の企業。機能はLiveMochaとほぼ同等で、オンラインチャット、ラーニングツール、SNS、自分の近くの土地の友人探しのほか、語学学校の検索もできる

○ babbel
英、仏、西、独、伊、瑞、葡の7ヶ国語を、Webの機能を駆使した新しいやり方で学ぶことを目指す。iPhone等にダウンロードして、いつでもどこでも学べる。70万人が登録。FriendsAbroadというSNS形式の企業を買収し、今後SNS機能を充実すると思われる

○ VoxSwap
教材などは置かず、SNS機能に絞ったシンプルな語学学習者ネットワーキングサイト


SNS以外でも、Web上には下記のような外国語無料教材もあるようです。
○ mango languages
英語で他の外国語を無料で学べるサイト。最初50レッスン、1,000語程度まで無料。上級者向けや高機能を有料にしたり、$149で丸ごと購入可能、という課金モデル

○ Yappr
英語リスニング強化に特化。オンラインのドラマや音楽のビデオで、リスニング向上に適したものが段階別に整理されている

○ LearnItLists
日本語を含む18ヶ国語に関して、いつでもどこでも毎日10単語覚えさせるためのサイト

○ Lingoloopy
言語学者やITプロフェッショナルが40ヶ国語以上を楽しく学習・練習するために設立された英国の組織。リンク集。言語の歴史等トリビア的な学びに利用できる


また、無料ではないですが、「講師がフィリピン人の英会話スクール」というページを見ると、乱立している様子が伺えます。最近、日本の英会話学校の経営が厳しいというニュースを目にしますが、これだけ外国語の学習がネット上で容易になれば、土地代と人件費の負担は相当重いことは容易に想像がつきます。また、Rosetta StoneやPimsleurといったCD/DVD語学教材企業も、今後は自社の高額教材の市場を潰しながら、Web機能を充実させていかざるを得ないジレンマにあるのだと思います。

一方、エグゼクティブ向けの通訳・翻訳・教育サービスはなくならず、かえって重宝される時代が来ると思います。その理由は、下記です
○ 全てのビジネスがグローバル化し続けるのに伴い、通訳・翻訳が求められる場面/市場は引き続き拡大し続ける
○ しかし、上記のようなクラウド・ソーシングサービスに機密情報を投げるわけにはいかない(仮に技術的にセキュリティ保護が可能でも、飛行機にパイロットを載せているのと同じ理由で、顧客は使えない)
○ また、このSNSやクラウド・ソーシングを使った場合発生する、最低でも数分の時間ロスはビジネス上では許されない場合が多く、さらに品質担保のための管理工数がかからざるを得ない
○ したがって、管理監督者側は、マネジメントのために必要最低限の語学力は、必須になって来る。もちろん個人で自発的に学ぶにはSNSサービスを使える可能性がある(もちろん禁止される場合もある)が、会社のトレーニングとして提供する場合は、信頼のあるサービスに頼らざるを得ない

このように、アマチュアレベルは続々と無料になり、中途半端なものは廃業し、一流のサービスはより高品質が求められる形で存続する、というのは、通訳・翻訳に限らず様々な業界が直面している事態と思います。この変化には賛否両論あると思いますが、この言語業界に関しては、変化を止めることはグローバルに難しそうだし、人類全体の進歩にとって良いことに思います。

そして、このバークレーの学部生向けスパルタ中国語講座は、まさに言語学習における高品質な一流のサービスと思います。それは、単に授業だけでなく、学習能力向上のための様々な仕掛けを用意することからも担保しています。その1つがコンテスト。昨日の授業の最後に、私のチームメンバーである韓国人女性が、翌日大学生向けの中国語スピーチコンテストに出るため、皆の前で3分間の中国語スピーチを披露し、我々がフィードバックする時間がありました。驚いたのは、彼女、クラスに6-7人いる韓国人の中では、一番中国語を苦労している印象があったのですが、このスピーチの内容、発音とも素晴らしいの一言。コンテストという形式のモチベーション増大作用、そして実際に努力した本人の双方に、感銘を受けました。
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もちろん、楽しく勉強させる仕組みは上記SNSの有料/無料講座でも用意しているのですが、ここまで鬼気迫るスピーチコンテストのようなものをオンラインでやるのは、難しいと思います。「目標とやる気を持たせる」部分までカバーしてこそ一流のサービス、という事を、その効果の大きさを含めて実感しました。


