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PINGというゴルフクラブメーカーをご存知でしょうか?
私には有楽町ビックカメラで見かけたような気がした以外、あまりなじみがなかったのですが、 PINGホームページによると、 ・ 「航空宇宙とコンピューター産業において、エンジニアリング技術を磨いていた、生涯エンジニアであった」カーステン・ソルハイム氏が1959年に自宅ガレージで設立した家族企業 ・ 「周辺重量配分」、「カスタムフィティング」、「インベストメントキャスティング」といった、今日では業界スタンダードとなっている革新性のある理論を発明 ・ 頑ななエンジニアリング哲学、厳しい製造誤差の追及により、ゴルフ業界における製品のパフォーマンスと品質を飛躍的に向上させた という、なんとも熱い魂を持った会社のようです。 ここアメリカでは女子世界ランク1位のロネーナ・オチョア選手や、昨年の男子全米オープン覇者のアンヘル・カブレラ選手をはじめ、多くのトッププロが利用している、とても人気の高いクラブのようです。 ゴルフ愛好家にとって、Pingのクラブといえば、なんといっても「カスタムフィッティング」。 ここのPing専門店といったウェブサイトに書かれているのですが、 (1) 自分の身体計測(身長、指先から床までの高さ、手のひらの長さ)を行い (2) 実際にお店のコーチの前で打ってみて、プロが最適なクラブセットを選択 というプロセスを経て、自分の体型にあったシャフトやグリップのサイズ、ライ角や そもそものクラブの種類を探し当ててくれます。 と、ここまでPINGを持ち上げて来ましたが、難点は、やはりそれなりの値段がしてしまうこと。 特に、(2)は、本当に上達したい人にとっては必須かつありがたいプロセスだと思いますが、 私みたいにまだやったことない人にとっては、”初心者向け”を選ばれる以外にないので、 無駄なのでは、と考えていました。 そして、アメリカは下記のように日本に比べると大変ゴルフクラブを安く買うことができるので、 私は当然、Craigslistで$30でフルセットを揃えて、楽しんでいました。 ・初心者向けのフルセットなら、ノーブランドなら$100~$200出せばパターやバッグまで揃う。 ・タイガーウッズのNikeや、上田桃子のキャロウェイなども、日本の半額以下。 ・さらに、Craigslistを使えば$100以下でフルセットがそろう この1本$3もしないゴルフクラブ達、特にSpaldingのアイアンセットとパターの使い心地は 素晴らしかったのですが、下記3点の難点がありました。 ・ ドライバーが、本当に「木」のウッズで、全然当たらない ・ バッグがぼろぼろで、家が汚くなる ・ SWがない。というのも、アメリカの男性向けフルセットには通常あまり含まれないようで、バラで買うと結構高い($30は超える) さらに、下記のようなインプットを受けており、 ・ 前職元上司達から、「MBAに行ったら、勉強は全くしなくていいんで、ゴルフだけうまくなれ」と散々言われたプレッシャー ・ 友人より、上海でゴルフのクラブを全てカスタムメイドしなおして、それまでクラブごとに微妙に違う振り方をしていたのが直り、練習毎の上達幅が増えた、と聞いていた 私の九州人の体格(手が短い)を考えると、変な癖がつく前にきちんと自分の体型にあった クラブを買うべきだろうと考えていました。 そこで、どうにかしてPINGを安く買えないか、色々探していたところ、 なんと、こんなサイトを発見してしまいました。 Pinemeadow社 最初3文字までぱくりながら「PINGのクローン」ゴルフクラブセットを開発して売っていて、 なんと昨年のPINGのベストセラー「G10」を、そのままコピーした「ZR1」という商品を揃えていました。 しかも、Golf Club Clones vs Brandsというページに 「我々はCompaqのPCのように、偽物ではなく”クローン商品”を法律の範囲内で作っており、 PINGやTaylormadeといったブランド名で金を取りすぎている企業よりも、 顧客により付加価値を出すことを使命としている」 と開き直って説明していたり、 何故か私がチェックしていた数日後に、ZR1の5番ウッドが商品ラインナップから消えていたり、 と、怪しさ満載の企業なのですが、下記の理由で、潰れちゃう前にに思い切って買ってみることにしました。 ・ 初心者のゴルフクラブ選びに対するいくつかの考察 という、googleでかなり上位にヒットするサイトで絶賛されていた ・ 他のウェブサイトによるユーザーからのクラブ評価コメントであまり悪い評価がされていない ・ まだ日本語のWebで一切紹介されていないので、最初のユーザーになれるかも! 早速、妻に自分の身長や手の長さなどなどを測ってもらい、 コーチの前で試し打ちをする代わりに、自分のクラブごとの飛距離やハンデ、 年齢などの情報を入力すると、自動的に最適な組み合わせのクラブが オーダーメードされました。 ちなみに、手の長さや飛距離など、色々パラメータをいじって結果を見てみたところ、 PINGに比べて、調整できるスケールの細かさは、半分くらい (PINGなら、1/4インチ単位で調整できる部分が、Pinemeadowは1/2インチ単位) になっているようで、まあこれは致し方ないと。 そして、PINGも「月曜日にオーダーすると、その週末にプレーできます」という サプライチェーンのよさを謳っていますが、Pinemeadowも負けじと 「受注後2日以内で製造し、出荷します」。 実際、私はクレジットカードの住所入力ミスがあり1週間ロスしたことを除けば、 2日で出荷通知が来て、UPSで3営業日の、トータル5日で手元に届きました。 全て試し打ちして不良品がないことを確認後、古いクラブを $30で同期のマレーシア人に売ることにも成功しました。 私が買ったのは、上記「初心者のゴルフクラブ選び」のWebに書かれているセット そのままで、かつ全てチタン&グラファイトで、グリップ以外は一番高い組み合わせにしました。 それでも、下記全てで送料込み$525。 (下記全て、左がPinemeadow、右が$30で買った中古セット) ・ ZR1 460cc 10.5deg チタンドライバー グラファイトシャフト ・ ZR1 3W(写真なし) ・ ZR1 ハイブリッドセット - ハイブリッドクラブ 3W,4W,5W - アイアン 6-9I, PW, SW ・ M-4 Putter ・ Pinemeadow 3脚つきバッグ ・ クラブヘッドカバー (Woodsとハイブリッドクラブ全て分) 使ってみた成果ですが、今のところ確かに、チタンヘッドのせいか、グラファイトのせいか、 同じクラブで10-20yほど飛距離が違うようです。 また、ドライバーは真ん中に当てなくても何故かまっすぐ飛んでくれてしまう、ような感じがします。 アメリカに来て、家のどの家具よりも高い買い物となってしまいましたが、 PINGのフルセットが半額以下の5万円少々で買えた、と考えれば、 あとは練習あるのみです。 他の日本人MBA同期は明日韓国人と対抗戦に出るようなので、 私も早く混じれるように頑張ってみることにします。
by golden_bear
| 2008-10-19 22:08
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