A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
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IBD体験記(16:完) 携行品とおみやげリスト

ついに本ブログにおけるザンビアのIBD体験記も最終回を迎えました。IBDのカテゴリーをクリックしたときに、この記事が一番最初目に入ることを考慮し、最後に実用的な内容を持ってきました。ザンビアに限らず、IBDや旅行で開発途上国に行くときに、物理的に何を持っていき、何を持って帰るべきか、という話を、私の事例を基に反芻してみます。

携行品について

毎年やってる授業なので、ある程度ガイドやマニュアルのようなものが配られるのか、と思いきや、予防接種(「ザンビア行きに必要な予防接種とは:IBD体験記(2)」に記載)以外は、全くなし。「特にビザに関しては、去年同じ国に行ったチームに聞いておくと良い」、と言われるだけで、ここから自分達で考えろ、というスタンスでした。今思うと、このオーガナイズされなさっぷりがバークレーっぽい、という側面もありますが、確かに毎年行く国やプロジェクトが全く違う中で、下手に「これ持っていけば大丈夫」と言って、大丈夫でなかった場合に訴えられるリスクがあることを考えれば、教授/大学側の対応としては妥当な気もします。

で、我々のチームが取った策は、下記2つ
(1) Google Docsの活用: マネージャー役を買って出てくれた中国人が、まず自分が持っていくもの、全員に持ってきてほしいものを、Google Docs上に書き並べていきました。他のメンバーは、それを見ながら修正したり、交渉したりしながら埋めていきました。
(2) 去年のメンバーに聞く: 直前に昨年ザンビアに行ったメンバーに「どんなガイドブックが良いか」など、色々と聞き込みました。しかし、時期的には卒業式直後で皆旅行等でいなかったため、これは早めにやったほうが良かったです。

下記に、今Google Docsに残っていたものを、そのまま、担当のみ日本語にして、書き並べてみます。
1 Print VISA and bring VISA fees 全員
2 Voice Recorder メンバー1
3 4 copies of passports 全員
4 Kids Wipes 全員
5 Deet min 35% - Ultrathon 全員
6 Iodine/Chlorine Water Purification Pills メンバー2
7 Electrolyte powder - anti-diorrheal mix メンバー2
8 Print Insurance Info 全員
9 Vaccination Card 全員
10 Camera and charger 全員
11 Power converter pin 全員、メンバー3は12VDCも
12 LED Light メンバー1とメンバー3
13 Business cards 全員
14 Ibuprofen 全員
15 Tylenol 全員
16 Imodium - diarreah 全員
17 Pepto Bismol 全員
18 Take malaria pill in London Airport 全員
19 Back-up your laptops 全員
20 Ipod 全員
21 Buy a big map of Zambia when in Lusaka 全員
22 Swiss knife メンバー1
23 Print papers メンバ―3
24 Cash US$ 600 -> 300 for USD, 300 for Zambian currency 全員

やはり薬系が多いのですが、Deet min 35%(虫よけスプレー)とかLED Lightとかは、普通の薬局では売っておらず、キャンプ/アウトドア用品の専門店で買うことになります。が、最初どこに行けばよいのか全く分からず。日本なら東急ハンズにでも行けば手に入るのですが、そんな便利なものアメリカにはない。とりあえずYelpやYellow Pageで調べるのですが、実際車で行ってみると寝袋とテントだけの専門店だったりとかで、全然ヒットしない。やっとのことで見つけた、何でもそろう店は、バークレー周辺では下記でした。

REI
1338 San Pablo Ave., Berkeley, CA, United States

こうして、チームで何を持ってくるか、というところは共有したのですが、みんな家族がいるメンバーでしたので、奥様がそれぞれ気を使って個人装備としてさらにいろいろ持たせていました。例えば、中国人のメンバーは、カップラーメンと缶詰、漢方薬、蚊取りマットを持ってきていたし、インド人のメンバーは子供と毎日SkypeするためにWebカメラ、パキスタン人は、イスラム教徒向けの装備や食べ物と、トランプなどのゲーム類を持っていました。私が妻と相談して持って行ったものと、その顛末は、下記です。

- 蚊取り線香: 妻の母に日本から取り寄せてもらいました。(日本でも今時手に入りにくかったとか)。これ、結構効果もあり、特に夜に電気が使えない所では、とても重宝し、チームメンバーにとても喜ばれました。
- 蚊帳: 上記のREIで一番安いネットを$20で購入。実際にはホテルやロッジに備え付けのところも多く、また都市部では無くても問題ありませんでした。が、あっても良いかもです
- 非常食: 缶詰とキットカットなどを持っていきました。予想外にザンビアの食事はどこも美味だったので、あまり使う機会もなく。しかし、サファリに行ったとき、「食料は全て捨てておくこと:野生動物があなたのテントを襲いに来ます」、との注意書きがあったため、その日のうちに全部食べ切ることになりました。
- 水: 2lのペットボトルを2つほど。飛行機に長時間乗りましたが、割れずに済みました。2日目に水は買い込んだため、初日には重宝しました。

このほか、ザンビア向けの電源プラグ変換機は、日本でもアメリカでも買えなかったので、途中ロンドンの空港で買いました。Fujifilm製が大々的に売っていて、びっくりしました。