最後に、私が良く使う中国語学習系サイトのリンクを下記に貼っておきます。もし他により良いものがあれば、コメント頂けると幸いです。

(中英/英中翻訳)
http://www.mdbg.net/chindict/chindict.php?page=translate
ここは、長文の英語を打っても、語順変化や企業名のような固有名詞まで含めて、かなり正確に訳してくれます。また、単に翻訳されるだけでなく、下にそれぞれの単語の意味が書いてあるのが良いです。

http://www.freetranslation.com/
ここは中国語以外にも多言語対応です。精度は上のものよりやや落ちる気がしますが、比較して使うこともあります。

(中日/日中翻訳)
http://www.excite.co.jp/world/chinese/
日本語サイトでは、ここを使ってみることが多いです。日本語と相当違う語順変化は思ったよりもかなり正確に見えますが、もっと良い中国語の熟語がある場合でも、日本語の漢字を中国語にそのまま置き換えて当てはめてしまうケースが多いのが難点です。

(中英/英中辞書)
http://www.mandarintools.com/worddict.html
こちらは単語のみ受けつける。普通の辞書と同じく、1つの単語を入力すると複数個の候補を出してくれるので、上記翻訳サイトで目的の単語が無いときに利用

(ピンイン記号表示)
http://dokochina.com/simplified.php
中国語の読み方「ピンイン」を、発声のトーンまで含めてルビのように表示させたい時に使うサイト。ここは、1000字まで一度に入力可能で、Word等に貼り付けた場合でも修正が比較的容易なので、良く使います。

(追記)
Word2007では、Home->Font->Phonetic Guide("abc A"と書かれたアイコン)で、ピンイン記号をつけることができます。しかし、この方法だと1度に50文字程度しか変換できないので、上記Websiteとどちらを使うかは好みだと思います。


(無料検定対策問題集)
http://www.chinese-speaker.com/chinese/exercisemenu.html
中国語検定/HSK対策の問題集・過去問を完全無料で練習できるサイトです。これだけのものを無料で提供するとは、素晴らしいの一言です。
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by golden_bear | 2010-04-24 22:44 | 中国語学習

新年快乐! 米国での旧正月パーティー

この週末は月曜日のPresident Dayの3連休。米国では祝日が日本より珍しいので、既に木曜夜から旅行に出かける学生、ショッピングモールではセールと、お休みモードです。さらに、中華圏の学生にとっては旧正月が重なり、アジア人が多い(学部生の4割以上)バークレーではお祭り気分が広がっています。

こう書いてはみましたが、実は私自身、去年はこのお祭り気分に全く気づかなかった。人は興味の持ち方次第で感じ方が変わるんだな、と改めて思います。というわけで、いつも通り、見て感じたことを記しておきます。

(1)中国語の授業

とにかく先生がいつにも増してハイテンションだったのが印象的。そして、授業の最後に「恭喜發财,红包拿来」と言って祝うんだ、と説明。この時、あまり英語が堪能でない先生が、前半の「恭喜發财」(おめでとう、裕福な年になりますように)の部分を、”We wish and cerebrate happiness to become rich, rich!, rich!!!”といった感じで、「金持ちになるんだ!」ととても強調しているように聞こえました。新年早々まず第一声で、金持ちになりたい、と堂々と宣言することが、中国人のハングリー精神に結びついてるんだろうなあ、と勝手に想像。ちなみに、後半の「红包拿来」(赤い封筒を持って来なさい)というのは、赤い封筒=めでたいこと→幸せが降ってきて欲しい、という意味と、現物=お年玉を持って来て、という意味とがあるそうです。

(2)旧正月Consumption Function
金曜日恒例の学校/生徒会主催の無料飲み会は、もちろん旧正月がテーマ。今回は3連休と重なったため、参加者はいつもより少なめでしたが、例によっておいしい中華料理が振舞われることもあり、アジア系に限らず多くの学生でにぎわっていました。

