A Golden Bearの足跡


UC Berkeley Haas School (MBA) における、2年間の学生生活の記録です。
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孫正義氏のUCバークレー学生生活秘話

UCバークレー卒業生の孫正義氏が、2010年3月29日に東京国際フォーラムで行われた来年新卒採用の学生向け講演会にて、2時間以上に亘って行われた演説の、前半40分程度が孫正義氏ご自身の大学生時代の話でした。この動画がWeb上に期間限定(4月5日まで)で公開されているようですので、下記にリンクと共に紹介させていただきます。

USTREAMによる動画(2010年4月5日まで公開)→終了

高校を辞めてアメリカに行きたくなったきっかけ、その初志貫徹の仕方、入学以降の誰にも負けない勉強姿勢、UCバークレーという場所の「使い倒し」方、そして20歳以降一度もぶれない人生の「志」、「登る山」の設計と、スピーチ内容の一つ一つが心に染み渡り、妻と2人で40分間、食い入るように鑑賞。この続きも聞きたくなって、結局映画を1本見る感じで(中国語の宿題やりながら)2時間バージョンを聴き通してしまいました。

こちらに要約してテキストに書き下ろしたものがあるようなので、そのリンクも貼っておきます。
孫正義、【志】を語る。「孫正義 LIVE 2011」書き起こし(その1)
実際のスピーチで見たほうが全然迫力があると思いますが、期間限定かつ長いため、見れなかった方はこちらをどうぞ。

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ここからは余談ですが、見て個人的に思ったことを2つ

○ 住む場所が人の属性に大きく影響を与える
孫氏が私のルーツがある九州の言葉で、私が今住んでいるバークレーについて語ったことで、ものすごい親近感とビジュアルイメージが沸く。ABCのインド・フォーラムの記事で、「インドで物が売れるかどうかは、各地方独特の方言が通じるかどうかが大きく影響する」と書きましたが、それを自ら感じることになりました。また、本当かよ、と思うような内容でも、本当にその通りやってる学生が一杯まわりに居ることから非常に納得でき、内容そのものの良さが何倍も増幅されて聞こえる。こうして、私自身もこのバークレーの環境で2年間学べた、という、一生切り離せない貴重な経験を、今後の人生に生かして生きたい、と強く思いました。(このとき妻には、「食事のときに私の作った料理に集中していない所だけは、孫さんとそっくりだね」、と言われてしまいましたが、、、)

○ 米国の大学(学部)に留学する意義
2週間前にシリコンバレーで行われたKeizai Societyの講演会、Three Scenarios for Japan's Global Futureの中でも、ハーバード大学(学部)の日本人学生が合計で1桁ということが指摘されていました。また、3/6(土)にバークレーで開催したスタンフォード大学との日本人学生交流会JGRB-SJAにおいても、スタンフォードの日本人学部生は、ハーバードと同様、殆どいないという話を聞きました。

UCバークレーに関しては、もともとアジア人が全体の4割以上を占め、コミュニティー・カレッジ経由での入学可能、ということも関係しているのか、ハーバードやスタンフォードに比べれば、数~十数倍の日本人学部生がいそうな感じです。それでも、まだまだ増加の一途をたどる中国人や韓国人留学生数に比べると、絶対数も勢いも衰えている、という公開データを友人に教えていただきました。
(図: UCバークレー学部生の国籍別推移。ソース:UC Berkeley International House資料)
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こういう話やデータがあっても、他の文脈がなければ良し悪しも不明な上、自分にどうすることも出来ないため、ふーん、と思うだけだったのですが、本日孫正義氏のバークレー学生生活を聞き、改めて2つのことを強く意識しました。

- 「数ではなく、質の問題」:
韓国人がいつの間にか日本人の十倍になっていようと、結局孫正義氏のような人が1人生まれるかどうかの方が重要。そもそも、孫氏の時代に似たような考えを持った日本人留学生が、今と同じ数の数十人もいたかどうかも判らない。従って、数の問題ではなく、個人がどれだけがむしゃらに頑張って質をあげられるかが重要。こう考えれば、私もあと2ヶ月、がむしゃらに質を高めて生きたい、とやる気が出てきた。

また、「質」が指す方向性についても、孫正義氏が最初の起業時の心情を、「日本人の中に1人くらい変人が居ても良いと思った」といった話を、どこかのビジネス雑誌に書いていたことを思い出す。そもそも奇人・変人が多いバークレーという場所が孫氏に何らかの影響を与えたかどうかは不明だが、私も人と違う道で堂々と価値を出せるようになりたい、と思う。

 - 「米国の大学は、改めて凄い場所」:
個人の資質を高めて世の中に価値を生み出す場所としての、米国大学のシステムの優れた点を思い出す。もちろんシリコンバレーと密接な関係にあり起業しやすい、という側面や、バークレーが東海岸のアイビーリーグに対抗して実学重視の大学(州立の公共性&工学部に優れる歴史に垣間見れる)である、という面も、孫氏のスピーチと併せて当然想起される。しかしさらに今回別の視点から感じたこととして、今学部生と一緒に受けている中国語の授業があります。理系/文系・大学院/学部問わず、受講生の皆様の頭の回転の速さはもちろん、多くの方は「この中国語は一番楽な授業」という感想で、毎晩深夜まで専攻の勉学や研究に取り組む姿を見ると、落ちこぼれの私からは敬意を表したくなります。このように研究機関に加え人材育成機関としての米国の大学の凄さを思い知るとともに、こんな中だからこそ、スピーチに出てきた孫氏の大学生としてのモーレツな学習態度が生まれたのだ、と納得です。
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by golden_bear | 2010-03-31 14:20 | 学校以外のイベント
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