1つだけ、持っていかなかったもので後悔しているのが、一眼レフカメラ。アフリカのサファリになんて持って行ってぶっ壊れたらやだなあ、と思い、今回は安物のコンパクトデジカメを持って行ったのですが、よく考えてカメラがそんなに簡単に壊れるわけもなく、一生に一度の美しい景色がたくさん見られたこともあり、絶対に一眼レフにしておくべきでした。

お土産について

ザンビアで土産を買うとすると、(1)ビクトリアの滝があるリビングストーンやサファリなどの観光地の土産物屋、(2)ショッピングモール、(3)空港、の3つくらいです。おすすめは、(1)と(2)なのですが、その理由は、(3)の空港だと、あまり店がそろっていないこと、高いこと、および、荷物に入れるタイミングがなく途中経由地の空港でめんどくさいことがおこることです。具体的には、下記4つの写真が、ザンビアの首都ルサカにあるルサカ空港の土産物屋の様子です。
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ここで、私は、試飲して気に入った"AFRIKOKO"という、ザンビア産のココナッツミルクのお酒(カルーア・ミルクの原液に近い)を買って、下記のように手荷物に入れていました。一応、売店のおばちゃんには、「こんなものを手荷物で持って大丈夫か」と聞いたら、「全然大丈夫だよ」、と言っていた。これはもちろん愚問で、大丈夫でないものを売るわけはないし、仮に世界のどこかでだめでも、そんな情報このおばちゃんには伝わるわけがない。まあ何かあったらその場で捨てればいいか、と思い、下記のように鞄に入れて乗り込みます。
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南アフリカの空港では、全然検問にも引っかからず、素通りできました。ところが予想通り、ロンドンのヒースロー空港では、「手荷物で液体を持ち込み禁止」と言われ、引っかかってしまう。そこで、「お前のパスポートは、日本のものだから、ビザなしで空港に出れる。だから、一度外に出て、この瓶を荷物として追加で預けて、また入れば大丈夫」と言われました。この時も、日本人で良かったと思う瞬間でした。

VirginからUnitedの乗継でもあり、乗継時間が3時間しかなかったので、大丈夫かとも思いつつ、とりあえずやるだけやってみる。上記のバッグに靴下とかありったけのクッションになりそうなものを入れ込み、お酒の瓶をガードする。元から入っていたPCなどは、クレジットカードが使える売店をやっとのことで探し出し、水と雑誌を買って、もらったビニール袋の中に移し替える。こうして一度空港の外に出て、Unitedのチェックインカウンターで何事もなかったように「この荷物もお願いします」と頼んだら、大丈夫でした。最後、サンフランシスコの空港におりついた時、割れてない状態でAFRIKOKOが届いていたときには、感動しました。この税関も、問題なく通過できました。

他にお土産として持って帰ってきたものの写真です。
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図の左上は、子供向けの身長計で、キリンをはじめ動物の絵が描かれています。左下のCDの隣には、子供向けの絵本。ザンビアにいるときに友人に赤ちゃんが生まれたと知り、お土産にしました。中央下段はザンビア特産のコーヒー。インタビュー中にもらったものです。右上はクライアントさんが手作りして売ってた商品を買ったもの。右下の各種置物はビクトリアの滝でさんざん交渉していっぱいおまけしてもらったものです。

特にお気に入りは、下記です。
- 2枚のCD。リズム感が良く、ザンビアを思い出すことはもちろん、普通に聴いても良いです。
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- 栓抜き。木にボルトを刺しただけですが、ビールくらいは開けられます。
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- ゾウのフンから作った紙による、サファリの動物図鑑
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これにて、ザンビア編は完結となります。書き終えた印象としてはまず、当たり前ですが、「MBA学生と社会人とでは、時間の進み方がその方向を含めて全然違う」、と改めて実感しています。まだIBDに関して書ききれていなかった分の連載を「IBD体験記(8) プロジェクト(1)ザンビアの有機綿花産業」から始めようと決めたのが、2010年6月下旬。したがって、既にネタがある記事を高々9つ書くために、5か月以上の時間がかかったことになります。MBA中も色々と忙しかったとはいえ、ネタを考えながら月平均7-8本書いていたことを考えれば、社会人になって執筆活動の時間的余裕が、5分の1以下に減ったことになります。

また、そもそもザンビアプロジェクト後にすぐ書けなかった理由が、直後にインターンが始まって仕事で余裕がなかったこと。さらに、その後2年生になると新しく書きたいことが毎日のように降ってきたからでもあります。一方、社会人に戻ると、毎日面白い事象が自分に降りかかってくるという意味ではMBA時代と変わらないのですが、その内容は仮に公にできたとしてもしたくない類のものがほとんどです。もう記憶からやや薄れかかっているこのザンビアの状況を、写真を見ながら思い出すたびに、MBAの「非日常」な2年間で、仕事をしている間には絶対に得られなかった思考回路や感情の、引き出しの数と奥行きを得ていたのだ、と改めて思うのです。

ブログ全体としては、あと2つアップすることで、完結となります。できれば2010年内に完結できるように、頑張ってみます。
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by golden_bear | 2010-12-05 01:37 | IBD(ザンビアプロジェクト)
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