○ 「赤い封筒に自分の夢を書いて回収し、くじ引きをしてあたった人に現金が!!!もらえます」というイベントが発生。ビジネススクールらしい。

○ 旧正月クイズ、ということで全5問。
 - 「今年は寅年ですが、来年は??」といった問題には、白人金髪のアメリカ人でも答えられる人が多くて、びっくり。

 - 「福」という漢字は、どちらが正しいでしょう、というクイズ。正しい漢字と、さかさまになって置かれた漢字の2択があり、皆さん正しい漢字のほうを選ぶ。しかし、正解は逆さまのほう。「福がやって来る(福到)と、福がさかさになる(福倒)が同じfudaoという発音だから、逆さに貼るんだ」という説明に、会場ブーイング

 - 「旧正月を祝う国はどこでしょう?」というクイズ。「中国、シンガポール、マレーシア」と言って、「マレーシアは全員祝うわけじゃないだろ」、と突っ込みを入れられて、「じゃあ韓国」、といって正解にたどり着く。他に答えの中で並んでる国々を見て思ったのは、
  -- 中華圏(東アジア)とインド圏(南アジア)、って、同じアジアでも明確に違う
  -- 実は日本もリストの一番下に、「1873年に革命が起こるまでは旧正月祝ってた」とおまけで書いてもらえてた。どんな思惑があって入ったのか判らないけど、単純にはずされてしまうよりは、素直にうれしいものです。
  -- 一方、台湾はリストに入っていない。こちらでは、「国ではない」ということで、皆の意識は一致しているようです。。。

○ 獅子舞: メインイベントは、ある学部生向け授業の教授と生徒による、Line Dance(龍舞?)と獅子舞の披露でした。獅子が出てくると、大盛り上がり。めでたい気分になれました。
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(3)中国麻雀
最後に、この前日の木曜日に、IBDザンビアチームの同窓会がありました。今回は中国人においしい中華料理屋を紹介してもらったのですが、いつもの通りパキスタン人がドタキャン。インド人も子供が急にのど詰まらせた、と言って、危うくキャンセルしそうになったので、近所の在台湾経験8年のアメリカ人同期も呼びました。インド人もそろったところで、「このアメリカ人の家に雀卓と牌がある」ということを聞きつけたギャンブル大好きの中国人が、熱心に皆を誘って麻雀をすることに。
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やってみた感想は、日本の麻雀とはルールが多少違うことで、楽しみ方が全然違う競技

○牌の数: 山にストックされている牌数は日中で同じ。しかし、日本は14枚(3x4+2)揃えるのに対し、中国は17枚(3x5+2) 揃える必要があるため、ゴールにたどり着くのは中国麻雀のほうが難しい

○上がり制限: その代わり、中国麻雀は、日本麻雀でいう役なしでもあがれる(例えば、リーチという概念がない)。従って、とにかくチーやポンで鳴きまくって、最速の上がりを目指す、という形になりがち

○点数計算: そして、日本の麻雀では、最後にあがりきった時にはじめてXX符、Y飜という形で点数が確定するのに対し、中国麻雀では1回チーやポンをしたり、花牌を引いた瞬間に、どんどん積み上げで点が確定していく。どっちも最終結果は同じだけど、そこに至るプロセスは、日本麻雀がパズル・ゲームで、中国麻雀がシューティング・ゲームみたい。

この違いがあるため、日本の麻雀が、相手に悟られないように自分の気持ちを押し殺しながら相手の気持ちを盗む心理戦や緊迫感を楽しむイメージに対し、中国麻雀では、自分の手を見せて点が上がっていく姿をみんなで見て興奮するギャンブルのイメージ、と感じました。同じ麻雀でも、国民性の違いがあって面白いです。

最後に、この麻雀というゲーム、中国ルールで遊びでやる分にはとても単純で、インド人も私の妻も一発で飲み込んでいました。私の知人に草の根で将棋を国際化:ルールや定石を英訳してYouTube等に公開している素晴らしい方がいるのですが(ZAPATEADO:将棋カテゴリ)、将棋と違いローカルルールが多い難しさがあるとはいえ、麻雀もどんどん国際化されて広がると面白いな、と思いました。
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by golden_bear | 2010-02-12 23:37 | 中国語学習

中国語受講終了でできるようになったこと(+Google議論感想)

Google DNSについてコメント頂いた方は、どうもありがとうございました。やはり技術に詳しい方の視点からは、一味違うものが見えている、ということが分かり、大変参考になりました。

そして、頂いたコメントや他のニュースを見ていて、「Googleが今手当たり次第サービスを拡大を続けている状況は、もしかしたら、ヘッジ・ファンドが登場して拡大していった様子に似ているかもしれない」、ということを感じました。

語弊を恐れずにやや恣意的に単純化して書くと、ヘッジ・ファンドは
(1) 最初は文字通りリスク・ヘッジ、すなわち突発的な悪いイベントが起きた時のみにそこに逆張りした分の収益を得る、という新しい投資手法を生み出した
(2) しかし、この手法が儲かることが分かると、ファンド自体の急成長に加えて様々な金融機関が真似事を始め、可能な投資先の数に比べて規模が大きくなりすぎてしまい、本来の目的であるリスクヘッジの効果が少なくなっていった
(3) やがて世界中であり余ったお金がリスクヘッジ出来ずに貧困層向けの住宅ローンやコモディティ商品に一斉に向かい始めると、ギャンブル状態
そして、
(4) ついに金融危機に至った
のは記憶に新しいところです

Googleの場合、かなり乱暴な置き換えではありますが、
(1) 最初はロボット型検索&Adwords&Adsenseによる検索連動型広告収益モデルという、世の中にない技術とビジネスモデルを生み出した。さらに、2004年のIPO前後からアプリケーション開発に力を入れはじめ、「全広告収入がプラスとなりうる限りは、世界最高の技術者が採算考えずに全力で多種多様なアプリを開発可能」、というシステムで回る会社組織を作り上げる。ここでGmailやGoogle Mapはじめ数々の衝撃的なGoogleオリジナル・アプリが生まれ、それらが「客寄せパンダ」となりGoogleのブランド価値・検索シェア・収益が向上する好循環を確立した
(2) しかし、可能な新サービス数に比べてGoogleの開発力が大きくなりすぎ、他社との競合を回避出来なくなってしまった。ここでGoogleはその高い技術・ブランド力に加えて「どこかで広告収入を得ている限りユーザーには無料でサービス提供が可能」というビジネスモデルを生かして、既存のものより良いサービスを無料で提供し続ける。このように、既存市場を破壊し、既存サービスの売上をGoogleへの広告収入に変換するビジネスモデルを、回し続ける
(3) やがてGoogleが大きくなりすぎると、Google自体の成長が他社の収益を圧迫し始めることに。このため、全世界の広告費自体が拡大するようなことはなく、Googleの成長は頭打ちに。にもかかわらず、Googleはますます難易度の高い開発やプロジェクトに挑み続け、低成長だろうと新規市場開拓も続ける
(4) ついに兵站が切れ、Googleバブル(?!)が崩壊。(例: 品質問題頻発、訴訟増加、国家・企業によるGoogle使用制限などなど???)

(3)の後半から(4)は何も明確に出来ないまま書いていますが、少なくとも言えることは、この(1)から(4)に向かう変化は、不可逆変化であること。ヘッジファンドという概念が生まれてしまった以上もう逆戻りしてヘッジファンドそのものを廃止できないのと同様、Googleという概念が生まれてしまった以上、その進化は誰も、恐らくGoogle自身も、もう止めることは出来ない。今(2)ですが、(3)(4)くらいの状態に近づくまで、Googleの成長および既存概念の破壊は続いてしまうと思います。私自身もX年後にGoogleがどこまで広がっているか(あるいは崩壊しているか)を念頭におき、決して今見ているものを将来の前提にしないように、物事を考えていこうと思いました。


さて、本題。12月4日(金)に中国語の最終試験が終わり、無事今学期の中国語が終わりました。良く聞かれる質問として、「3ヶ月の授業でどのくらいできるようになったの?」というものがあります。一応、日本で習う英語で換算すると、
○ 使えるようになった漢字は400程度、熟語にしても600程度なので、英語の場合中学3年までに1,000単語覚えることを考えれば、まだまだ語彙は全然足りません。
○ ただし、文法事項は中学3年~高校1年生で習う程度まで網羅しているので、日常会話は7-8割可能。そして、単語さえ増やしていけばあとは自力でも上達可能、という段階まではきていると思います
○ そして、上記定義で重要なのは、読む・書く・話す・聞くが均等にそのレベル近くに達していること。以前説明したとおり、日本の語学教育と違い、点数および授業時間の大半は、書く&話す関連。特に発音が最大の難関である中国語に関しては、とても実践的な練習カリキュラムです

では、どの程度の読む・書く・話す・聞くが出来るようになったのか。11月中旬締め切りの、250語作文宿題で書いた文章が丁度話す&聞くのレベルくらいなので、下記にそのまま掲載してみます。(あえて細かい文法ミスで1点減点されていますが、そのままにしてあります。また、最後3行は、本当は右側に寄せられています。)

林先生:

你好!好久不见,最近怎么样?这个学期我很忙,除了专业课以外,还得学中文。虽然昨天早上四点就起床预习中文了,但是八点的考试觉得有一点儿难。然后上午我一边听老师讲课,一边做功课。下午我跟同学小按练习高尔夫。虽然他三十七岁,但是很酷,打球也打得很好。
因为我妹妹结婚,所以寒假我要回老家。我觉得我回家的时候,你正要在日本找女朋友,是吗?一月八号我想请你来我家,给你介绍我一点儿朋友,你能不能来?你喜欢个子高的还是小的女孩?
有空儿的话打我的手机,或者给我发短信。

祝你新年快乐!

你的朋友
A Golden Bear
十二月一日

せっかくこれくらい使えるようになった中国語、教室に空きがある限り、引き続き来学期も履修を続けたいと考えています。とはいえ今は、毎日朝8時からの授業および1日2時間程度の予復習という時間もさることながら、精神的にも今学期の苦痛の半分弱を占めていた中国語から、ようやく解き放たれたばかり。その反動で、今週は同じく日本語の授業から解き放たれた韓国人の級友と共に、毎日ゴルフに行っています。「4日連続でゴルフに行くなど、もう一生ないだろうね」と言いながら行った結果については、また別の機会に書いてみたいと思います。
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by golden_bear | 2009-12-05 19:04 | 中国語学習

中国語が取れた! - 2年目秋学期授業(2)

奇跡的に、学部1年生向けの中国語の授業を履修することができました。これがまた、取ってみると結構大変で、しんどそうですが、頑張ってみます。

そもそも何故中国語を履修したかったか、というと、下記の理由によります。
- 今までに仕事上で6回ほど、通算2ヶ月程度も中国を訪問している。にもかかわらず、最初の挨拶程度の日常会話も全く学べていない状態で、毎回毎回必ず思うようにいかずに悔しい思いをしていた。議論の細かい所を突然中国語でひそひそ話されたりした経験から、中国語が少しできるようになってニュアンスが聞き取れただけでも、大分違うんじゃないか、と思っていたため
- 将来、今考えうるどんな道を選んでも、中国との関わりが重要な仕事をいくつも選び取っていくことになる可能性が非常に高いため
- UC Berkeleyの語学教育は素晴らしいと聞いており、実際に日本語を1年だけ履修しただけで、普通にしゃべれてる人が周りにごろごろいるため
- もともと語学は苦手で、英語すら未だにおぼつかないし、昔大学の教養で習ったドイツ語など全く忘れてしまっている。だからこそ、この機会を逃すと、中国語の超基礎すら一生身につかないな、と思ったため

奇跡的に、と書きましたが、本当に高倍率でした。この大学1年生向けの初級コースは、毎日6スロット(8-9am,9-10am,10-11am,11am-12pm,12-1pm,1-2pm)あり、それぞれ定員が22名なので、22×6=132人が受講可能です。そのうち、各クラス11人ずつ程度は、「アジア学部中国学科」所属の1年生が必修で取るので、残り66人の席の取り合いになります。ここで、必修以外の学生で受講可能な優先順位として
 1) 1年生
 2) 2年生
 3) 3年生以上(大学院生含む)
と決められています。初級コースを取らないと後に履修できない授業が多数あることから、これは厳密な基準となっています。したがって、理論上は1年生と2年生が66人以上登録してしまうと、3年生以上、ましてや他学部の大学院生など、一切入り込む余地はありません。

で、実際の状況はどうか、というと、1つの教室に立ち見を含めて40人位入ってた日も会ったことから、多くて合計200名くらいは殺到していたような感じです。中国学科学生課の人も、「例年なら2週目からWaitの人が諦めて逃げて他の授業に行ってしまうのに、今年は全然減らないわねえ」と言っていました。アメリカも欧州も日本もがたがたの昨今、学部生の目線も、より中国にシフトしてしまっているようです。

こんな中で、どうして履修することができたのか。結局、運が良かった、の一言に尽きるのですが、参考までに、私のした行動を下記に並べてみます。

(1) 第1次 Web登録(7月下旬~8月20日程度)
ここでは、まずWeb上でWait Listへの登録を実施。所属学部/学科によって中国学科の授業を取得開始できる日が異なり、MBA生が履修開始できる7月下旬には、既にほとんどのスロットがWaitの上限(定員22名に対して、必修11人+Wait最大22人=最大33名)まで含めて埋まってしまっていました。そこで、私が取った戦術は、毎週1回、どこかのスロットが空いていないかの確認です。たまたま、8月15日頃に、5スロット目(12-1pm)に1つ空きがあったため、急いで自分の名前を書き込む。

すぐに、責任者の教授から、「志望動機と、現在の中国語レベル申告書」の5枚くらいの紙が送られてきたので、必要事項を記入。ここでは、あまりにレベルが低いと除外されるのでは、と思い、必死になって無理やり背伸びした内容を書きました。しかし、実際には逆で、中国語がある程度できる人を、上のクラスに入れるためのものだったそうです。また、この時にMBAのプログラムオフィス長にも、「中国語を受ける旨」を理由と共に告げ、サポートしてもらうことに。

(2) 授業開始1週目
ここでは、事前にWebで登録できなかった人も、当日立ち見で授業を見に来て、勝手に出席表の空欄に自分の名前を書いて丸をつけていきます。したがって、出席確認表には、50人ほどの名前が書かれています。一方で、事前にWeb上でWait Listに入っていた人でも、他の授業との兼ね合いか、ドロップしている人が結構いるので、結局常時出席者は35-40名程度でした。ここで私が取った行動は、愚直に下記2つ

- Wait理由を、受けいれざるを得ないような形に工夫
Wait Listの人には、青い紙が渡され、表には名前と履修可能なスロット、裏には「中国語の履修志望動機」を書くことになっています。ここで、履修可能なスロットを最大限書き入れ(私の場合4つ)間口を広げておくと共に、裏の理由の文章を工夫して、「卒業後すぐに中国語が少しでもできないと、自分の仕事上XXの点でマイナスになる。一方、今の自分は中国語ができればさらに、YYという形でリーダーシップを発揮し、世の中やバークレーに貢献できる」(XX,YYには、実現にはかなりハードルの高い目標だが、自分のやる気次第で不可能ではない内容が入る)といったような形にして提出しておきました。

- 言われたことには素直に従いながら、やる気を伝える
教授側もふるい落とすため、色々な要求を出してきます。「2回休んだ時点で、履修資格取り消し」、「毎日オンラインまたは紙で出される宿題を、1回でも提出し損ねたら履修資格取り消し」、という、最も厳しい条件に従うのは勿論、「教科書はWaitの人はまだ買わなくて良い」、「明日はこのプリントを印刷して持参」、という、特にしなかったからといってペナルティの無いものに関しても、とりあえず完璧にこなして準備して、やる気を先生に伝えておきました。そして、「初日にまだ語学レベルの確認『面接』をしていない人は、責任教授に必ず会う事」というメールを受け取ると、実は語学レベルの確認はメールのやり取りで済んでいたのだが、あえてわざわざ面接しにいき、「貴方はいいわよ、帰って」と言われながらも、青い紙に書いた志望動機を改めて伝えておきました。

(3) 授業開始2週目
なんと、週末の間に現在のWait Listを強制的に圧縮し、履修者数が160人にまで減ってしまっていました。これにより、一緒に中国語を取っていた韓国人MBA生同期が遭えなく撃沈。私は辛くもまだWaitに残っていたので、友の分まで頑張ることに。

一方で、パートタイムインターン先の定例電話会議が毎週金曜日12-1pmにあり、「この時間は電話に出て欲しい」と言われる。確かに、この1週間に1度の会議を逃すのは痛いので、責任教授に「金曜日だけ他の時間に変えられますか?」と聞きに行ったところ、「駄目だ。変えるなら、スロットごと全部変えなさい。Wait Listの一番後ろに回されてしまうけど」、と言われてしまいました。そこで、学生課の人に直接会って、「今一番可能性の高いWait Listのスロットに入れなおしてください」と聞いたところ、8-9amに移動されることに。実は、この8-9amのスロット、先週韓国人MBA生同期が入っていたにもかかわらず外されたため、この時点でもはやほぼ履修は無いな、と諦めていました。

水曜日から朝8-9amの授業に行き始めると、まだ30人近く出席しており、諦めてました。しかし、なんとこの日先生が大幅に遅刻する、という事態が発生。しかも、今まで昼の授業は責任教授の素晴らしい教え方に感動したのだが、この先生(恐らく博士課程のチューター)は、単に黒板に板書したものを棒読みしているだけで、全然教えていない。酷い先生だな、と思っていると、神風が吹いたのか、木曜日に25人くらいに、金曜日にはなんと19人(!)にまで受講生が減ってしまっていました。というわけで、金曜日の夕方に、「貴方、運がいいわねえ。8-9pmのスロット、取れたわよ」という連絡を学生課から受けて、無事受講できることになりました。

本当は12-1pmの責任教授の素晴らしい授業を聴きたかったのは山々ですが、もしその評判を聞きつけた1-2年生が8-9amからシフトしていたのだとしたら、私はそもそも受講できなかったことを考えると、運良く結果オーライの状況になったことになります。
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さて、実際の授業ですが、これまた負荷が重く大変なことになっています。「読み」、「書き」、「聞き取り」、「喋り」のすべてを均等にマスターする、というTOEFLで聞いたことのあるようなポリシーを抱えており、毎日1時間の授業に加えて、1時間半程度はかかるリスニングやスピーキング、ライティングの宿題が日替わりで1つか2つ、毎日出てきます。上の写真は、スピーキング宿題提出のやり方を教えているものですが、録音したものを採点官(人間)が聞いて、正しい発音かどうかフィードバックし、できていないものは再度録音しなおす、というとても人件費と手間のかかる宿題が出されています。州立大学ながら、学部生の授業料が日本の私立の安い医学部並にかかるだけあって、流石に教育のシステムはハード・ソフトとも充実しているようです。

一方で、書き取りの宿題は、下記のようなものが。
c0174160_14252610.jpg
3歳児に戻った気分ですが、初心忘るべからず、ですね。

この中国語、周りが20歳前後ばかりで誰でも勉強できる内容であり、また、既に中国語が喋れる人は地球上に十億人以上いることを考えると、やはりどうしてもMBA向け授業の方が希少価値が高いため、日々の生活の中では優先順位もモチベーションも下がってしまうことが多いです。しかし、1日2時間半は強制的に中国語漬け(まだ発音のみですが)にならざるを得ないことから、ゴルフのスイングと共に、あと8ヶ月半でしっかり体に叩き込んで、御土産に持って帰る所存です。そして、青い紙に定義したように、今後は「私が」中国語の基礎をできる「意義」を私の将来像に据えて、実際に人生を切り開いて行きたいと思います。
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by golden_bear | 2009-09-06 23:21 | 中国語学習


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